クトゥルフで理想の探索者ってどんなの?

2021年3月30日

クトゥルフ神話TRPGでは、キャラクターのことを探索者と言います。それは未知の物事を探索し、立ち向かうからです。

では、この探索者を作る上で、理想の探索者はどういう探索者を自分なりの解釈で話します。

が、そんなものは正直ないと思っています。迷惑になってしまう傾向のキャラはいますが、「これが良い!」ってキャラが存在するとは思えません。

なので、今回はクトゥルフ神話系の作品の主人公がどういう傾向の主人公が多いのかを紹介していき、あくまでも、それを元に結論を出すので良かったら参考にしてみてくださいね。

【インスマウスの影】

旅行好きの僕は、成人になったお祝いにアーカムという街に行くことにした。
途中にインスマウスという町があることを知ったが、みんな口をそろえて「あの村は不吉な噂があるので行くのはオススメしない」と言った。

僕はその言葉に逆に好奇心が湧いたので、インスマウスに行くことにした。その結果、後悔した。

【壁の中の鼠】

呪われた家系の私。息子を失った私は、余生を自分の先祖が住んでいた呪われた屋敷を修復し、住むことに決めた。
その結果、最悪な目に合う。

【闇に囁くもの】

大学で文学の教師をするかたわら、民俗学の熱心なアマチュア研究家の元に「俺、宇宙人見たよ」という手紙が届く。何回も手紙のやり取りをするが、ついにはその男に家に呼ばれる。
僕はその男の元へ向かうが……。

【クトゥルフの呼び声】

叔父が死んだ。叔父の遺品を整理していると、奇妙な粘土板や新聞の切り抜きがでてきた。
僕は詳しく調べたが、結果的に後悔した。

【エーリッヒツァンの音楽】

大学生の僕は、下宿先の上の階から聞こえてくるヴィオルの音に酔いしれた。その音楽を奏でている人間に興味を持った。が……。

【コールドプリント】

変態的な雑誌をが大好きな俺は、一人の男に「良い雑誌ありますぜ。ついてきてください」と言われ、ついていくことにした。結果、恐ろしいことが……。

 

とまぁ、こんな感じです。この様々な話のあらすじを見る限り、殆どの主人公が未知の方向に興味を示しながら進んでいき、故に破滅します(※クトゥルフ神話関連の全ての作品が似た傾向にあるわけではありません!)

なので、理想の探索者はなにかと聞かれると、シナリオに率先して絡む、『好奇心旺盛な人物』ということではなのではないでしょうか。

もちろん、クトゥルフ神話関連の物語とTRPGのシナリオは違います。

これは主観ですが、クトゥルフ神話TRPGのシナリオはどっちかというと『気づいたら僕たちは見知らぬ部屋にいた』『依頼されて~』『何かの呪いをかけられた』という強制的に動かなくてはいけないシナリオの傾向が多く、『興味があるから自分から首を突っ込む』という始まりの、自発的なシナリオはあまりみません。

これは『自分から首を突っ込む』シナリオにしてしまうと、『一本道』だし、『キャラクターの気持ちを無視しているから』だと思います(インスマウスの影はTRPGの脱出系シナリオに似ていますけどね)

なので、物語は物語なのでそれは別に良いのですが……時々、TRPGのシナリオをプレイ中に、何か事件や依頼が発生しても「自分のキャラはそういうことしない」という理由で、物事に絡もうとしないプレイヤーがいます。

それが良いか悪いかは置いといて、そういった場合に、自分のキャラクターの中に好奇心旺盛の要素……即ち、『キャラが動く理由』を盛り込むと、意外に楽しいよってことは伝えたいです。

