11月6日クトゥルフ神話TRPG主催体験レポ
実際に、クトゥルフ神話TRPGに興味を持ち、「やってみよう!」と思ったものの、周りにできる仲間が見つからず、しかしいきなりネットで仲間を見つけたり、直接イベントに行くのは初心者には敷居が高い…。
そんな不安を抱えている人もいるかもしれません。
当ブログ、【初心者のためのクトゥルフ神話】では、定期的に初心者向けクトゥルフ神話TRPGのイベントを開催しています。
しかし、「どんな感じでやってんだよ! こちとら中身を知りたいんじゃい」と思われるかもしれません。
そこで、この記事では、実際にイベントの様子をざっくりと書いて、そういった不安を取り除く手助けができればいいなと思っています。
んなわけで、11月6日はクトゥルフ神話TRPGを主催しました。
今回の内容
参加者:リピーター(女性3名)
今回はリピーターの女性3名が参加してくれました。
最初に当イベントでは、キャラクターを作ってもらい(参照:キャラクターの作り方1、キャラクターの作り方2)、職業(参照:キャラクターの作り方3)をランダムで決めてもらうのですが、今回は特別シナリオのため全員の職業を学生で統一してもらいました。
ロールプレイで物語やキャラクターに個性が生まれ、場が和やかに!
今回のシナリオは、不思議な能力を持つ探索者が、町の祭りの準備の日に、化け物が人を殺しているのを目撃してしまい、狙われるシナリオというもの。
例のごとく、参加者同士で今後の話し合いをするのですが、今回は実験的に『軽い感じでロールプレイをしてみましょう!』ってのを参加者に提案してみました。
(参照:ロールプレイってなに?)
今まで、当イベントでは、ロールプレイを推奨せず(恥ずかしい人もいるので)、チームワークを重視した感じで運営してきたのですが……やはりTRPGの醍醐味はロールプレイかなと思ったのと、もしかしたら動画などでロールプレイを見て、ご来場した可能性もあるので、今回から実験的にやろうと思いました。
これ、結構良かったかなと思います。物語やキャラクターに個性が生まれ、場が和やかになりました。
今までのイベントだと、参加者同士が素で、キャラクターを動かしていて、キャラクターの掛け合いも遠慮がちみたいな感じだったのですが(それが悪いというわけではありません)、今回は、ロールプレイを推奨したのもあって、キャラ同士の掛け合いが多く(今回キャラクターの年齢が同い年で、学生というのもあったのですが)参加者の皆さんが、別の自分や、もう1人の自分を動かしているように見えて、ゲームマスター側から見て、すごく和みました。
例えば、殺人現場を見た時とか、普通ならリアクションしなくてもいいのですが、今回はロールプレイを推奨しているので……
女性参加者A(女キャラ)「こわい!」
女性参加者B(男キャラ)「うう……怖いよぉ」
女性参加者C(女キャラ)「やだー! こわい!」
途中、敵のボスの家に侵入するときも
女性参加者A(女キャラ)「まさお。あんた行きなさいよ」
女性参加者B(男キャラ)「うう…わかったよぉ」
女性参加者C(女キャラ)「そうよそうよ。男の子なんだから」
とか、どうでもいいところ(良い意味)で、キャラ同士の個性が生まれていきます。
これ割と初対面同士のオフセッションだと、ハードル高かったりするんですよね。
でも、1度、そのハードルを飛び越えると、凄いキャラ同士が生きている感じがして楽しいです。
更に場がドンドン和やかになり、参加者の緊張がほぐれてきたのか色々な提案をしてくれます。
例えば、最後、ボスのいる島で、ボスの手下に奇襲を受け、女キャラクターの一人が瀕死になってしまいました。
女性参加者B(男性キャラ)「どうにかなりませんか?」
僕「うーん。回復アイテムとかあればいいんですけどねぇ」
女性参加者B(男性キャラ)「じゃあ、先ほど海で拾った、この『コンニャク』を食べさせてどうにか!」
僕「www……い、いいですよ! ただし、呪われた海で拾ったものなので、人間やめて魚人間になりますけど!」
女性参加者B(男性キャラ)「いい?」
女性参加者C(女性キャラ))「いいですとも!」
結果、人間と魚人間の3人全員で協力し、ボスを倒し、無事(?)生還することができました。
総括:一緒にふざけられる人間性がTRPGを楽しくするのかも
TRPGの醍醐味がダイスによるドラマティックな変化だとすれば、裏の醍醐味はロールプレイによるキャラクターの個性だと思います。
もちろん、ロールプレイは強制するものではありません。一生懸命やるのはなんか違うと僕は思っています。
なので、僕自身も、イベント開始前に、『自分の気持ちが湧き上がった時に、軽い感じでロールプレイしてください』と伝え、みんな想い想いのロールをやってくれたので、僕も気持ちがこみあげてきて、楽しくTRPGをすることができました。
こういうこと言うと、自分のイベント全否定で身もふたもないのですが、TRPGなんて本当は、音響も効果音もアイテムカードも何もいらないんですよ。
一緒にふざけられる人達がいればそれでいい気がします。
今回は一緒になってふざけられる参加者の方ばかりでした(僕も途中から、一緒になってふざけたりしてしまいました)
結局のところ、TRPGというのは、僕個人の意見としては、最終的にはTRPG歴の『ベテラン』とか『新人』とかじゃなくて『人間性が楽しいかどうか』だと僕は思っています。
なので、僕も今後は、小物を充実させながら、参加者の方に楽しさを演出したいですが、そういう所であぐらをかかず、『楽しいKP(キーパー:ゲームマスターと同じ意味)』を目指し、イベントを運営できればいいなって、ことに気づくことができたので、本当に素晴らしい体験でした。
今回は参加していただきありがとうございました!
以上レポっす! いあいあ!
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