〔7版〕新クトゥルフ神話TRPGのキャラクターってどうやって作るの? その2~HP、MP、SAN値ポイント編~

2024年5月8日

クトゥルフ神話TRPGと言えど、RPGですからHP、MPなどの概念があります。

というわけで今回は耐久力、マジックポイント、正気度ポイントについてざっくりと解説します。

前回の記事はこちら↓
クトゥルフ神話TRPGのキャラクターってどうやって作るの? その1(7版)

【耐久力(ゲームにおけるHP)】

STR+CONの合計値÷10が耐久力(端数切り下げ)です。

耐久力とはあなたの命を数値化したものです。
まあ、ゲーム知っている人ならHPってのがわかりやすいですかね。

相手から攻撃されたり、事故によってダメージをうけた時、耐久力は減っていきます。
一回のダメージで、最大の耐久力の半分以上が減った場合、1d100(100面ダイスを1回)振り、CONの数値より上が出た場合、重症を負い、意識不明となります。
0になれば死亡です。

基本的には、意識不明になればゲームに参加することはできなくなりますし、死亡すればせっかく作った探索者(キャラクターのこと)が二度と使えなくなります。

回復する手段もなくはないので、0になったから、すぐ死亡というわけではないです。

【マジックポイント(ゲームにおけるMP)】

POW(精神力)の5分の1の数値がマジックポイントの値です。

マジックポイントとは、基本的には、呪文を使うときに必要になります。

一応舞台は現代だし、探索者はただの人間なのですが、魔術的なものがこのゲームには存在します。
なので、それを使う時にマジックポイントが必要になるのです。

マジックポイントが0になると、今度は耐久力から引かれます。

よろしければこちらの記事もどうぞ↓
クトゥルフに魔法ってあるの?

【正気度ポイント】

POWの数値が正気度ポイントです。
※巷ではSAN値と呼ばれていますが、これは公式用語ではありません。

クトゥルフ神話TRPGの代表的なシステムです。

簡単に言うと【心の耐久力】です。

失恋したとき、怒られたとき、幽霊を見たとき、心が傷ついたことはありませんか?
もし傷ついたとき、正気度ポイントが減っていきます。

ただ、この正気度ポイントは自動的に減るわけではありません。

では、どういう風に判定するのかを解説します。
SAN値チェックなんて聞いたことありませんか?
それですそれです(正しくは正気度ロール)

まず、ショッキングな出来事に遭遇します。
その時に、1d100を振り、『現在の正気度ポイント以下の数値』がでた場合、正気度ポイントは基本的には減りません。

しかし、1d100を振り『現在の正気度ポイントより上の数値』がでた場合は、失敗となり、正気度ポイントが減少します。
どのような現象の時に、どれぐらい減ったかは、ルールブックにも書いていますし、KP(キーパー:ゲームマスターのこと)が決めてもいいです。

そして、現在の正気度ポイントが0になってしまった場合、完璧に頭が狂ってしまい、長期入院が必要になり、ゲームには基本的には戻ってこれないです。

永久的狂気ってなに?

つまりは、現在の正気度ポイントが減れば減るほど、SANを振った時に、『現在の正気度ポイントより上の数値』が出やすくなり、頭が狂ってしまう確率が高くなるのが、クトゥルフ神話TRPGの狂気的な魅力の一つなのです。

この100面ダイスを振って、出た数値が、現在の正気度ポイントより以下か上かを確認する行為を、『SANチェック』と言い、正気度ポイントのことを『SAN値』と巷では言われています。
が、もっと知りたい方はこちらはどうぞ→SANチェックってなに?

【まとめ】

その1とその2でやったことを組みあわせると、キャラクターのステータスが作れます。
このステータスを元に、「このキャラクターはどんな人なんだろう?」と想像を膨らますのもクトゥルフ神話TRPGの面白いところです。

もちろん自分のキャラクターが気に入らない場合は、KPが作り直してもいいよって言ったら、作り直すこともできます。
が! ステータスが全て高い=面白いではないです。
逆に低いステータスがあることで、そこに理由付けができ、現実味が足せます。

人それぞれ「こういったキャラにしたい!」という想いはありますが、まずは、サイコロを実際に振って、偶然の悪戯でキャラクターが出来上がる感動を体験してくれたら嬉しいです。

次→〔7版〕新クトゥルフ神話TRPGのキャラクターってどうやって作るの? その3~職業と技能編~

==ルールブック==

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