例えば、探索者が、『悪党に、誘拐された女の子を助ける依頼を受けた』ときに、「俺のキャラはそんな正義な行動はしたくない」って思うかもしれません。
そういう時に自分のキャラに『女の子が自分好みだった』とか『その悪党が昔、自分の家族を殺した人間』という設定をつけるだけで、正義の行動とは別に、助ける理由……即ちシナリオに絡む理由ができます。
(※ただ、NPCが、自分のキャラの復讐相手、親族、友人という設定を勝手につけくわえる場合は、許可は取りましょう)

そういった理由を付け加えるだけで、自分のキャラは『女好き』もしくは『復讐者』という設定が盛り込まれます。

他にも……

『シナリオの途中で困っている人がいる』という状態があった時に「自分のキャラは、良い人って感じのキャラじゃないから話しかけない」って思うかもしれません。

でも、そういう時に『困っている人にうっかりぶつかって、「おい!」と難癖つけながらも、その困っている人に絡んで話を聞く流れ』や、『助けるけど「お金よこせよ」』とか言って、困っている人に絡める行動もできます。。

もちろん、全てのことに首を突っこめてってわけではありません。そこに崖があったとして、気になるからと言う理由で無策で飛び込んだら、ミンチになりますし、化け物集団に槍一本で突っ込んだら、袋叩きにあいます。

ただ、消極的なキャラでも、『物語に絡む理由』を探すのは意外に楽しいし、自分のシーンが増えるのでお得ですよってことを言いたいです。

もちろん本筋から離れるトリッキーすぎる行動は、場合によっては楽しいですが、よっぽどゲームマスターや周りと信頼関係ができていないと、自分だけが楽しいものになってしまいます。

 

で、中には、大事に作ったキャラを危険な目にあわせたくないが故に「できる限り、イベントには絡まない」って人もいます。確かに、自分のキャラが死んでしまうと悲しいし、「キャラシは捨てるもの」って考えよりは、僕もキャラクターを大事にする考え方です。

それにクトゥルフの目的って生き残ることですからね……。

って思っていたのですが、改めてルールブックを読むと日本、初版(通称2版)の頃から現在のバージョンまで、こんなことが書かれていました。

『探索者は心を打ち砕かれたり、死ぬこともある。が、誰かが世界に存在する宇宙的恐怖に立ち向かわなくてはいけない。地球を従支配しようとする邪神の計画を阻止できるならば、1人の探索者の死は小さなことだ!』

そうです。クトゥルフ神話TRPGは『生き残るゲーム』ではなく、『策を練りながら、宇宙的恐怖に立ち向かうゲーム』なのです。結局のところどういう理由で、『動かない理由』を作ったとしても、立ち向かわなくてはいけません。

もちろん、無策で突っ込めと言うわけではありませんし(ルールブックにも、『何かに襲撃された際は、一度逃げて、後日戦うのが最良の選択』とも書かれています)、クトゥルフ神話の物語に出てくる主人公たちも、殆どが、好奇心故に恐怖に巻き込まれますが、必死に生き延びようとします。

ただ、クトゥルフのプレイ中に、何かのイベントがおきた時(依頼や、トラブルなど)、それが地球を救うことと関係していると感づいた場合、あなたのそこに足をむけなくてはいけないのかもしれません。

なので、貴方のキャラも、生き延びる策を練りながら必死で立ち向かってください。なぜなら貴方(のキャラ)が、探索者として、この邪神が蔓延する、この世界に生まれてしまったからです。それは宿命なのです。世界を救うのは貴方なのだから……。

頑張ってください! 完璧で幸福な探索者のあなたならできます! 

長々と書きましたが、まとめるとクトゥルフにおいての理想の探索者は、『クールでも熱血でも、シナリオに好奇心旺盛に絡み、必死で策を練りながら、邪神の陰謀を阻止できるキャラ』です! 以上! そんな感じで、無理やりまとめて、この記事は終了します! 

 

ただ、クトゥルフ神話関連の作品の多くは、立ち向かうと言うよりは、巻き込まれて発狂する感じですがね……。

==ルールブック==

6版はこちら

7版はこちら

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