ロールプレイってなに?

2023年12月17日

TRPGってなに?でもお話ししたと思うのですが、皆さん、TRPGとは何の略か覚えていますか?

そうです。
『テーブルでトークして!(T=テーブルトーク) 役割やキャラになりきって!(RP=ロールプレイング) 遊ぶ!(G=ゲーム)』
略ですね。

【TRPGにおけるロールの意味】

で、この『ロール』と言うのは、TRPGの中では二つの意味があります。

一つは『ダイスロール』、TRPGのプレイ中に、サイコロを降って、成功か失敗かを判定するときに使う用語です。

で、二つ目はキャラクターを演じるという意味での、『ロールプレイ』というものがあります。

ロールプレイの定義は幅広い

じゃあ、この『ロールプレイ』ってなんやねんって話なのですが、TRPGなので、役割やキャラになりきって遊ぶゲームなので、サイコロを振って攻略する以外にも自分の作ったキャラクターになりきることができます。

例えば、『あなたの前にクマが出ました。どうしますか?』とゲームマスターがプレイヤーに聞いてきたとします。
で、プレイヤーは『では、火で追い払いたいので、燃えそうなものを探します』と答えたとします。

ですが違うプレイヤーに、『あなたの前にクマが出ました。どうしますか?』と同じ質問をしたとします。そしたらそのプレイヤーは「え!? クマ? なんでこんなことが……いったい、いやそれよりもなにか、なにかないのか」みたいな感じでキャラクターになりきって、状況を打破したとします。

他にも、なりきり演技をしなくても、自分が女の子が大好きなキャラクターだった時、女性のキャラが出たときに口説いたり、露出狂のキャラだから、シナリオと関係ないところで裸になってみたり……とシナリオに関係ないところで自分のキャラに沿って動くようなことも一応ロールプレイだったりします(ロールプレイ=演技と言うよりは、ロールプレイ=役割を演じるの方が近いです)

定義としては幅広いですが、昨今では、なりきり要素が強い方がロールプレイとしての意味合いは強い傾向にあります。

【ロールプレイのメリット・デメリット】

このロールプレイですが、メリットとデメリットがあります。

メリットその①『楽しい!』

やっぱり、淡々としているよりは、純粋に場が和む場合があります。
仲いい人同士でやれば、シナリオ以外の場面などでアホな会話しているだけで30分とか余裕で過ぎます。

ゲームなのでやっぱり楽しいことが大事だと思うのですよね。

メリットその②『物語が生まれやすい』

ちょっとしたシナリオと関係ない場面で、「料理が好きなキャラなので、みんなに料理を作りたいです。料理の味の点数はサイコロで決めたいです」なんて提案し、ダイスロールをしてその結果が100点中25点の味だったりします。
そしたらそのキャラは味覚音痴のキャラになるわけですし、ほかのキャラクターもその不味い料理を食べてキャラクターごとのリアクションができます。

そうやって、キャラクターの魅力を引き出すことによって、その場にいるプレイヤーたちが愛着をもつようになります。
TRPGが終わったあとに「そのキャラ、すごくいいね。面白かったよ」なんて言われたらあなたのロールプレイはとても素敵です。

メリットその③『意外にシナリオを進めるうえでも有利になる』

例えば、TRPGのプレイ中にNPCのおばあさんが出てきたとします。このおばあさんは、このシナリオの中ではあくまでも『情報提供者』という役割に過ぎないのですが、プレイヤーがこのおばあさんを労わるようなロールプレイをしたり、関係ない話で盛り上がったとします。

そうするとゲームマスター側も「(このプレイヤーは、おばあさんを『情報提供者』じゃなくて、ちゃんと『一人の人物』として大事にしているんだなぁ)」と思い、何かアイテムや追加情報などのボーナス的なものをもらえたりします。
他にも、クトゥルフ神話TRPGには『説得』という技能があるのですが、ただ『説得』という技能を使って、ダイスロールをし、相手を説得できるかの判定をしても良いのですが、そこで魂のこもった熱いセリフを言うことによって、『説得』の技能の成功率があがることがあります。

他にも色々あると思うのですが、以上がメリットになります。
では次にデメリットですね。これはこれで色々あるので、パッと思いつくものを書きます。

デメリットその①『時間がかかる』

シナリオをただクリアしたい人たちからしたら、そういうロールプレイは『無駄な時間』として見られます。
しかし、これシナリオをクリアしたい人たちが単純に悪いわけではなく、やぱり、なりきりロールプレイで脱線しすぎてしまうと『アクションゲームをやりにきたのに、いつのまにかつまらんアドベンチャーゲームになっていた』みたいな感じになってしまいます。

デメリットその②『恥ずかしい』

過剰な、なりきりロールプレイはやってる本人とは別に、周りの人から見ても恥ずかしがられたりします。
これもどっちが悪いとかではなくて、その場、その場の空気感があるので、それを大事にしてほしいです。

デメリットその③『狂人バイバイ』

一応、『みんなで協力してクリアしようよー』みたいなTRPGなのに、序盤で「じゃあ、私死にたがりのキャラなので自殺しまーす」とか「自爆しまーす」とかは友達同士ならいいのですが、初対面同士だと確実に嫌われると思ってください。
最後の最後で「ここは俺が食い止める」とかならかっこいいのですが、みんなに迷惑かける行為はやめたほうが無難です。

【まとめ】

これ、割りとTRPGの肝だったりします。『用意するもの』とか、『今回のシナリオのジャンル』とかは事前に聞けるのですが、ロールプレイの雰囲気とかは実際集まってやらないとわからないものです。
「なりきりロールプレイたくさんしたかったのに、そういう雰囲気じゃなくて悲しかったなぁ」とか「もう少しシナリオを進みたかったのに、みんな脱線しすぎてつまらなかったなぁ」っていう問題は割とあったりします。

なので、一番良いのは、ロールプレイで場を盛り上げつつ、脱線しすぎないようにシナリオも進めるプレイが良いと思うのですが、最初のうちは難しいことは考えず、何も考えずワイワイみんなで楽しくやるのがいいのではないでしょうか。

もちろん、自由と好き勝手は違うので、相手への思いやりや最低限の気遣いは忘れずに!

==ルールブック==

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