ドリームランドってなに?-世界観を紹介その1
ドリームランド……誰もが見る夢の世界で、そこはまるでファンタジーのような冒険ができる幻の大地です。そのもう一つの世界を今回は紹介します。
そんなわけでクトゥルフ神話には、色々な架空の舞台が登場します。それを軽く紹介してしますので、SANチェックしながら見てくださいね!
今回紹介する舞台はこちら! 『ドリームランド』です。SANチェックしながら見てくださいとは言ったものの、夢と冒険が拡がるワクワクの世界です。
今回の内容
【もう一つの世界】
我々が生きている現実世界(覚醒の世界と言います)とは別に、夢の世界と言うものがあります。
それがドリームランドです。もう世界地図ばりに大きな大陸です。
【どういう世界なの?】
ザックリとしているのですが、剣と弓などが存在する、ファンタジー中世の世界に近い感じです。
【どうやって行くの?】
寝ていたら、うっかりドリームランドの世界に行っていることがあるみたいです。もしくはドリームランドに通じる場所から、物理的に通って行くのですが、めったには行けません。
因みに、若い時ほどドリームランドには行けるみたいです。それは子供の時の方が、色々夢や妄想などを膨らませ、それがドリームランドに行くキッカケとなるのですが、大人になると現実を知っていくからです。
なので、一回ドリームランドに行けたけど、もう一回行けるかどうかはわかりません。
あと、物理的にドリームランドに行った場合は、現代の装備が、中世のような装備に変換されてしまいます(懐中電灯がたいまつに変わったりする)
【悪夢を見る】
通常のクトゥルフ神話TRPGでは、SANチェック(正気度ロール)して発狂すると、決められた狂気の症状があるのですが、ドリームランドでは狂気の症状はなく、替わりに『悪夢の効果表』というのがあります。
更に面白いのが、通常のクトゥルフ神話TRPGでは、一時的発狂は1d100を振って、アイデアに成功したら発狂に対し、悪夢は、アイデアに失敗すると悪夢を見ます。
【夢見る人】
覚醒の世界から、ドリームランドに来た人は『夢見る人』と言われます。俗にいう異世界冒険者です。
この夢見る人は、『夢見』という能力が使えます。これは『妄想の力を具現化する能力』です。「剣が欲しいな」と思ったら、剣を召喚できたりします(もちろん、夢見の習得度と、物によって難易度は変わります)
【どういう場所があるの?】
普通に世界地図みたいな感じなので、たくさんありすぎて説明できないので、ちょっとだけ紹介します(ドリームランドのサプリに収録されている地図がまたかっこいい!)
<ウルタール>
猫を崇拝している小さな町で、そこら中に猫がいて可愛がられている。上手くいけば猫語をマスターできるかもしれないし、猫の中には人語をマスターしている者もおり、義理堅く接していれば、何かあった時に助けてくれる。
<カダテロン>
魔術都市。多くの魔術師が棲み、魔術の学校もある。
<セレファイス>
都市。この地域一帯は『時間』がないので、外部からなにかを加えない限りは建物が老朽化しないし、人々も歳を取らず、食べ物も腐らない。
<レン高原>
健全な人間なら絶対に近づかない台地。化け物がウヨウヨしていて台地の一番高いところには「口にするのもはばかられる大神官」がいる。
<セレネル海>
色がクリスタルブルーの綺麗な海
と、こんな感じで、あと80以上の場所や都市などがたくさんあります!
【オリジナルの怪物たち】
覚醒の世界にも様々な神話生物たちがいます。
食屍鬼(グール)、ミ=ゴ、深きもの、ティンダロスの猟犬……と、語っていくとキリがないです。
ドリームランドにも神話生物たちがいます。その数50以上はいます。中には覚醒の世界で聞いたことがあるものもいると思いますが(食屍鬼など)、そのほとんどがオリジナルで、ネットで調べても殆どでてこないです。
そんなわけで、粘土で作ってみました。
まずはウルハグ。
人と同じ大きさで、腕の代わりにこうもりのような翼が生えている。
次にウルル蟲。
人ほどある大きな虫で、手足は退化し、鼻で穴を掘る怪物。知能は動物程度。
最後に火蟲です。
体長1.8cmから12メートルぐらい。自由に自分の身体を炎に変えることができる。
以上、こんな感じですが聞いたことありますか?僕は全く知りませんでした。こんなマイナーな怪物たちがたくさんいます。
【呪文】
呪文などもオリジナルの物がたくさんあります。
特に一番好きなのは『タスのエメラルド投げ矢』と『タスのエメラルド球』です。
簡単に言うと、魔法の弓矢と魔法の爆弾です。あまりクトルゥフっぽくないのが逆に好きでした。
【まとめ】
以上!ドリームランドを使った話はたくさんあるので紹介しきれないのですが、『ラヴクラフトのドリームランド』というサプリに大抵のことは載っていますし、ドリームランドを使った代表的な作品、ラヴクラフト全集〈6〉『未知なるカダスを夢に求めて』も収録されています(というかラヴクラフト全集〈6〉はドリームランドのことを扱った作品ばかりです)
そんな感じで、かなり省略して書いていますので、詳しく知りたい方は是非買ってみてください。普通に面白いです!
では、皆さん、今から妄想を膨らませて眠りにつきましょう。おやすみなさいzzz
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