深きものってなに?-神話生物を紹介その5

2021年5月17日

クトゥルフ神話TRPGにでてくる化け物……通称『神話生物』を紹介しますが、文章だけでは味気ないし、かと言って、どの画像を使っていいかわからないので、自分で粘土を作ることにしました。ヘタクソだけどお許しを!

で、神話生物を紹介する動画やブログはめちゃくちゃあるので、軽く説明し、実際、シナリオで使ってみて、どうだったかを紹介します。SANチェックしながら見てくださいね!

今回紹介するのは、こちら! 『深きもの』という種族です。 軽く説明すると言いつつ、クトゥルフ神話の中でも1,2を争うぐらいで有名なので情報量が多い!(他の呼び方で『深きものども』や『ディープ・ワンズ』なんて呼ばれたりしています)

【基本的なこと】

この種族は資料によって異なっていて、定説のない種族となっている。
(※ただこれは、深きもに限らず、色々な人がクトゥルフ神話の設定を作っているので、こういうことはちょいちょいあります)

・大きさは、人間の1,2倍ぐらい。

・見た目は、灰色がかった緑色、腹部だけが白い、皮膚は光ってツルツルした感じだが、背骨の隆起している部分はウロコで覆われている。全体的な形は人間に似ているが、頭部は魚。決して瞬きをしない。手足の先に水かきがついている。移動するときは飛び跳ねて進む。

・遠い昔、ゾス星からクトゥルフ達がやってきた時に、深きものも一緒にやってきたという説もあれば、人類の進化と同じように自然に生まれてきた種であるとか、他にも色々ある。

・色々と謎はあるが、人間と同じくらいか、それよりも古くから存在している。

・生活は水中で行う。お互いのコミュケーションは頻繁に行われず、テレパシーの一種のようなものを使うが、感情移入的なもの(足りないところは2,3の手の動きと微妙な顔の表情によって補う)書き言葉も存在しているが、めったに使われない。

・家は普通岩やサンゴに掘られたワンルームの小さな洞窟のような部屋で寝る時にそこに入るだけで、個人の所有物は、魚を突くモリぐらいだが、ただ芸術は好きらしく、モリも装飾が施されている(『インスマウスの影』でも、正体不明の金属で造られた、美しい冠が出てくる)

事故などでは死ぬが、老衰では死なないと言われている。生きている限り成長を続けるので、中には巨大なサイズの物もいる。

・一時的に一夫一婦の関係を結ぶだけで真の意味の家族を作らない。また、深きものは冷血動物なので、別の個体と長期間に渡る特別な関係を結ぶことはない。

・色々な魔術を使えるが海に関係した魔術が多い。

【考え方】

・全員が同じような人生観を持っているので、対立はめったに生まれない。

・深きものは世界中の海に散らばっているが、コロニー同士の交流も対立もない。

・物事には熟考して、ゆっくりと解決する。長生きなので焦らないらしい。

【宗教や文化】

・先祖崇拝と年齢の高い者を尊敬するのが習慣で、社会の中心。誰でも何百代にも渡る家系をスラスラいえる。

・父なるダゴン、母なるハイドラが深きものの最長老で、慕われているが、ダゴン、ハイドラは個人的な名前ではなく、長く生きた個体につけられている称号なのかもしれない……らしい。

・ダゴンとハイドラを崇め恐れ、畏敬とされるのが。だが、彼らの神はクトゥルフ。クトゥルフはよく夢の中に現れる。いつの日かクトゥルフが目覚めるのも待っていて、クトゥルフに生贄(哺乳動物や人間)を捧げている。

・深きものにとっての聖なる日は年に2回。ハロウィンのころ(10月末)と、五月祭前夜(4月末)のころ(しかし、クトゥルフ自身はこのことを知っているか謎らしい)

【人間との関係】

・人間に慣れていないので、慣れていない人間には攻撃的な態度をとるらしい。

・柔らかい金属を加工する技術を伝統的に持っていて、宝飾品を作って、人間と取り引きしていることもある。

・隔離された人間の町の中に潜んでいて、そういう場合は大抵そこの人間と交渉を済ませている場合が多い。

・深きものと交渉をできる人間は、深きものの教義を、自分のコミュニティや自分たちの宗教(キリスト教など)の中に取り入れる。

・人間と交流が深まると、深きものは「人間を支配したい」という欲望が押し寄せてくる。

・人間と交配して生まれた混血児は、生まれた時は人間と同じように生まれるが、次第に人間としかし年がたつにつれ、深きものになっていき、海に入っていく(中には人間のままのもいる)

