ラヴクラフトってだれ?
ハワード・フィリップス・ラヴクラフトとは、クトゥルフ神話の生みの親で、1890年~1936年(46歳没)を生きた男性です。正確には、クトゥルフ神話もクトゥルフ神話TRPGも色々な人の力によって生み出されたのですが、始まりはこのラヴクラフトです。
と言うわけで、今回はラブクラフトについてまとめてみましたが、実際の人物なので、情報量がかなり多いので、ザックリとまとめてみました(間違った情報があったら教えてください)
詳しく知りたい方は、新クトゥルフTRPGやラヴクラフト全集3見て頂けると助かります。
【幼少期】
・1890年8月20日、アメリカのロードアイランド州プロヴィデンスに生まれる。
・母方の祖父は街の名士で、使用人が5人もいる大きな家で育ったが、後に財産が付き、小さな家に引っ越すことになった。
・幼い時から病弱で学校にあまりいけず、また幼い時から悪夢や色々と彩かな夢を見た。
・物語を見たり調べるのが好きで(民話、神話、化学、地理学、天文学など)、6歳ぐらいから物語を書いていた。
・アメリカの小説家『エドガー・アラン・ポー』の影響をかなり受けている
・18歳になると自分の書いた小説に不満を持ち、その大半を破棄する。その後9年間小説を書かなかった(後に、著作家などと知り合い、また作品を書き始める)
【成人してから】
・自分の作品があまり日の目も出ず(貪欲に作品を多く投稿もしなかった)、暮らしは裕福とは言えない。
・他の作家の手直しをすることで、なんとか収入を得て、生活できている。
・大勢の作家や読者との文通をしていた(生涯、約8万通も文通をしていた)
・色々な雑誌などには、作品は載ったが、ラヴクラフトは生前に出版した本は1冊しかない(インスマウスの影)。しかしその部数も少ない。
・1924年3月3日、ラヴクラフト33歳の時に、ソニア・グリーンと結婚したが、後に離婚している。
・1928年にクトゥルフの呼び声を発表。
・癌の影響により、1937年に死去(46歳)。死後、その作品などは多くの作家仲間が引き継ぐ。
【趣味や性格】
・旅が好きであらゆる場所に行っている。古い家々や夏の日々に古風で絵のような美しい土地を歩き回ったりするのが好き。
ただ、暮らしが裕福ではないので、旅ができないと嘆いている(安いバス旅行ぐらいしかできないとのこと)
・45歳を過ぎてギリシア語をマスターしたことを誇っている。
・寒いのが苦手。暑いのは平気。
・海産物は説明できないほどのこの上ない激しさで嫌い(多分、クトゥルフのイメージはこれなのだろう)
・チーズ、アイスクリーム、チョコレートには目がないが、タバコもアルコール飲料も口にしない。
・猫が好き。
・自分の容姿にコンプレックスを持っていた。
・都会が嫌いでニューヨークに引っ越したことを憎むほど後悔している。後に故郷に引っ越す。
【まとめ】
以上! 他にも書きたいことはあるのですが、書ききれなくなるので、ここまで!
色々な本や媒体でわかる情報が違うので(情報自体が間違っているというわけではありません)調べれば調べるほど、新しい人物像が見えて、凄く魅力的な人物です。
自分の中でのイメージは『生前、日の目が出ず、暗い人生を生きた人物。それ故にダークなものが作品に漂っている』という感じでした。
実際、裕福や幸せだったのかはわかりませんが、彼自身、普通の人間のように甘いものに目がなく、旅を楽しんだり、作家仲間と文通をして日々を生きていて、そして生前も、その死後も色々な仲間に評価されているというのがとても愛着がわきました。
そういった背景を知ることで、ラヴクラフトの作品が更に楽しめる気がします。
実際に、ラヴクラフトは小説だけではなく、エッセイや自分の半生を描いたようなものも翻訳されていますので、その時は、彼の人柄を楽しんでほしいです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません