食屍鬼(グール)ってなに?-神話生物を紹介その2

2024年2月14日

食屍鬼(グール)……古から存在し、人の屍肉を貪る者。今回はこの生物を解説します。

というわけで、クトゥルフ神話TRPGにでてくる化け物……通称『神話生物』を紹介しますが、文章だけでは味気ないし、かと言って、どの画像を使っていいかわからないので、自分で粘土を作ることにしました。ヘタクソだけどお許しを!

で、神話生物を紹介する動画やブログはめちゃくちゃあるので、軽く説明し、実際、シナリオで使ってみた感想を紹介します。SAN値チェックしながら見てくださいね!

今回紹介するのは、こちら!『食屍鬼(グールという種族です。

【基本的なこと】

・見た目

大きさは人間と一緒

人間によく似ているが、前かがみ、ヒヅメ上に割れた足、犬に似た顔、かぎ爪を備えている。

・活動場所

人類が始まる頃にはいた。

色々な都市の地下のトンネル網の中や地下墓地などに棲んでいる。

・ドリームランドにも多く生息する。

・コミュニケーション

早口で泣くような声と形容される独特の話し方をする(ミューミューという鳴き声や、吠えるような声)

・寿命

寿命は175~200年

・食べる物

人間の死体を食べるが、雑食なのでなんでも食べる。

【能力】

かぎ爪や噛みついて攻撃する

穴掘り、跳躍、登攀、気配を消す、ゆっくり近づいたりと隠密能力が高い

・暗闇の中でも目が利く
※と『未知なるカダスに夢に求めて』で書かれていますが、ルールブックには特に書かれていないです。

・食屍姫メリフィリア

ブライアン・マクノートン作の『食屍姫メリフィリア』に登場する食屍鬼たちは、『食べた人間の記憶が見える(というか暫くの間、その者の姿になれるっぽい)』という能力を持っています。この能力は部分に応じて見れる記憶が違い、食べる部分が少なければ少しの記憶だけで終わり、まるまる人間一人を食うと、暫くの間、自分がその食べた人間本人だと、思い込んでしまうほどの能力です。

※ただこの能力はルールブックには書かれていません。あえて主観でこの設定を採用するのなら、『このコロニーの食屍鬼達が持つ固有能力』にし、『部族のように文化や能力、習慣などがわかれている説』と僕は補完します。

【考え方】

社会組織は非常に未熟、交尾は無差別的、議論より、暴力的な解決の仕方が多い。

同じ食屍鬼仲間でも、違う場所に棲んでいる部族との間で、コミュニケーションはめったに行われず、抗争関係になることが多い。

ラヴクラフト全集〈6〉の『未知なるカダスを夢に求めてでは、陣形を取ったり、武器などの扱いもすぐに覚えたりしている。

・仲間が負傷した場合、殺して喰らうという習慣がある。

【宗教や文化】

死体を食う行為は、先祖時代から伝えられてきた儀式的行為に近く、作法もある(誰が最初に食うか、どの部分を誰が食うか)

死人を食うのは、その死人の魂の一部を自分の中に取り込むことができると信じているから。その死人に対して、永遠の命を与えているかららしい。

神を認めていないが、死を崇拝している……とキーパーコンパニオンには書いてあるが、ルールブックなどを見ると、実際は神を崇拝している食屍鬼もいる(ニョグダやモルディギアンなど)
※部族みたいな感じでコロニーで住処がわかれているので、コロニーごとに文化が違うのかもしれません。
ニョグダ崇拝はドリームランドでの食屍鬼達の話で、モルティギリアン崇拝は一部の食屍鬼たちの話らしいので、現実世界の食屍鬼は神を信じていないのかもしれません。

