神話生物ってなに?
クトゥルフ神話TRPGは、クトゥルフ神話って言うくらいなので、様々な、オリジナルの怪物や神々が出てきます。
それらのことを、巷では神話生物と呼んでいます。
で、この神話生物ですが、300種類以上いるので紹介しきれません!
死肉を漁る食屍鬼(グール)、水の底で邪神の復活を待っている深きもの(ディープワンズ)、ユゴス星から来て、鉱石や人間の脳みそをハントするミ=ゴ、出会ったら最後! ティンダロスの猟犬……などキリがないです。
こんな奴らが人間の世界にウヨウヨいます。もちろん、活動場所が、宇宙や異次元、封印されているとかの場合が多いのですが、それでも定期的に人間に干渉してきます。
そんな感じで、今回は、神話生物の一つ一つ解説……ではなく、どういった分類に分けられるのかを紹介しますので、良かったら見てくださいね。
今回の内容
【怪物】
まずは怪物の紹介をします。この怪物は神ではなく種族なので、基本的には1体以上いますし、何種類もの化け物がいます。
そして怪物によっては、独特の考えや文化があります。怪物達には『奉仕種族』と『独立種族』というものがあり、人間が本気出せば勝てるものもいます(さっき書いた食屍鬼や深きものとかがこれに当てはまります)
★奉仕種族★
一言で言うと、「邪神様復活のために祈りを捧げ、忠誠を誓うぞ!」と言っている怪物たちです。
奉仕種族ごとに、仕えている神がいて、その神を崇めています(みんながみんなではありません)
更にそういう化け物が人間社会で邪教を作り、地域に密着していたり、違う神を信仰する奉仕種族同士で対立したりするので中々にカオスです。
深きものなどがこれに当てはまり、彼らはいつかクトゥルフの復活を待っています。
★独立種族★
基本的には、神に忠誠を誓ってない種族……と書きたいところなのですが、割と定義は曖昧です。
というのも、普通に邪神に仕えている種族もいますし、神の力を借りている種族もいます。
ただ基本的には、「神の力は借りるかもしれないが、自分たちの力でやっていこう!」とかそんな感じの種族かなってイメージです。
食屍鬼、ミ=ゴ、ティンダロスの猟犬がこれに当てはまります。ティンダロスの猟犬は上級の独立種族です。強いです。
【神格】
クトゥルフ神話の神々です。友好的な神も一部いますが、基本的にはろくでもない奴らばかりです。
しかし邪神でも、何故か人気の神は各地に教団があったりします(邪神なのに)
種族ではないので1体しかいないのですが……何かの化身になったり、人間を乗っ取る邪神もいます。
当たり前ですが、怪物たちとは比べ物にならないぐらい強いです。まあ、魚船でやられた神がいるみたいな話もありますがそれは置いといて……
で、この神格と呼ばれる神々にも色々種類がいます。
★グレート・オールドワン★
邪神。邪神ですが、人間に崇拝されているものが多い。よく人間の世界のことで干渉してきて、ろくなことにならないです。
グレート・オールドワンで、有名なのはやはり、クトゥルフやハスターです。
★外なる神(アウターゴッド)★
こちらも神様なのだが、最も巨大な力を持っており、宇宙の原則とまで呼ばれている(グレート・オールド・ワンの上位の存在というわけではない)
基本的には人間に興味はないが、一部、外なる神のメッセンジャーになっているものもいる。
外なる神(アウターゴッド)で有名なのは、アザトースやニャルラトテップですね。
★旧き神(エルダーゴッド)★
基本的には人間に対して友好的で、グレート・オールドワンや外なる神(アウターゴッド)と敵になってくれることも多いです。
ですが! その殆どが現実世界にはいません! 教団もほぼありません ドリームランドばかりにいます。なんでだ!
基本的には、ケルト神話やエジプト神話やギリシャ神話などの実際にいる神(?)の名前から使われていることが多いです。
有名なのはノーデンスやバーストです。
【定義が難しい】
以上が、神話生物の説明になります。
これは余談ですが、この神話生物と言う単語はクトゥルフ神話TRPG(6版)に載っておらず、『怪物』や『クリーチャー』と呼ばれています(神格と言う言葉は存在します)
また、外なる神とグレードオールドワンの違いですが、この言葉はラヴクラフトが「この神はグレート・オールドワン」、「この神は外なる神」とわけたわけではなく、色々な人が後に、設定を決めたものみたいです。
なので、明確な分類が難しいです。が、新クトゥルフ神話TRPG(7版)では、その定義を分類わけしております。
とりあえず、色々調べてみて、一番わかりやすかったのは、『グレート・オールドワンは神様と勝手に呼ばれている化け物の親玉』で『外なる神は、本当の神様(もちろん、どちらが上とか下はない)』
という説明がいちばんわかりやすかったのですが、これが正しいかはわかりません。
そもそも神のことを理解しようと思うこと自体がこざかしいのではないのでしょうか………我々矮小な人類は、ひたすらこの異形の存在を畏怖し、崇めれば良いのです。
では、この記事を終わります。いあ、いあ……。
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