【深きものの持ち物】

深きもののメイン武器のハンティングスピアです。これを武器とし、時に戦いに使い、時に漁をするために使う、立派な装飾が施された槍です。

気候箱

人間が入れるぐらいのサイズの金属箱で、中の水圧、気圧、温度を調節できる。テストや拷問に使える。

狂戦士薬

人間、もしくは深きものに殺人衝動を引き起こす薬。

治癒の軟膏

重度のけがを完全に3か月以内に回復できる。失った手足も生えてくるが、使い方を間違えると手足以外のものが生えてくる場合もある(深きもの以外が治るかはわからない)

義肢

正体不明の黒い不快な金属。装着者は触感は伝わらないが、筋力を増強されるが、正気度が減っていく(人間だけの話っぽい)

汚れた血液

人間に輸血すると、深きものになってしまう場合がある。

 

以上! 『インスマウスの影』ではただの半魚人っぽい感じだったのですが、人気作品なせいか、設定がどんどん増えていき、情報量が本当に多い!。

基本的な情報は『クトゥルフ神話TRPG(6版)』と『ラブクラフト全集1』でわかり、詳しく知りたい場合は『キーパーコンパニオン』で、更に詳しく載っていますので良かったら買ってください!(ただ、『キーパーコンパニオン』では深きもののステータスは載っていません)

【深きものに関する主観的感想】

で、ここからは、深きものを、自分のイベントで使った感想を、主観100%で言います。

シナリオ作るのが楽な神話生物です。

物語の全てを考えやすい!

僕だけかもしれませんが、シナリオを作ったときに『この神話生物だしたい!』と思っても、『この神話生物からどう物語を作ろう』って考えたりする時があります。

でも『深きものをだしたい!』って思ったときは、『田舎に旅行(肝試し、都市伝説の噂などを求めて)結果、深きものと手を結んでいる不気味な町でした』でもいいし『友人が失踪した。捜索していくうちに、彼の先祖は漁村で生活していて、そこでは奇病が流行り……結果深きものに』、『ビーチに旅行に行ったら、サメが出てきたと思ったら、深きものが操作していた』、『目覚めると、謎の建物にいた。深きものが襲い掛かってくるので脱出しよう』、『変な宗教にはまった友人を助けに行こう、邪教の教団に潜入すると、そこの奴らは深きものでクトゥルフを……』

と、非常にポンポンでてきます。

自分だけなのかもしれませんが、深きものと言う種族は非常にわかりやすく、物語に絡みやすい種族だなと思います。
『目的は邪神の崇拝で人間を生贄に捧げ、襲うこともある』、『人間と結託している時があり教団もある』、『先祖がそうならば、人間も深きものになる』と、これだけで巻き込まれ系のシナリオも、自分から調査するシナリオもいけます。

倒しやすい

前の回などで紹介した、ミ=ゴ食屍鬼(グール)、と一緒で倒せないわけじゃないです(強いですけど)、しかも、今、紹介した神話生物と違って、銃弾が効きにくいとか、即死する可能性のある銃を持っているとかはなく、装甲1ポイントの鱗があるくらいなので楽と言えば楽です。

ミ=ゴってなに?-神話生物を紹介その1

食屍鬼(グール)ってなに?-神話生物を紹介その2

探索者として使うという変化球もあり。

キャラクターとなる探索者は、基本的には人間なのですが、あえて、深きもの町の出身の職業、狂信者として『いつか自分も深きものになるのを夢見ている』とかそんな思いのある人物でキャラを作成しても面白いかもしれません。

もしくは、プレイヤーの探索者全員が深きものと関係のある人間で『クトゥルフの復活を目的とする探索者たち』というシナリオにして、道中、敵対する教団を倒し、NPCの深きものと一緒に旅をして、最後には深きものに覚醒……なんてシナリオもできるかもしれませんが、ちょっとふざけすぎました!

 

以上です! 目的や住処、ステータスなどが扱いやすく、非常に汎用性のある神話生物でした。

こんな感じで、自分のイベントに出てきた神話生物を粘土フィギュアにして紹介しますので、神話技能を増やしつつ見て頂けたら嬉しいです。

しかし、深きものがでてくる海って、夜の不気味な海とか、色が綺麗ではない荒波の海のイメージなのですが、綺麗な沖縄の海とかにいるんですかね。その場合、なんかイメージと違うなぁ……。

==ルールブック==

6版はこちら

7版はこちら

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