ミ=ゴってなに?-神話生物を紹介その1

2024年3月19日

ミ=ゴ……大昔にユゴス(冥王星)の方から来た脳みそハンターの地球外生命体。今回はこの生物を紹介します。

というわけで、クトゥルフ神話TRPGにでてくる化け物……通称『神話生物』を紹介しますが、軽く説明し、実際、シナリオで使ってみてどうだったかを紹介します。SAN値チェックしながら見てくださいね!
どの画像を使っていいかわからないので、自分で粘土を作ることにしました。ヘタクソだけどお許しを!

神話生物についてはこちらの記事をどうぞ↓
神話生物ってなに?

今回紹介するのは『ミ=ゴ』という種族です。

【基本的なこと】

・見た目

・大きさは人間と一緒。

・見た目は甲殻類のような胴体に大きな背びれのような翼、短い触手に覆われた楕円形の頭。手はハサミが一般的だが、種によって形は違う。

雌雄同体。

・活動場所

大昔にユゴス星(冥王星)の方からきた宇宙人(種族?)で地球の山岳地帯に鉱山採掘コロニーを置いている。その目的は地球の鉱物を採掘すること。その時に北方にすむ古のものを駆逐している。
古のものについてはこちら→古のものってなに?ー神話生物を紹介その16

光に敏感、夕暮れ後に活動する。

普通の動物はミ=ゴを怖がり、ミ=ゴが棲んでいる地域には基本的には野生動物はいない。

・コミュニケーション

テレパシーや、頭部の色を変えて意思疎通するが、羽音を出しながら人間の言葉を話すこともできる。

・食べる物

地球の食べ物は食べられない。

【能力】

ハサミや武器防具などを使って攻撃する。

呪文を知っている可能性がある。

飛べるが空気のある所では不器用で非効率な飛び方になる。銀河系を移動するときは素早い。泳ぎは下手。

科学のエキスパートで、生きたまま人の脳みそを取り出す高度な外科手術の技術(脳みそは生き続ける)を持っていたり、時間と空間を折りたたむこともできる。

・自分のどんな傷でも治すことができ、時間さえあれば取れた手足を再生できるが、毒素や毒ガスに弱い。
※『傷を治すことができる能力』は『科学的な技術を用いて』だと考えています。というのもルールブックに耐久力が回付する能力などはないからです。

写真には写らず、死ぬと2、3時間で溶解する。

【考え方】

自我などがかけていて、個人の概念がない(社会性昆虫に近いが闇に囁く者では「もはや植物や菌に近い」と言われていた)

合理的な考えを持っていて、体の形を変えた方が良いと判断すれば、良心のかしゃくもなく自分の肉体を改造したりする。寧ろ日常茶飯事。

【宗教や文化】

神は崇拝はしないが、神の力は借りることはある(基本的には、神に頼ることなしに切り開ける能力があると思っている)

真に崇拝するのは豊穣の女神と呼ばれる『シュブ=ニグラス』のみ。ミ=ゴは機械的な部分があるせいか、性的衝動が弱まっているので、シュブ=ニグラスを呼び出し、儀式の中で性衝動を呼び起こし、全体で激しく交尾をし、儀式が終わる頃には、衰弱して死ぬ。この儀式で何千匹のミ=ゴが死ぬが、何万匹のミ=ゴが生まれる。シュブ=ニグラス崇拝のために最も適した時期は4月末。

内気で、戦うよりも逃げ出す方を好む(人間以外と会ったときはわからないが、基本的にはそうなのかもしれない)が、しつこく詮索するのであれば、全力で排除しにかかる。

【人間との関係】

人間との接触はできる限り避ける(ミ=ゴは武器はたくさん持っているが、争いはできる限り好まない)

自分の計画などのために、人間を手先にする。その際は、人間の脳を都合の良い風に改造する。その結果、脳がバグり、自殺する人間もいる。

気に入った人間がいれば、こちらから近づき、力や知識を授けることもあるし、興味がありすぎる人間がいれば、脳みそを取り出して、運び去る。

ミ=ゴの持ち物】

・バイオ装甲

ミ=ゴがここぞ!って時に身にまとう鎧、固い。人間がつけると副作用あり。

・円筒状の脳収容器

取り出した脳を保存するもの。高さ30センチ程度、直径30センチ程度。

・地震採掘装置

地層を引っ張り上げるが、地震をおこしてしまう。

・電気銃

青っぽい火花の塊のようなものを飛ばす武器

・噴霧器

氷った霞を発射させる道具。

・封じ込め棒

生命体を封じ込める棒。

【出典】

基本的な情報は

を参考にしました。

因みにクトゥルフ神話TRPG内で掲載されているシナリオにも登場し、ラブクラフト全集1『闇に囁くもの』では、ヘンリー・エイクリーがミ=ゴと激闘を繰り広げた記録が書かれています。

他にも情報や道具が色々ありすぎるのでここまでにします。非常に人気があるせいか、情報が非常に多い!(間違っていたらすいません)

【ミ=ゴに関する主観的感想】

で。ここからは、ミ=ゴを、自分のイベントやシナリオで使った感想を、主観100%で言います。

非常に使いやすい神話生物です!

・そこまで強くない

基本的に人間に近いステータスなので、こちらが武装していて、相手が武装などをしていなければ勝つことはできると思います。
ただ物によっては一撃死はあるので、弱い!ってわけではないです。

・独特のテクノロジーが多数

8種類以上の独特なデザインの道具があるので、シナリオ中に発見などすると「なんだこの謎の道具は……」みたいな演出ができます。
更にそれを使うこともできる場合もあるので、解析し、相手の武器を奪うなどのプレイもできるのが熱いですね。

・写真に写らないホラー演出

探索者A「本当だって、羽の生えた化け物に襲われたんだ! 証拠の写真もある!」

警察「じゃあ見せてみろ!」

探索者B「ほら!……なん……だと」

警察「何も写ってないじゃないないじゃないか」

というベタな演出ができますし、現代イベントの敵、『携帯ですぐに写真を撮り、助けを求める』、『ネット上に拡散する』、『専門的な奴に写真を送り付けて情報を貰う』などの方法が使えないのも良いですね。

・人間の脳みそを生きたまま取るという怖い演出

探索者が、とある施設に行くとそこには筒状の容器があった……。良く調べてみると何かがある。人間の脳みそだ!

みたいな知っている人ならわかる、「はいはいミ=ゴさん、ミ=ゴさん」みたいなお約束の流れができます。
ただ初心者いるときはネタバレしちゃだめだよ!

・人間を手駒にする

基本的に内気で引っ込み思案(らしい)ミ=ゴですが、人間を密かに操って自分の手先にすることもあります。
なので、先ほどの↑の脳みそがある場所が、実は病院とかにあり、そこの院長は……みたいな話もできますよね。

・意外に話が通じる(時もある)

ミ=ゴの目的は、この世界を滅ぼすとかではなく、知的探求心が旺盛な神話生物です。
なので、自分に協力的な人間に対しては、見返りとしてなにかをくれる場合もあります。

ただ、基本的には人間側に迷惑がかかることが多いので、平和的なものはあまりないと考えていいでしょう。

【まとめ】

人気すぎる神話生物のため、人間の脳みその数だけミ=ゴへの想いが、違うので、あくまでも参考程度に見てほしいです。
こんな感じで、自分のイベントに出てきた神話生物を粘土フィギュアにして紹介しますので、神話技能を増やしつつ見て頂けたら嬉しいです。

因みにミ=ゴの読み方ってなんなんですかね……

次回→食屍鬼(グール)ってなに?-神話生物を紹介その2

==ルールブック==

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