ノフ=ケーってなに?ー神話生物を紹介その10

2024年4月5日

ノフ=ケー……極寒の地を根城にする6本足の獣。今回はこの生物を紹介します。

というわけで、クトゥルフ神話TRPGにでてくる化け物……通称『神話生物』を紹介しますが、軽く説明し、実際、シナリオで使ってみてどうだったかを紹介します。SAN値チェックしながら見てくださいね!

神話生物についてはこちらの記事をどうぞ↓
神話生物ってなに?

今回紹介するのはノフ=ケー』という種族です。クトゥルフ神話TRPGでは珍しく、物理攻撃以外の特殊属性攻撃をもっています。

粘土で作ってみました。ヘタクソだけどお許しを!

【基本的な特徴】

・見た目

・鋭く尖っ角を持ち、足は6本ある毛むくじゃらの生物。

・大きさはバッファローと同じくらい(6版ではSIZ31程度、7版ではSIZ155程度)

・活動場所

・普段は氷河や雪原極寒の地にいるが、特別寒い冬であれば低地まで出てくることもある。

【能力】

・自分の周りに吹雪を召喚できる。複数で協力して大きな吹雪を召喚することも可能。

・角による攻撃は1d10+ダメージボーナス、人間だとほぼ即死する(因みにかぎ爪の攻撃も下手したら即死する)

・9ポイントダメージ軽減する装甲を持っている。

【考え方】

※資料が少なすぎるためわからないですが、知性が人間並みにあり、呪文も覚えることができるので、なんらかの考えは持っていると思われます。

【宗教や文化】

・元々は個体名だったらしいが、あとになって種族名と思われるようになったらしく、それどころか、人間の部族の名前じゃないか? 元は人間が退化した姿なんじゃないか? という説もある。

※↑人間だった説みたいなものもあるので、なにかしらの文化はある(あった)かもしれません。

【人間との関係】

※資料が少なすぎるためわかりませんが、友好的とは思えません。もし遭遇したら、山でクマに出会った絶望感に近いのではと思います。

【ノフ=ケーの持ち物】

※資料が少なすぎてわかりませんが、元は人間だった説があるのならば、大事にしている物や場所などがあるのかもしれません。

【出典(データ&ステータス)】

※詳しいステータスは、6版、7版のルールブックから参照してください。

今回のノフ=ケーに関しては

そして、クトゥルー1ラヴクラフト全集〈別巻 下〉『博物館の恐怖』を参考にしました。
初出はハワード・フィリップス・ラヴクラフトとヘーゼル・ヒールドの『博物館の恐怖』です。

※因みにクトゥルフ神話TRPG(6版)のステータス欄では『ノフ=ケー 氷の伝説』という通り名(?)がついていますが新クトゥルフ神話TRPG(7版)では『ノフ=ケー 氷の魔物』と称号が格下げしています(ルールブックで名前が変わることはよくあります)

この神話生物は『粘土でクトゥルフ』でフリー素材になっていますのでよろしければご活用ください。

【ノフ=ケーに関する主観的な感想】

ここからは、ノフ=ケーを自分のイベントで使った感想を、主観100%で言います。正直ゲームバランスを破壊する恐れがありますが、シチュエーションが揃えば面白くなる神話生物です。

・全部ノフ=ケーのせい

例えば……
『あなた達は、冬の山奥の温泉旅館に行きました。しかし、温泉に入浴中に大きな音と悲鳴が聞こえます。温泉から上がると、そこは激しく破壊された旅館と、何者かに襲われた従業員。電話で警察を呼びますが、外は激しい吹雪のため、到着まで時間がかかる。車での脱出を試みるが、車は既に、破壊されている……まるで大きな何かが衝突いたかのように』

と、色々と不可思議なことがおきましたが、全部ノフ=ケーのせいにできます。

・舞台を冬の山奥にする←ノフ=ケーを出現させられる。

・破壊と殺戮←パワーがあるからノフ=ケーなら可能。

・吹雪で身動きが取れない←吹雪を発生できるノフ=ケーの力。

・車を破壊←パワーがあるから(以下略)

とこんな感じで、冬であればノフ=ケーだけで事足ります。例えばこれが北海道の札幌に大雪が降って、市街にノフ=ケーが現れるなんてのもできなくないのかなって思います(まあ、日本にノフ=ケーがいるのかと言われるとわかりませんが)

・敵はノフ=ケーじゃなくてもいい

脱出できないシチュエーションをノフ=ケーのせいにして、敵をノフ=ケーにしないという選択肢もできます。
外は大雪で、よくわからない化け物がいるため、ペンションに籠った見知らぬ男女、そこで殺人事件が発生……なんて『かまいたちの夜』みたいなこともできますし、そのペンションで物を探す、探索シナリオなどをやっても面白いですよね。

ただ、ノフ=ケーは、戦闘能力が高いため、単純な雑魚キャラとしては使えないです。
もしゲームの青鬼や、化け物に襲われるパニックホラー鬼ごっこみたいなのをやる場合は、かなり注意が必要です(ゲームだとコンテニューはできますがTRPGだとロスト扱いになるので)

なので、『戦わせるために用意する』というよりは、『プレイヤーに、脱出不能なシチュエーションや、なにかを仕向けるための舞台装置』として使った方がオススメです。

・もしかしたら味方に!?

これは完璧に妄想ですが、知性が人間並みにあるし、人間から退化した説、神としてあがめられている物から名付けられた説などがあり、時と場合と奇跡が重なれば、意思疎通ができるかもしれません。そう言うシナリオがあったとしても僕は楽しいです!

【まとめ】

こんな感じで、自分のイベントに出てきた神話生物を粘土フィギュアにして紹介しますので、神話技能を増やしつつ見て頂けたら嬉しいです。

因みに、ミ=ゴの時も思ったのですがノフ=ケーの『=』ってなんなんですかね。名前と名字の中間の『・』みたいな感じなんですかねぇ。となると『ノフ』が名前で『ケー』が苗字? いや、そもそも種族だから苗字、名前は……(コロコロ……正気度ロール

次回→ザイクロトルからの怪物ってなに?ー神話生物を紹介その11

==ルールブック==

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