一時的狂気ってなに?

2021年3月30日

以前、狂気ってなに?で狂気について書きましたが、今回はザックリと1個1個の狂気を説明するのと、クトゥルフ神話TRPG(6版)新クトゥルフ神話TRPG(7版)を軽く比較します。

というわけで、今回は一時的狂気について解説します。

【狂気を判定する】

人間生きていれば、ショックな出来事に遭遇することは何度もあると思います。好きな人に振られた、ゴキブリを見た、変質者に襲われた、心霊現象を体験した。

そういうことを体験した時に「あーもうだめだー(泣)」って人もいれば「大丈夫、俺はまだ耐えられる」って人もいます。

クトゥルフ神話TRPGでは、そのショックな出来事に対して、耐えられたかどうかの判定をします。巷ではSANチェックとか、SAN値チェックとか呼ばれているワードです。

で、ショックな出来事があった時に、1d100(100面ダイス)を振って、現在のSAN値より上が出たら、SANチェックが失敗となり、SAN値が減るのですが、1d100を振って、SAN値以下が出ても減る場合があります。
(もちろん、失敗した方が減少する値が大きくなる場合は多い)

詳しくはこちらの記事をどうぞ→SANチェックってなに

このSANチェックがクトゥルフ神話TRPGの代表的なシステムの1つです(正式名称はSANチェックではなく正気度ロール SAN値ではなく正気度ポイント)

【一時的狂気】

ここに山田権三郎というSAN値が50のキャラクターがいたとします。
その山田権三郎の目の前に2mの巨大なインコがいました。びっくりしてSANチェックをしました。
1d100を振って、ダイスの目が52でした。その場合、SANチェックは失敗し、SAN値が減少します。

どれくらいSAN値が減少するかは、ゲームマスターが『-1d6(6面ダイスを1回)』と決めました。ダイスを振ります。出目が5で、山田権三郎はSAN値が50→45になりました。

この瞬間、山田権三郎は1d100を振って、アイデアを振ります。
アイデア失敗なら「怖いけどよくわかんなかったなぁ」で済みますが、成功だと「あのインコは巨大な口ばしで僕の喉笛を切り裂くかもしれない。巨大な羽で僕の肋骨をへし折るかもしれない……」と物事を完璧に理解しようとします。

山田権三郎のアイデアは50です。1d100を振って、アイデア以下をだしてしまうと恐ろしいことがおきます。
普段はアイデアに成功すると、ひらめきやなにかしらの発想が思いつくのですが、このSANチェック失敗で、5以上の減少がでてしまった時に、逆にアイデアは成功しては駄目です!
ダイスを振ります! 出目が38だ! 残念、アイデアは成功してしまった! 山田権三郎は、目の前の巨大インコの恐ろしさを完璧に理解し、恐怖に屈してしまい、発狂します!

みたいな感じで、キャラクターが一度に5ポイント以上のSAN値が減少すると、一時的狂気になります(通称:発狂)

【6版の一時的狂気】

6版では一度に5以上のSAN値が減少すると、ルールブックに載っている一時狂気表というものを参考にして、狂気の症状を決めます(ヒステリーになったり、金切り声になったり)
そして、その症状が終わったら不安の症状は残るかもしれないという感じです。

【7版の一時的狂気】

一度に5以上SAN値が減少すると、一時的狂気になります。ここまでは6版と一緒です。
しかし、7版は一時的狂気になると、狂気の発作という、パニック症状が起きます(6版で言う狂気の症状)これは、6版と同じく基本的には、狂気表に従って決めます。

それとは別に、ゲームマスターとプレイヤーが相談して、探索者のキャラシのバックストーリーを修正したりしても良いです(『愛国心が強い』というだけのキャラだったのに『自分の国以外はすべて見下す』と思ってしまうとか)

更に、この狂気の発作が収まっても、一時的狂気が治まるわけではありません。パニックが収まっても、心は動揺しています。
そんな中で、またショックな出来事に遭遇し、SANチェックをして、1ポイントでもSAN値が減れば、また狂気の発作が起き、発狂します。

つまりは一時的狂気中は下手すれば発狂祭りになります。

 

以上、一時的狂気についてでした! 6版も7版も一時的狂気は、長くて数時間近くかかる場合もあります。

他にも、細かく書くと、面白いシステムはあるのですが、詳しく知りたい方はルールブックの購入をオススメします。

【どういう場合に減るか?】

で、クトゥルフ神話TRPGにおいて、SAN値ってどういう場合に減るかって話なんですが……基本的にはショックな状況になるとSANチェックになり、そのSANチェックに失敗すると減ります(成功しても減る場合はあります)

その他にも、呪文を習得する場合や、呪文を使う場合だとSANチェックなしで減る場合があります。そして、超自然の存在、神話生物と呼ばれる怪物や邪神と遭遇した時にもSANチェックはありますが、邪神の場合は、下手すればSAN値が1d100減ります。

ただ、ヒグマとかに遭遇してもSANチェックはおきません(ゲームマスターの判断で、SANチェックしてもいいですが)ただ、それはクトゥルフのシステム的にSANチェックは『絶望的な状況や命がけの状況』でするものではなくはなく、『不可思議な現象、理解が追い付かない恐怖』に対しておきるものなのかもしれません。

そんな感じで、次は不定の狂気についての紹介をしますのでよろしくお願いします。

==ルールブック==

6版はこちら

7版はこちら

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