クトゥルフの呼び声TRPG(ホビージャパンBOX版)を紹介!-TRPGグッズその8
今回は番外編と言うことで、今まで買ったTRPGのグッズの一部を紹介します
紹介する基準は、TRPGに使えそうな物、TRPGの世界観をイメージして作られたグッズ、そのどちらも紹介していきます。
今回紹介するのは1986年にホビージャパンから発売された『クトゥルフの呼び声』です。日本で初めてのクトゥルフ神話TRPGです。
今、現在日本ではクトゥルフ神話TRPGと呼ばれる(6版)や新クトゥルフ神話TRPG(7版)が活躍していると思うのですが、それ等の土台になったルールブックと言ってもいいのではないでしょうか。
この『クトゥルフの呼び声』は、日本で初めて発売されたルールブックです。海外では2番目に作られたものらしいのですが、3番目のルールも加えらえているようです(ここでは2版と呼びます)
風の噂によると、『凄く死にやすい!』、『6版、7版が可愛く見える』とのことなのですが、正直僕は、やったこともなければ、この時代を生きた探索者ではないのでまったくわかりません。
いつかやってみた時に、レビューを載せます。
では、箱の中身がどんなのかを軽く紹介し、6版と比較して「ここ面白いな」って思ったのも紹介します。
全体的に言えるの、当たり前ですがルールは6版と近いです。ですが、2版は、2版で独自の文化があります。
※実際に遊んでみました↓
クトゥルフの呼び声(ホビージャパン版)プレイしました キャラクター制作編
クトゥルフの呼び声(ホビージャパン版)プレイしました プレイ編
【はじめに】
ゲームの目的やルールが書かれています。
『ゲームの目的をクリア、世界の破滅を防ぐためなら探索者一人の死など大したことなどない(これは7版でも同じことを言っています)』、『高い死亡率をもつゲームですから、プレイヤーはキャラクターに深い思い入れを持たない方がいいでしょう』
と書いてあって、笑いました。クトゥルフは『SAN値ピンチ』や『絶望感』とか言われますが、昔からみたいですね。
【探索者の創造】
キャラクターの作り方が載っています。作り方のルールは6版と変わらないのですが、6版では職業技能のポイントがEDU×20、個人的興味のポイントがINT×10になっているのですが、この2版では職業技能のポイントがEDU×15、個人的興味のポイントがINT×5になり、割り振れるポイントが少なくなっていて、中々にハードモードだなと思いました。
そして、探索者の職業も6版では、28種類あるのですが、この2版では9種類しかありません。このレトロゲームっぽい、システムのコンパクトさが凄くゾクゾクします。
【ゲームシステム】
敵から現在耐久力の半分以上のダメージを受けた時に、気絶するかどうかの判定を行うのですが、6版では1d100を振って、CON×5より上が出れば気絶するのですが、2版は1d20を使って、CONより上が出れば気絶するというルールになっていました。
あと、技能もちょこちょこ違うのですが、一番面白かったのは『歌唱』という技能があって、この技能は、『いい歌を歌って、聴き手を楽しく、幸福な気分にさせることができる』というのが、素敵な技能だと思いました。
【神々の説明】
6版と名前が微妙に違う物があります。『イゴーロナク』が、『イゴールナク』だったり、『飛行するポリプ』が、『盲目のもの』だったり(クトゥルフ神話的には神々や神話生物は色々な言い方があるので間違いではないと思いますが)
ただ、6版と違って、絵が少ないので、6版と比べるとあまりワクワクはしません(ごめんなさい)。ただ、シルエットだったり、フィギュアのようなものを貼ってあり、手作り感は凄い好きです。
あと、キャラシ(キャラクターシート)の例で、絵やステータスなどが手書きで書いてあったりと、ほっこりします。
【その他】
他にも呪文やゲームの進め方がこのルールブックには載っています(全81ページ)。
ルールブックの他に、1920年代に関する資料(全32ページ)には、その当時の歴史上の人物や、年表、当時の文化などが載っています。
そして、何故か、動物や怪物なども紹介していますが、動物のことを『けだもの』と書いてあるのが面白かったです。
シナリオ集には、7つのシナリオが入っていてワクワクします(全52ページ)、他に付属されているのは、世界地図、キャラクターシート、フィギュアシート、ダイスが入っていて、バラエティ豊かなセットになっています。
【まとめ】
いい意味であっさりしていてわかりやすいです。6版のページ数が367ページ、7版のページ数が432ページ、それに比べて、2版はルールブック、シナリオ集、1920代の資料集、合わせて165ページなので、半分にも満たないです。
まあ、だからと言ってオススメはしませんよ!
やはり2版は入手が難しいし、ページ数が多ければ多いで、それはそれでシステムにボリュームがあると思います。
あと、2版から現在の7版まで、クトゥルフの目的が「楽しむことが大事だよ。それを忘れないでね」と書いてあるのが、凄く素敵でした。
以上! クトゥルフの呼び声の紹介でした! 色々書きたいことはあるのですが、レトロ感が非常に本当にかっこいい! 箱の表紙が凄い好きです!
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