クトゥルフの呼び声(ホビージャパン版)プレイしました プレイ編

2023年12月24日

はい! そんなわけで、前回(クトゥルフの呼び声(ホビージャパン版)プレイしました~キャラクター制作編~)の続きで今度は、クトゥルフの呼び声を実際にプレイした感想を書きますので、良かったら見てくださいね。

縛りを入れてみる

では、前回も説明しましたが、今回プレイするにあたってのルール。

クトゥルフの呼び声のセットにあるものだけをできる限り使う

当イベントの使っているプロジェクター、キャラコマ、アイテムカードなどは使わずに、紙とペンと喋りだけの当たり前のスタイルでやる

できる限り書かれている情報以外はアドリブしない

プレイヤーが提案するとかなら大丈夫だが、ゲームマスター側はシナリオやルールブックに書かれている情報以外をつけ足さない。
あえてアドリブをしないスタイルでやりました。

2版の公式シナリオをやり、その後に6版で同じシナリオをプレイ

今回2版にも6版にも同じ内容のシナリオがあったので、やってみて比較することにしました。

プレイをしてみた感想

あくまでもプレイしてみた感想なので、シナリオ自体はザックリとしか解説しませんので、気になる方はルールブックの購入をお勧めします。

シナリオがわかりにくい

今回、プレイ人数二人で、中々難易度が高い状態で遊びました。

シナリオのあらすじは、『ある館の怪事件を調査し、それを解決してほしい』というもの。

これが6版の同じシナリオなら……

・以前、館に住んでいた人間の話を聞く
・近所の人々に話を聞く
・図書館に行く

他様々な町の人達に情報を聞いてから、悪霊の館に向かいます。

これが2版なら、下調べなしの速攻で鉄砲玉のように悪霊の館に向かいます。
が! よおく、シナリオを見てみると最後の方に『手掛かり』という項目があり、6版のように町の人から情報が聞けますが、聞ける場所6版に比べて、かなり少ないです。

2版のシナリオは、ルールブックはシンプルなのですが、シナリオブックはお世辞にもわかりやすいとは言えないです。
他にも、元々は外国のゲームのせいなのか、そのまま訳したかのような文がたくさんあり、本当に「???」となります。
なので、もし2版のシナリオをやるときは、文字をノートやパソコンのメモ帳などに書き写し、そこから情報の順番を整理し、自分に読みやすい文に直した方がいいです。

それでも、わからないことがたくさんあります。
この2版のシナリオなら『以前、館に住んでいた夫婦はどこに行った?』、『この館の持ち主(悪霊)と仲が良かった神父がいたけど、現在どこにいるか?』などもそうですが、館の内装や外観もよくわかりません。
部屋を調べても、細かい内装の描写は書かずに、『何の部屋か』、『何の物があるか』だけ書いていて、余計な情報は出さないというシンプルなスタイルなのに、バスルームの情報になると『水の出は良くない』と、何故かそこだけ2回も強調します。

と、まぁ、難解ではあるのですが、2版のシナリオの文字を起こしてみて、なんだかんだで楽しかったです。
「これどういう意味だ?」ってのが、文字を書き起こしても、実際にプレイしても結構ありましたが、全員で首をひねりあって、想像で「多分、〇〇は〇〇なんだよ!」と話し合うのが凄い好きでした。

で、ここから面白いのが、2版のシナリオを終わった後に、6版の同じシナリオをやると、それらの謎が全て解決するのです。
2版でわからなかった『以前、館に住んでいた人間の行方(6版では会うことができる)』、『仲が良かった神父の行方』、『館の外観や内装などの描写』がはっきりとわかってきます。

言うなれば2版のシナリオは『謎編』で、この6版のシナリオは『解答編』なのです! 2つで1つのセットなのです! 嘘です!

以上。
まとめると、2版のシナリオブックはわかにくい場所があるので、一度書き起こしてから『わからない部分』をどうするべきか決めましょう。
全然、物語を自分でアレンジしても良いと思います。
自分は今回は謎の部分をアレンジせずに『書いてないからわからない』というスタイルにしました。これはこれで楽しかったです。ただ、見知った中だから楽しかったので、何も知らない初心者とやる場合は、オススメしないですけどね。

実際にゲームオーバーになりやすいのか?

2版の話を聞くと、よくあるのが『死にやすい』、『6版が温くみえる』、『SAN値ピンチ!』などの話を耳にします。

じゃあ、やってみてどうだったのかというと……現状、このシナリオでは何とも言えないです。

まず、SAN値が減ったかどうかの話なのですが、2版のこのシナリオに関して言うと、全然減ってないです。でも6版ではめちゃくちゃ減りました。
これは、単純に、2版でやった正気度ロール(通称SANチェック)の数値が低かったっとかじゃなくて、6版の方が、シナリオに書かれている部分で、正気度ロールをやる機会が多かったです(2版はラスボス戦ぐらいです)

もちろん、2版の他のシナリオではSAN値をゴリゴリ削るのかもしれませんが、現状ではこういう感じです。

じゃあ、2版は死亡しやすいという話ですが……まさかの6版の方で探索者が死亡しました。

ただ、これは運もあったかと思います。2版の方が6版に比べて、技能ポイントも少ないし、強力な武器、防具などはありません。ですが、6版では強力な武器を持ったがゆえに、操られて、味方の探索者を射殺しました。

あと、詳しくはネタバレになるので話しませんが、同じシナリオでもラスボスの能力が微妙に違ったりします。ラスボス戦は序盤だけで考えると6版の方が強力だったと感じています。

なので、今のところの結論としては、2版の不利かもしれないが、6版もそこまで難易度が下がったわけじゃない。死ぬときは死ぬ!

結論

2版は楽しい! 覚えることがかなり少ないのが楽です。
今回のシナリオも2ページですし、2時間ぐらいで終わります。ルールブックも軽いし、わからないことがあれば、すぐ調べられます。

もちろん、しっかりやろうとすると1920年代のことを把握し、シナリオに書いてないことも保管しなくてはいけないのですが、今回みたいに『ルールブックやシナリオブックにに書いていないことは、できるかぎりやらないスタイル』でやると、ゲームマスター側はかなり楽です。

ただ、その不便さを楽しめるのは、プレイヤーに企画の趣旨を理解してもらい、なおかつ、最近のクトゥルフの自由度がはんぱないのを楽しんでいるので、そのギャップのある2版を楽しめるというのがあります。

まあ、なんで、初心者にはオススメしません(というか入手も困難だと思うので)ただ、6版のクトゥルフ神話TRPGプレイした人には結構おススメですけどね。

なので買うことはそこまでオススメはしませんが、やる機会があったら是非やって欲しいです。以上レポっす! いあいあ!

==ルールブック==

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