ザイクロトルからの怪物ってなに?ー神話生物を紹介その11
ザイクロトルからの怪物……自走する不気味な植物もどき。今回はこの生物を紹介します。
というわけで、クトゥルフ神話TRPGにでてくる化け物……通称『神話生物』を紹介しますが、軽く説明し、実際、シナリオで使ってみてどうだったかを紹介します。SAN値チェックしながら見てくださいね!
神話生物についてはこちらの記事をどうぞ↓
神話生物ってなに?
今回紹介するのは『ザイクロトルからの怪物』という種族です。大男総身に知恵が回りかね……という説明がされている感じです。
粘土で作ってみました。ヘタクソだけどお許しを!
今回の内容
【基本的な特徴】
・見た目
・見た目は灰色の木だが、動くこともできれば、口などもついている。
・大きさは5メートルくらい(6版ではSIZ44程度)
・活動場所
・普段は惑星ザイクロトルに住んでいるが、シャッガイからの昆虫によって乱獲され、奴隷にされている。ザイクロトルからの怪物は、『惑星ザイクロトルに住む怪物』という意味で、この怪物の名がザイクロトルではない。
・コミュニケーション
知性が薄弱なため、シャッガイからの昆虫に奴隷にされている。
・食べる物
・肉食性
※人などを丸呑みできますが、それを好んでいるかは不明です。
【能力】
・6本の触手を同時に使うことができる。
・隠れる。隠れている物を感じる。忍び歩きができる。
・8ポイントダメージ軽減する装甲を持っている。
【考え方】
※資料が少なすぎるためわからないですが、知性が薄弱と書かれていますが、ただそれでもINTが2d6はあります。
【宗教や文化】
・惑星ザイクロトルでは、ある伝説的な植物性のクリーチャーを崇拝し、定期的に自らを生贄として捧げてきた。
【人間との関係】
※資料が少なすぎるためわかりませんが、友好的とは思えません。が、奴隷にできるなら(無理やりかもしれませんが)、言うことをきかせられるかも。
【ザイクロトルからの怪物の持ち物】
※資料が少なすぎてわかりませんが、完璧な獣ってわけではなさそうなので、なにかしら持っているのかもしれませんが、現段階でわかりません。
【出典】
※詳しいステータスは、6版のルールブックから参照してください。
今回のザイクロトルからの怪物に関しては
- 『クトゥルフ神話TRPG』
(6版の基本データやステータスを掲載)
- 『新編真ク・リトル・リトル神話大系4』の『妖虫』
- 『グラーキの黙示 1』の『昆虫族、シャッガイより来たる』
を参考にしました。
初出はラムジー・キャンベルの『妖虫』です。
因みに、クトゥルフ神話TRPG(6版)のルールブックでは『ザイクロトラン』と呼ばれています。
新クトゥルフ神話TRPG(7版) ではザイクロトルの怪物のデータは載っていないのですが、シャッガイからの昆虫のデータは6版から引き続き載っています。
この神話生物は『粘土でクトゥルフ』でフリー素材になっていますのでよろしければご活用ください。
【ザイクロトルからの怪物に関する主観的な感想】
ここからは、ザイクロトルからの怪物を自分のイベントで使った感想を、主観100%で言います。あくまでも障害物として扱った方がいい神話生物です。
・強い! 強すぎる!
耐久力が40ぐらいあって、ダメージボーナスが5d6ぐらいある化け物なんて勝てるわけがありません。
なので、これを雑魚キャラにしたり、対策もなくラスボスにするのはやめたほうがいいです。
・バックグラウンドを活かす。
ザイクロトルからの怪物には、シャッガイからの昆虫に奴隷にされているという特徴があります。
なので『ザイクロトルからの怪物が現れたが、それを操っているシャッガイの昆虫、またはシャッガイの昆虫が寄生している人間をどうにかしなくてはいけない』みたいなシナリオを作れば、『ザイクロトルからの怪物を倒す』シナリオではなく、『ザイクロトルからの怪物を戦わずに解決』するシナリオにできます。
・知性が弱い点を活かす。
オリジナルの設定で、『なにかの音に弱い』や『拘束具のようなものをつけられている』という設定を使い、『ザイクロトルからの怪物を無力化させるために探索する』というシナリオも作れます。
【まとめ】
こんな感じで、自分のイベントに出てきた神話生物を粘土フィギュアにして紹介しますので、神話技能を増やしつつ見て頂けたら嬉しいです。
因みに、「ザイクロトルからの怪物は戦わずに回避するシナリオにしよう」なんて言っていますが、自分は過去に『5人で操作する[人造蛙型決戦兵器ムーンビーストX]に搭乗し、ザイクロトルからの怪物と戦うシナリオ』という非常に頭の悪いシナリオを作りました。
正直、神でもない限り、大抵の神話生物はゴリゴリの火力で押せば倒せます。
ロケットランチャーなどを集団で武装すれば勝てます! でもそれはオススメしません! あの時、参加してくれたプレイヤーの皆さんありがとうごめんなさい!
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