ゲームマスターに必要なものってなに?-準備編ー

2023年12月20日

自分がゲームマスターとなって、TRPGイベントを開きたい!って思う時が来るでしょう。
TRPGをプレイする場所はあるけどなにをどうしたらいいか? 必要な道具やシナリオがあるけど後はなにをしたらいいのか?

そういう時に、なにが必要なのか? と言うのを自分の反省もかねて紹介しますが、あくまでも感覚は人によって違うので、参考程度に見ていただけたら幸いです。

※クトゥルフ神話TRPGではゲームマスターのことをKP(キーパー)と言うのですが、わかりやすくここではゲームマスターとするのと、オンラインではなく、オフライン基準での話をします。

心許せる友達

もうコレいたら勝ちです。

当ブログでも何回も紹介しているのですが、TRPGは「なにが必要か? なにをやるのか?」ではなく「誰が必要か? 誰とやるのか?」だと思っているので、これがいたらもう何も必要ないです。

と言ったら、話が終わってしまうのと、心許せる友達を作るのはとても大変なので、このチートアイテムがいない前提で話をしていきます。

ルールブック

1、2回プレイヤーでやるなら別にいいと思うかもしれませんが、やっぱりゲームマスターをやる以上必要です。

オラの村は不作で貧乏で1円すらない状況だけど、どうしても仲間内でクトゥルフやりたいの」とかいう場合は仕方ないかもしれませんが、そうじゃない場合でゲームマスターとしてTRPGをやる場合は、買ってほしいです。

解説ブログを書いてる身分でこういうこと言うのもどうかと思いますが、こんなブログより、基本ルールブックの方が奥が深いです。マジ深淵ですよ。

なんか「買うの嫌だから動画とかネットで見た知識で始めればいいや」の精神ではやってほしくないです。

別に基本ルールブック買って全部覚えろって話じゃないんです。でも、ゲームマスターやりたいってことはよっぽどそのTRPGを好きだと思うのです。だからせめて、基本ルールブックぐらいは買ってほしいのです。今こそ愛が試される時だと思います。いあいあ!

で、実際のところ、基本ルールブックは裏切りません。僕はこれで8年近く遊んでいるので嘘ではないです。

基本ルールブックあれば、たとえ知識が間違っていても、間違っている場所をお互いに確認しあえるしね。

クトゥルフ神話TRPG6版と7版の違いってなに?

基本ルールの把握

先ほど、ルールを全部覚えなくてもいいって話はしましたが、基本ルールぐらいはやはり覚えておいてほしいです。

プレイヤー「すいません。キャラクターってどうやって作るのですか?」
ゲームマスター「知りません!」

プレイヤー「この判定ってどうするんですか?」
ゲームマスター「わかりません!」

プレイヤー「このステータスって_」
ゲームマスター「質問しないでください!」

みたいな感じだと話になりませんよね。もちろん、心許せる友達同士だと、一緒に調べればいいのですが初対面同士だとトラブルの元になります。なので、ルールブック買ったけど、全然読んでないだと、ただのコレクションになってしまうので、そこはしっかりと自分でキャラクターなどを作ったりして、把握してほしいです。僕も勉強します。

特に、TRPG動画などで広まっているルールが間違っている場合があります。
なので、動画で使われているルールが正しいのかどうかも確認する意味で基本ルールブックを見てほしいです。

時間配分

自分のシナリオが何時間で終わるのかを把握してほしいです。

めんどくさがって「そんなの知らねえよ馬鹿」ってゲームマスターが思う分にはまだ良いのかもしれませんが、それに付き合うプレイヤーはたまったものではありません。

別に正確じゃなくていいです。TRPGですから、時間が押すこともあるかもしれませんが、プレイヤーに2時間で終わると伝えて、実際は8時間かかったとかだと問題があります。

なので、『時間がわかんない』はやめましょうってやつですね。友達同士とかならいいけど、初対面人同士なら予定があるわけですし、こういう言い方したくないけど、実際TRPGを開始したときに、その空間がつまらない場合『あと何時間で終わるかわからない』ってのはプレイヤーはかなりの苦痛だったりします。

僕も結構、時間が30分とか押してしまうことがよくあるので反省します……。

ゲームバランス

やはりワンサイドゲームより、多少ハラハラした方が楽しめるかなと思います。

なので、そのシナリオはその人数で大丈夫なのか? その装備で大丈夫なのか?ってのを今一度考えてほしいです。

まあ、こればっかしは、予想外の展開がおきた方が面白いってのもTRPGの醍醐味なので(ラスボスが瞬殺されたり、変なところで苦戦したり)なんとも言えないのですが、流石に、プレイヤーが5人程度が理想のシナリオなのに、それを把握してないので「プレイヤーは30人でも良いですよー」ってなるとおかしい話になっちゃいますよね。

クトゥルフをプレイするときの理想のプレイヤー数って何人?

ギミック

音楽とか小道具とか、その世界観が彩られたりして楽しいです。
ただ手間がかかったり、お金がかかるのでやりたかったらやるぐらいの気持ちをオススメします。

あと、僕自身も時々やってしまうのですが、ギミックを使うことを夢中になって、その場にいるプレイヤーと向き合うのを忘れてしまったりします。
これは良くないですね。ギミックが大事ではなく、人と人で遊ぶのが大事なのです。

まとめ

細かくわけるともっと必要なものはたくさんあるのですが、ざっくりと紹介するとこんな感じです。

ただこれは、僕の個人的な意見なのですが、『自分の世界観を押し付けたい』とか、『ゲームマスターでプレイヤーを蹂躙したいからゲームマスターをやりたい』
んじゃなくて、みんなと楽しい時間を過ごしたいからゲームマスターをやってほしいのです。

確かにTRPGはビジネス的なチームワークにも使えるし、コミュニケーションツールとしても最適だと思います。でも、やっぱり根本は遊びなんですよね。
学びの気持ちでやるのも全然ありなのですが、やっぱり、楽しもうとか、楽しませたいって思う気持ちを忘れてほしくないです。

そういう気持ちって結構伝わるんじゃないかなぁって青臭いこと思ったりする今日この頃です。

んなわけで、今回は【準備編】だったので、次回は【実践編】を載せたいと思います!→ゲームマスターに必要なものってなに?-実践編-

==ルールブック==

もし、クトゥルフ神話TRPGをやってみたいと思ったら↓↓↓

スポンサーリンク