クトゥルフに毒ってあるの?
RPGでよく見かける状態異常。その代表が毒で、その症状の多くは、『ジワジワとHPが削れる』です。
しかし、RPGで毒を、敵に対してそこまで使うプレイヤーはいないですし、味方が毒の状態になると、ジワジワと嬲られるのはしんどいが、毒消しや魔法があれば一発で回避でき、そこまで驚異的ではない印象です。
実は、クトゥルフ神話TRPGにも毒はあります。
今回はこの毒について、クトゥルフ神話TRPG(6版)と新クトゥルフ神話TRPG(7版)でどう違うのかを説明します。
今回の内容
毒はエグい!
当たり前ですが現実世界の毒は恐ろしいなんてレベルではありません。
吐き気、めまい、痙攣、意識不明、時には死に至るなんてことが発生します。それほどまでに危険なものなのです。
クトゥルフ神話TRPGでもそういった部分が強く表れていて、基本的には死に至るレベルだと考えていいです。
・6版の毒
まず例としていくつかの毒を書きます。
- ガラガラ蛇 POT10
- クラーレ POT25
- サソリ POT9
まず、毒を受けた時、POTと毒を受けた側のCON(体力)を抵抗表で競わせます(POT対抗)
※もしくは、クトゥルフ対抗ロールのサイトで計算できます。
毒(POT)がCONに買った場合、POTと同じ値の毒のダメージを受けます。
この時点でヤバいです。
仮にガラガラ蛇に噛まれたダメージに加え、毒による追加攻撃で、最悪即死の可能性もあります。
では、毒(POT)がCONに負けた場合、全然ダメージがない場合もあれば、POT半分のダメージを受けるかはKP(キーパー:ゲームマスターと同じ意味)次第ですが、
仮に半分のダメージでも結構キツいです。
これ何が怖いって、毒のダメージが固定値なんですよね。1d10とかなら希望があるかもしれませんが、『失敗したら10ダメージ喰らう!』は中々に絶望です。
・7版の毒
全ての毒は、非常に弱い、弱い、強い、致死的の4つにわけていいそうで、
- 非常に弱い:ダメージはない
- 弱い:1d10ダメージ
- 強い:2d10ダメージ
- 致死的:4d10ダメージ
となっています。
CONロールで、ダイスの出目がイクストリーム(1/5)だと毒からのダメージを半分にでき、毒の効果も少なくなります。
クリティカルが出ると、毒をはねのけられる場合があります。
もちろん、簡単に4つに分類にできるだけであって、個別の毒のデータも存在し、毒ごとに効果や症状などは違います。
7版は6版のPOT制のルールはなくなり、わかりやすく、そしてダメージがダイス次第なので希望がある感じです。
ただ4d10や2d10の毒は絶望ですが……。
※更に7版ではCONロールに通常の成功をした場合、毒のダメージを普通にうけてしまう可能性があります。
毒はKPの裁量で決められる
で、救いはないのか!って話なのですが、毒を受けたらすぐに死ぬ!ってわけではなく、毒によっては時間がかかるものも結構あります。
また、6版では、実際のプレイの状況に合わせ、数値などを修正してもよく、7版も毒の症状や難易度などはKP次第のところがありますし、治療方法なども書かれています。
なので恐ろしいですが、ゲームバランスはKP次第の部分もあります。
まとめ
今回の記事では、6版も7版もダメージ的な部分をざっくり紹介しましたが、他にも様々な毒、ダメージ以外の症状、効果が表れる時間、治療方法などが紹介されています。
詳しく知りたい方は、ルールブックの購入をオススメします。
今思うと、RPGの毒以外の麻痺や混乱などの状態異常も全部『毒』の症状なんですよねって気づいた今日この頃。
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