オフセ(オフラインセッション)ってなにが楽しいの?
最近、巷のコンテンツがオンライン化し、対戦ゲーム、仕事や番組、飲み会もオンラインになっている昨今です。
そして、TRPGもオンライン化が進み、オフラインセッション(通称オフセ)が下火になっています。
ただ、TRPGの始まりはオフラインなので、ここでオフラインの魅力を今回は紹介します。
イベント場所によって個性は違うので自分の場所に限った話もします。が、近しい部分はあるかと思います。
今回の内容
【ぶっちゃけオンラインの方が楽】
いや、楽なんかい!って話ですが楽です。やはり、現地に行かずにTRPGが遊べるのはよいですね。
都会ならまだしも、TRPGイベントが開催されていない地域ではやはり、やり方と機材さえ揃えればオンラインは便利です。
【オフラインの魅力】
じゃあオフラインの魅力ってなに?って話なので思いつく限り書いていきます。
何にも代えがたい価値があります。
・〈ダイス〉
白は200色あんねんって話がありますが、ダイスもそこまではいかないですが、3、4,6、8、10、12、20とあります。
形が違うダイスだけでも種類が多いのに、デザインを含めると無限にあります。
そして未だに個性的なダイスが制作され続けています。
「今日はドラゴンのデザインの6面使ってみよう」や「今日はシマエナガやナスビの6面使ってみよう」など気分によってダイスを選べます。
もちろん、途中でダイス交換できるのも魅力ですね。
TRPG歴が長い人程、専用のダイスを持っているイメージです。
・〈小さなリアクション〉
人は声に出さなくても様々な感情を発しています。
- 目線
- 微笑
- うなずき
- 表情
- 小さな発見や驚き。
そう言ったエネルギーや空気感は、たくさんあります。
表現から読み取れる感情というものはその場にいないとわからないですし、身振り手振りなどの表情も感じることができます。
・〈五感の共有〉
たまたまなのですが、『洋館に閉じ込められるシナリオ』をプレイした日に、外では大雨が降りました。
更に、時間が立つにつれ、何度も雷が落ちる音が聞こえました。
あの時の聴覚の一体感やその場の空気感はゾクゾクしました。
やはり同じ場所を共有しているので一体感は非常に生まれやすいです。
聴覚以外にも、ゲームにでてくる物の造形、ダイスの感触、コインの重みなど。
例え、紙を共有しても、厚さや作りの違いや手触りで、受ける影響が違ったりします。
味覚や嗅覚はあまり使いませんが、プレイヤー皆でお菓子を食べたりするとほんわかしますね。
・〈トラブルへの対処〉
オンラインでよくあるのが、通信トラブルです。
特にゲームマスターの回線が切れたら終わりなのですが、オフラインではそれがないのと、ルールブックの共有などがスムーズだったりします。
・〈キャラクターシートが手元に残る〉
これは好みかもしれませんが、手書きでキャラクターシートの欄を埋めていくのは想い出を刻んでいく感じが、個人的に好みだったりします。
月日が経てば色あせるキャラシもまた味があるというものです。
・〈立体感〉
例えば、親指サイズのキャラクターフィギュアを用意して、二の腕サイズの邪神フィギュアを置きます。
それだけで結構、絶望感でませんか。
他にも一般人として、ミープル(木のコマ)を50体揃えるだけで、更にボリューム感があります。
もちろんここまでする必要はないですが、紙に割り箸をつけて、立たせるだけでも立体感があります。
・〈照明〉
これは結構場所が限られていますが、光を使って何かを表現することも可能ですし、あえて、暗闇を使って、ライトを駆使する…なんてのも楽しいですね。
【比べるものじゃない】
で、これ、どっちが良い!って話じゃないです。
自分自身、2010年頃から既にオンラインでTRPGデビューをしたので、オンラインの魅力もたくさんあります(オンライン専用のシナリオも増えてきました)
ただ生活環境の問題は仕方ないとして「オフラインだから駄目、オンラインだから駄目」みたいなのは悲しくなります。
今回はオフラインの魅力を紹介しました。
もちろん今回紹介した要素がほぼなくても、楽しい時は楽しいです。
自分自身、紙とペンのみの空間でも凄く楽しかった思い出があります(最終的にテンション上がって、みんなで馬に乗るモーションしてましたが)
時代は更に便利になってきて、対面しなくても物事は成立していきます。
ただ、全てがオンラインだったら楽しいかって言われると違いますよね。
ボードゲームもオンライン化されてますが、やはりオフラインで遊ぶ人達は未だに多いし、遊園地や、ライブなどは実際に行った方が心昂ぶりますし、逆にオンラインだからこそできることもあります。
状況に応じて、オフライン、オンラインの楽しみを見つけて頂けると嬉しい限りです。
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