「TRPG性の違い」ってなに?

2021年12月8日

TRPGをやっていると自分の中でTRPGを楽しむポイント……自分の中でのTRPG性が1人1人違ってきます。

細かく分けるとキリがないのですが『みんなで協力して慎重に進めるのが好き』、『好き勝手に暴れたい』『自分のキャラを成長させてていくのが好き』、『キャラクターシートを作っているのが好き』とキリがないです。

そしてこういう『TRPGを楽しむポイント』は人によって違うので、同じイベントに『みんなで協力して慎重に進めるのが好き』な人と『好き勝手に暴れたい』な人が来てしまうと、自分の中でのTRPGの考え方が、お互いにぶつかってしまうことが起きます。

こういうのを『TRPG性の違い』っていうんじゃないかなと思います。

で、自分のTRPGイベントを3年も主催していると、参加者によって「ここ楽しかった!」や「ここ。もう少しこれしたかった!」というポイントが違ってきます。

大きく分けると、『普通にクリアしたい』のか『ロールプレイをガツガツやりたい』の2種類かなと思います。
(※参照:ロールプレイってなに?

【TRPGの楽しみ方の違いと当サイトのイベントでの方針】

普通にクリアしたい』勢は、シナリオそのものを進めていくのが楽しく、ロールプレイもそこまでしない感じです(「『~~ですか?』と聞きます」みたいなプレイスタイル)

ロールプレイをガツガツやりたい』勢は、その名の通り、自分が制作したキャラになりきって、時には脱線したりってのを楽しむ感じです。

で、TRPGのイベント自体が『普通にクリアしたい』のか『ロールプレイをガツガツやりたい』のか、どっちの方向性になるかってのは、その場の参加者の空気にもなるのですが、イベントの主催者の方向性もあるのかなって思います。

僕はどっちかと言うと、『ロールプレイをガツガツやりたい』方が好きだったりしますし、自分で作っている動画でも、その方向性でやっています。
自分で妄想したキャラクターを演じるのは楽しいですし、キャラクターが生き生きしている感じはやっぱり、見直すとラジオドラマ感覚で楽しいからですね。

ですが、自分が主催しているTRPGイベントでは、逆にロールプレイはガツガツやらずに、相手がロールプレイできたら、返すぐらいにしています。

っていうのも、やはりイベント自体が制限時間のあるのもそうなのですが、初心者の方に向けてやっているイベントで、割と緊張している参加者もいるので、そういう場所でロールプレイをガツガツとやるような雰囲気にすると「なんか敷居が高い!」って思われちゃうかなって思ったからです。
これではこれで楽しいんですけどね。キャラクターの個性は見えにくいかもしれませんが、『サイコロの出目次第で、話が盛り上がりったり、キャラクターが肉付けされることがある(土壇場で技能が失敗しまくるとプレッシャーに弱いキャラになったりする)』からです。

なので、逆にロールプレイをガツガツやりにきた人からしたら「なんか物足りない!」って言われることもあります。その時は「ごめんなさい!」とただただ謝罪です。

 

【TRPG性の違いで、TRPGを嫌いにならないでください】

で、これ当たり前ですが『0か100』ではありません。『少しロールプレイして、キャラの個性を出しつつ、寄り道せず、シナリオクリアを楽しむ』みたいな人はたくさんいますし、他にも色んなTRPG性もあります。『ガチ勢だらけ』だったり、『身内だけだからおふざけしかない』とか色々です。楽しみ方は人それぞれなのです。

そう楽しみ方は色々なのです。人によって自分の中でのTRPGは違うのです。

なんでこういうことを書くかっていうと、いざ「TRPGをやりたい!」って思って、どっかのコミュニティに行ったはいいが、そこの雰囲気に馴染めないなんてことはよくあります。
しかし、そこで「つまらなかった。故にTRPGやるのやめるわ……」みたいな感じになると僕は悲しいです。

これは別に主催者だけが悪いわけでもありません。『下戸しか集まらないTRPGイベント』って言ってるのに酔っぱらいがきたら追い出されるし、『ガチ勢だらけ』って言ってるのに右も左もわからん人がきたら変な空気になります。

まあ、こういうのは極端な例ですが、もしこういうのとは別に、その場に馴染めなかったら「その場の方向性、そのゲームマスター、そこにいる何かが合わなかっただけ」と思ってほしいです。

さすがに何回も色々なコミュニティに行って「TRPGクソやんけ!」って思ったらやめてもいいです。その時は本当に申し訳ない……と思うばかりです。

ぶっちゃけ、TRPGは多様性が高く、即興演劇みたいな感じにもできるし、みんなで話し合いや協力する練習になるコミュニケーショングループワークみたいなこともできますし、ただ飲み会のノリでダラダラともできます。
なので、色々な考え方の違いはあるし、変な参加者も変なゲームマスターもたくさんいますし、そういう参加者同士のトラブルは絶えないです。

ですが、TRPGというものに興味を持って入ったのに、そういう理由でやめるのはすごく残念です。色々なTRPG……と言うか、色々なコミュニティの雰囲気を知ってほしいと思います。

『下戸しか集まらないTRPGイベント』がダメなら、『酒飲んでワイワイするTRPG』のほうに行けばいいのです。もしくは自分で作ってしまえばいいのです。

そうやってあなただけの居場所やあなたのTRPGを見つけられたらいいなぁと思います。

==ルールブック==

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