一度やったシナリオをもう一回やるメリットってあるの?
TRPGというのは、大抵のものにはシナリオと言うものがあります。なので一度プレイしてしまうとシナリオのネタと言うものがプレイヤーにはわかってしまいます。
そうなると、もう一度同じシナリオをしようというプレイヤーは少ないのかなと思います。
まあ、別にそれは全然、悪いことではないのですが、同じシナリオをプレイした場合、こういう楽しみ方ができたよってのを自分の体験を踏まえてご紹介致します。ただ、これネタバレとかの問題とかも生まれますので、推奨はしていないです。その時のイベントの規則に従ってください! あくまでもこんな楽しみ方ができたよって話です! ではいってみましょう!
今回の内容
【違う展開が見れる】
当たり前ですが、プレイする人間が変われば、同じシナリオでも同じ展開にはなりません。例えば……
『操られているプロボクサーの人間がいます。彼の目を覚ますには、精一杯、プレイヤーの誰かと戦うことが条件』というシナリオがあったりします。
大抵のプレイヤーはそのプロボクサーと戦って、目を覚まさせますが、中には、「そのプロボクサーのことを調べて、目の覚めるような声援をみんなで送りたい。俺はお前のことを待っているんだ! 期待していているんだ! みたいに」と提案してきたプレイヤーがいて、その時は説得の技能を、ダイスで振ってもらって、5分の1の出目を出したのでOKしました。
こういった特殊な例はありますが、同じ『プロボクサーと戦う』を選択したプレイヤーでも、格闘で戦う人もいれば「正々堂々なんだから、手りゅう弾投げて戦ったっていいだろ! これが俺の拳だ!」と提案したプレイヤーもいます。
他にも、『喋る雪だるまに、DEX×5以下でタバコをつけさせてあげる』というシナリオがあるのですが、このシナリオは、DEX×5以下が失敗しても、『うまくつけれなかった』で終わるのですが、100の出目を出した人がいたので、最悪の結果ということにして、雪だるまが解けて消えるというアドリブをしたこともあります。
本当はこの後に、この雪だるまが強力な武器をくれるという展開があったのですが、それをなくして、プレイヤーの知恵で頑張ってもらうことにしました。
と、まぁ書けば書くほど、色々な展開が出てきます。邪教で見つけたこんにゃくを食べた探索者が、後に戦闘で死にかけたので、そのこんにゃくは実は半魚人になる魔術を賭けられていて、プレイヤーは命を取り留める代わりに半魚人になってしまったり……などなど。
同じシナリオかもしれませんが、ダイスの目や発想力は無限大なので、僕は何回もGMとして同じシナリオをやっていますが、毎回楽しく見ております。
【違うチームで行くので難易度が変わる】
当たり前ですが、人数が多ければ多い方が有利です。なので同じシナリオでも、最初やったときは4人パーティでも、次にやるときに2人だと全然違います。詳しくはクトゥルフをプレイするときの理想のプレイヤー数って何人?を見てもらえたらなと思うのですが、全然空気感や、プレイヤー同士の関係性は違いますね。
ただ、これシナリオによっては、プレイ人数が決まっているものもかなりあったり、人数が変わるたびに、キチンと難易度調整しているものもあるので、なんとも言えないのですけどね。
【サブGM体験ができる】
1度やったシナリオやるということは(久しぶりにやらない限りは)そのシナリオを覚えているということになり、自分だけそのシナリオの全貌を知っている。いわゆるゲームマスターと同じような目線で他のプレイヤーの人たちを見ることができます。
なので、他のプレイヤーが困っていたら、それを見て、ニヤニヤする、もしくはネタバレをせずに誘導したり……というのが可能になります。意外にこれ結構楽しいです。ゲームマスターほど責任は発生しないですし、前回と違った遊び方をあえてやることも可能だったりします。
こんな感じです!
【注意事項】
まあ、今回の記事は、やっている人がかなり少ない記事だと思います。で、ここから同じシナリオをやるにあたり、注意事項を載せておきます。
・そういうのを推奨してい場所もある。
基本的には、シナリオは、そのシナリオを初見の人がやるものなのかなって思います。自分のイベントでは同じシナリオをやった人が来ても良いのですが、やはり場所によっては、同じシナリオをやるのは推奨していないところもあるので、それはそこの指示に従ってください。
・ネタバレ、メタプレイはやめよう。
正直、自分が同じシナリオをプレしたかなんて、過去に、無数にシナリオをやった場合、プレイするまで気づかない場合があります。なので、基本的には同じシナリオをやっても良いとは思うのですが、公言しない方がいいです。
シナリオのプレイ中に「俺、このシナリオ前やったんだけどさぁ。もう犯人分かったよ」とか言われた日には、かなり萎えます。なんかその人の前で、一生懸命考えているのが恥ずかしくなりますからね。
なので、まぁ途中で一度やったことに気づいていても、墓まで持っていくつもりの方が僕は楽しいと思います。
以上です! で、勘違いしないでほしいのですが、これあくまでも同じシナリオをやるのを推奨しているわけではありません。ただ、もし自分がゲームマスターで同じシナリオを回すとか、サブゲームマスターを任されて、プレイヤーの1人として同じシナリオをやらされた場合、こういう楽しみができるよと言う話です。
まとめると、もし、自分が同じシナリオをもう一回やりたいと思った場合は、そこのイベント側に問い合わせて見た方が良いです。で、もし自分が気づかずに参加して、途中で気づいてしまった場合は、公言せずに、その気持ちをしまっておきましょう!
もし、今回と似たような記事を書いてしまった場合は、申し訳ないです。自分で気づいた場合は、墓まで、隠していこうと思います!
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