永久的狂気ってなに?
以前、狂気ってなに?で狂気について書きましたが、今回はザックリと1個1個の狂気を説明するのと、クトゥルフ神話TRPG(6版)と新クトゥルフ神話TRPG(7版)を軽く比較します。
というわけで、今回は永久的狂気について解説します。
仮に、一時的狂気も、不定の狂気も回避できたとしても、できなかったとしても、SANチェック(正式名称は正気度ロール)をして、SAN値(正式名称は正気度ポイント)がゴリゴリ削れていけば、いつかはSAN値が0になります。
そういった時に、探索者永久的狂気に陥ります。
今回の内容
【6版での永久的狂気】
6版では、探索者のSAN値が0になった場合、1年、もしくは一生、狂気の状態が続き、長期入院が必要になり、そのキャラクターは、『恐らく』プレイには戻ってこれないと書かれています。
【7版での永久的狂気】
6版とほぼ変わらないのですが、『永久の治療不可能な狂気に陥り、プレイヤーキャラクターではなくなる』とはっきり書かれています。
【キャラクターの狂気の終了】
凄く短いですが、永久的狂気については以上です! とりあえず、ロスト(プレイキャラクターではなくなる)のは、ほぼ確定みたいです。
あとは6版、7版どちらにも言えるのですが、ゲームマスターは永久的狂気に陥ったキャラクターが、狂気が終わった後、どうなったかをしっかり考えても良いみたいです。
20代なのに、見た目が60近くで、毛髪も抜け落ち、変わり果てた姿で、辺境の地でひっそり暮らしていたり、幻覚に悩まされながらも、家族の介護で一生懸命、怯えながら暮らしていたり……と様々な創造をできます。
で、疑問なんですが、そこからプレイキャラクターとして復活しても良いのでしょうか? 7版では無理だと思うのですが、6版では奇跡的に復活しても良いのかもしれませんが、多分復活してもSAN値が残り5とかだと思うので、地獄しか待ってなさそうですね……。
【SAN値を回復させられないの?】
じゃあ、こんな感じで『狂気』って絶望しかなさそうな感じですが、SAN値を増加させる手段は色々あります。
シナリオの報酬や、技能の強化、怪物を撃退……他にも様々なことで起きたりします。
そんな感じで以上です! もっと詳しく知りたい方はルールブックの購入をオススメします。
以上で、永久的狂気について終わります。
悲しいことに、クトゥルフというのはかっこいいキャラを作っても、脇役なキャラを作っても、等しく、精神が崩壊してしまう可能性はあります。
必ず、かっこいい最後を迎えられるわけではありません。
しかし、そういう要素が世界の残酷さを強調し、怖さが引き立ちます(強いキャラが無残にも死んでしまうことで、強いシーンとなる)
そして、キャラクターが消えてしまっても、プレイヤー同士の中で、想い出が消えるわけではありませんし、次のキャラクターを作るときに、その想い出を引き継いでもいいわけです(前のキャラクターの親族や親友などにする)
そうやって、自分のキャラクターの物語を紡いでいくのも、クトゥルフの楽しみではないのかなと思っています。
キャラクターが消えてしまうのは悲しいですが、その最後をどう彩るかはあなた次第です。最後の最後までキャラクターはあなたと共にある! それがクトゥルフ神話TRPG!
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