クトゥルフ神話関係で読みやすい話ってある?

正直な話、クトゥルフ神話関係の本は僕は読みにくいです。非常に難しい。

なんですが、読んでみると「おもしろい!」ってものもやはりあります。
特にクトゥルフ神話TRPGから、クトゥルフ神話の物語を読んだ際、「あ、この神話生物聞いたことある!」となるものも結構あります。

というわけで、今回は自分なりに読みやすい本を紹介しますが、完全主観ですし、こんなのは好みです。

なので、この記事をざっと読んでみて、ひっかかったものがあれば、是非お手に取って欲しいなと思います。

読んだ物語が増えれば増えるほど、この記事はアップデートされていきます。

基準としては、『主人公が最初からクトゥルフ神話についてしっていない』が基本的な条件です。
『クトゥルフ神話技能高い系主人公が主役』だと、魔導書の名前や専門用語が劇中に飛び交い、結構混乱するからです。

それでは紹介しますが、ネタバレが嫌な人はご注意を!

インスマウスの影

ちょっとした好奇心で、不気味な噂が付きまとう寂れた漁村に行く主人公、しかし知れば知るほど名状しがたい恐怖その身に侵食していく……
「もう帰ろう」と思ったが……

という話ですが、漫画、映画、テレビドラマなど有名すぎる作品ですし、話としても、ミステリー、探索、不気味な町インスマウスの丁寧な描写など、非常に完成度が高いホラー味の強い作品です。

クトゥルフの呼び声

僕の大叔父が死亡した。
大叔父はブラウン大学の名誉教授だった。みんなはよくある事故死(人と衝突した)と思ったが僕には納得がいかなかった。
大叔父の遺品や書類を整理していると、不気味な粘土板を発見する。奇妙な文字とタコと龍の画像がある。それに加え『クトゥルフ教のこと』と書かれているノートや新聞の切り抜きがあった。

この作品は、全体的に派手!

最初は叔父の死の真相を探るところから始まるのですが、各地で発生していた様々な事件が絡み合い、最終的に邪神すらも登場します。

ここまでしっかりと邪神が大暴れする作品って中々見ないので、すごい気持ちいいですね。

エーリッヒツァンの音楽

地図を何枚拡げても、僕が昔住んでいた『オーゼイユ街』という街の名前は見つからなかったし、不思議なことに、あの街の行き方はおろか、方角さえも思い出せなかった。
おかしな話だ。貧乏な大学生活をおくり、エーリーッヒ・ツァンに出会った街なのに……。

非常に大好きです。
14ページで短いのですが、それだけに、ラヴクラフト特有の歴史や細かい情報などは一切なく、『上の階のやつはいったいなんなんだ……?』というところだけに焦点を置いているのが非常に読みやすいです。

無人の家から発見された手記

あいつらが家の中を取り囲んでいる。家が揺れている。
あいつらがぼくをつかまえにくるんだ。

ラヴクラフト作品ではないですが、凄く怖かったです。

まず、主人公が12歳で、その子の地の文で構成されています。

自分の家の周りが徐々に浸食されていく様子を丁寧に書いていてそれが本当に不気味でしかない。

なにより上手いのが、物語の節々に少しの希望を入れ込んでから絶望に落とすのが書き方として上手いなって思いました。
後味の悪さが、非常に心に残る作品です。
そして、主人公が子供だから、なにより読みやすい! これ本当に大事!

【まとめ】

漫画化しているものもあるので、漫画で読んでも問題ないのですが、文章ならではの表現もあるので、そういったものを感じ取っていただければ嬉しいです。
特に、無人の家から発見された手記は、文章じゃないと難しいんじゃないですかね(地の文とイラストならいけそうですが)

あと、単純に小説のほうがコスパはいいです!

==ルールブック==

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