正気度ロールってなに?
以前このような記事を書いたことがあります(SANチェックってなに?)
このSANチェック(またはSAN値チェック)と言う言葉はクトゥルフ神話TRPGのルールブックには存在しない言葉になっております。
ぶっちゃけ、恥ずかしながら、それを忘れていました。
いや、もしかしたらいつぞやの6版のクリティカルやファンブル(クリティカルとファンブルってなに?)の時みたいに、公式の言葉だと、勘違いして覚えていたかもしれません。
そんなわけで、改めてルールブックを見直してみました。
やっぱり、当たり前ですがSANチェックと言う言葉は存在しません。(SANは存在します)
6版(クトゥルフ神話TRPG)のルールブックには、俗にいうSANチェックのことは『正気度ロール』と書かれていますし(37ページ)
44ページには、『SAN』と『正気度ポイント』と『最大正気度は別』である。とも書かれています。
SAN値なんて言葉は存在しないというのもネットで見かけましたが、SAN値と言う言葉は6版の85ページに書かれています。
ただ、正気度ポイント=SAN値ではないような書き方です。
じゃあ、SANってなんやねんって話なのですが、色々ネットなどで調べると、そのキャラクターの本質的な正気度。で、正気度ポイントは心のHPではなく、病気で言う所の『その病気に耐えれるかの抵抗力』みたいな感じらしいのですが、ちょっとここは間違っていたら誰か教えてほしいです。
じゃあ、新クトゥルフ神話TRPGでは、どう書かれているかと言うと、やはり俗に言うSAN値という言葉はなく、正気度ポイントと書かれています(150ページ、151ページ)
と言うか、そもそもキャラクターシートの欄にSANという項目がありません。正気度ポイントしかありません(最大値や開始時とかはありますが、SANという項目はないです)
と言うわけでSANチェックと言う言葉はなく、ネットで広まった言葉みたいです。
これは6版の時のクリティカルやファンブルの時みたいな、ネットに広まった感じに凄い似ているなぁと思うし、それを知らなかった自分は凄く恥ずかしいなって思うのですが、一応こういう記事にして載せることにしました。
ただ、こういう文化は自分的にはありだと思っています。
もちろん、公式側がやめてほしい、もしくは、自分たちが間違った知識を「絶対あってるんだ!」みたいな感じで言い張るのは違いますが、違うとわかった上で「SAN値ピンチだ!」とか「SANチェックしないとー」と、TRPGのイベント中に、スラングのようなものを言って、盛り上がるのは一つの文化だと思っています。
特にルールブックを持っていない初心者のうちは、そういう違いもわからないと思うので、そういう人が初めての正気度ロールで「SANチェックだー!」と盛り上がったときに「SANチェックじゃねえ! 正気度ロールだ! 心臓を握り潰すぞ!」とか言うのもちょっと違うと思います。
もちろん、そういうスラングがどんどん身内化していって、はじめましての人が来た時に、自分たちの隠語だけで盛り上がりすぎてしまうのもどうかと思うので、難しいところではあるのですけどね。
以上です。ちょっとマニアックな記事になってしまいましたが、こういう記事を書くことで、自分自身もみんなと一緒に成長できる記事にしたいなと思ったので、載せることにしました。
って言うのは嘘で、自分の記録用に載せました。少しかっこつけました! 恥ずかしいのでSANチェック改め、正気度ロールをします!
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