クトゥルー2(暗黒神話体系シリーズ)を紹介ーTRPGグッズその18
今回は番外編と言うことで、今まで買ったTRPGグッズの一部を紹介します。
紹介する基準は、TRPGに使えそうな物、TRPGの世界観をイメージして作られたグッズ、そのどちらも紹介していきます。
今回紹介するのは青心社より『クトゥルー2(暗黒神話体系シリーズ)』です。
ラヴクラフト全集とは違い、ラヴクラフト含む、様々な作家による、クトゥルフ神話の話が書かれています。
が! 今回は1冊通して、1つの物語です。
では、今回もどんな話があるのかを、超ザックリ、ふわっとした感じで説明します。
ちょっとのネタバレもいらないって人は、ここから読まないことをオススメします。
今回の内容
【アンドルー・フェランの手記】
腕力あり有能だが、想像力にとぼしい青年を求む
という不思議な求人に私は興味を持ち、応募する。
だが、その出来事をきっかけに、不気味な博士との出会いや夢であり現実である怪異に遭遇していく。
クトゥルフやハスター、それに仕える者たちの説明をまとめており、非常に丁寧なクトゥルフ神話TRPGちっくな作品。
また、インスマスの不気味さや、狂信者たちの恐ろしさも書かれている。
【エイベル・キーンの書置】
ある日、私の下宿しているドアを開けた時、ローブを着た男が熟睡していた。
この男との出会いが私をインスマスへと向かいきっかけとなった。
『インスマスの影』の続編かのような話で、有名な場所や冒涜的な噂をインスマスで再び感じ取れます。
また、バイアクヘーがかなり登場し、完璧に主人公たちの味方と化します。かわいい。
【クレイボーン・ボイドの遺書】
悪名高い中国人地区で命をおとした大叔父。
生前手紙のやり取りをしていたが、パリからだされた謎めいた絵はがきにはこう書かれていた。
『異端信仰についての証拠を発見した場合、データをまとめてすぐに知らせてもらいたい』
クトゥルフの呼び声感があり、クトゥルフやインスマスを調べていく話です。
【ネイランド・コラムの記録】
夜、新しく執筆する小説の構想を錬ろうとし、いつのまにか眠りこんだところ、ノックの音がして思わず目を覚ました。
なんというか、全体の話通してですが、不思議な博士が選ばれし仲間を探すだけの4人目の話です。
バイアクヘー(ビヤーキー)やインスマスの話が健在です。
【ホーヴァス・ブレインの物語】
海図にはない島で行われた極秘実験についてここに記しておかなければかはない。
ついに最後の仲間登場。
最後の人物に事情を話し、ついに物語に幕は降ります。
【クトゥルフ神話の魔導書】
クトゥルフ神話に登場した魔導書を解説するのですが、実際に存在するものもあるような書かれ、入り乱れながら紹介されています。
結構な量で、僕の知識ではついていけませんでした!
【魔導書の力学】
ネクロノミコンはどうして生まれたのかについて解説されているページです。
ラヴクラフト含め、ネクロノミコンへの情熱が強いことで、まるで実在するかのようになっていく過程が興味深かったです。
【まとめ】
インスマスの内情やそれに立ち向かう方法など、クトゥルフ神話TRPGチックなシナリオに活かせそうなことが書いています。
主観ですが、クトゥルフ神話の世界観を謎めいた感じでラヴクラフトが描写するのに対して、ダーレスはより詳しく解説している風に感じます。
ただ楽しい人には申し訳ないですが、長い!
展開としては、新しい人を仲間にする→危機が訪れる→脱出するの繰り返しに感じてしまい、ラストも結構あっさりとしている部分にもう少しなにかアクセントが欲しいなと思ってしまいました。
ただ、ネットでは高評価なので、もしかしたらこの本を読んだあなたは冒涜的にハマるかもしれません。
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