【人間との関係】

昔は人間と共存していたが、地下に追いやれていて、人間を恨んでいる食屍鬼は多い。

人類すべてに食屍鬼の血が入っている可能性があり、なにかのきっかけで食屍鬼になってしまう場合がある。

人間との接触は避けようとするが、出会った場合は襲い掛かってくることもある。

魔女と結託することがある。魔女や魔法使いは食屍鬼の持つ、大昔から伝えられている知識などを欲している。

人間と簡単に交配できるし、人間と取引する場合も結構ある。

ラヴクラフト全集〈6〉の『未知なるカダスを夢に求めてでは、主人公ランドルフ・カーターが、食屍鬼となってしまった昔の友人ピックマンに再会し、食屍鬼たちと一緒に冒険もしているが、カーターは「協力してくれたことには感謝するが、いなくなったら歓喜のため息が出るくらいに、結局のところ食屍鬼は不快な連れでしかない」と感想を述べている(悲しい)
※とか言っているのに、食屍鬼軍団の指揮をとり、ムーンビーストの軍団と派手に戦争しています。

【食屍鬼の持ち物】

歴史ある種族なのでなにかしらの持ち物はあると思ったのですが、僕が持っているルールブックなどには載ってなかったです。もし知っている方がいたら教えてください。

【出典】

物語の初出はハワード・フィリップス・ラヴクラフトの『ピックマンのモデル』です。
基本的な情報は新クトゥルフ神話TRPGルールブッククトゥルフ神話TRPG、『ラヴクラフト全集〈4〉』の『ピックマンのモデル』、『ラヴクラフト全集〈6〉を参考にしました。
更に詳しい情報はキーパーコンパニオンに載っていますので良かったら買ってください!(歴史なども載っています)
他にも、クトゥルフ神話カルトブック・エイボンの書で掲載されている深淵への降下』という作品では、地球にいるすべての食屍鬼の祖先であり首領である『ナグ』という名前の食屍鬼がでてきます。

【食屍鬼に関する主観的感想】

ここからは、食屍鬼を、自分のイベントやシナリオで使った感想を、主観100%で言います。

前回のミ=ゴと一緒で非常に使いやすい神話生物です!

ミ=ゴについてはこちら→ミ=ゴってなに?-神話生物を紹介その1

・じっくりとしたホラーを演出できる

『街でグールを見つけて怖い』という演出もできますし、「久しぶりに友人に会ったが、どうもおかしい。顔を隠し、不快な匂いがする。食卓には謎の肉が……」みたいな感じで、その肉が実は人肉みたいな演出もできますね。

・キャラクター自身も……

人は誰しもグールになる可能性があるとのことなので、今回のシナリオが、「最近自分自身がおかしい……人を見ると食料のような目で見てしまう」みたいな、キャラクターになんらかの不幸がある状態からスタートなんてのもできます。

・油断するとヤバい

他の神話生物などに比べたら、めちゃくちゃ強い!ってわけではないですが、油断すると一撃で死亡してしまう場合もあります。
(グールに対して、火器と飛び道具のダメージは2分の1になってしまうのもキツイです)

そして厄介なのは、群れで活動する場合もあるので、村全体が実はグールだったみたいなことになったら、生きて帰るのは困難でしょうね。

・話が通じる

基本的に住処を追われていることが多いので、一緒に協力できることが多いかもしれません。住処を追われ、人間を恨んでいるグールもいるし、人間は食料なので、食べられちゃう場合もあるので注意してください。

【まとめ】

色々勉強不足な部分があるので間違っていたらすいません! クトゥルフ神話TRPG内でも人気が高く、使い勝手が良いため、重宝され続ける愛すべきキャラです。

こんな感じで、自分のイベントに出てきた神話生物を粘土フィギュアにして紹介しますので、神話技能を増やしつつ見て頂けたら嬉しいです。

因みに食屍鬼って現代で日本だと生きるの大変そうですよね。死体は昔から火葬だし、整備は行き届いているからすぐ見つかりそうだし、SNS拡散されそうだし……。

次回→ティンダロスの猟犬ってなに?-神話生物を紹介その3

==ルールブック==

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