ガストってなに?ー神話生物を紹介その20

2024年4月5日

ガスト……暗闇に潜む醜悪なるもの。今回はこの生物を紹介します。

というわけで、クトゥルフ神話TRPGにでてくる化け物……通称『神話生物』を紹介しますが、軽く説明し、実際、シナリオで使ってみてどうだったかを紹介します。SAN値チェックしながら見てくださいね!

神話生物についてはこちらの記事をどうぞ↓
神話生物ってなに?

今回紹介するのは『ガスト(もしくはガースト)』という種族です。集団で襲い掛かる、ゴブリンやオーク的なイメージのある神話生物です。
某レストランとは全く関係はありません。

自分で粘土で作ってみました。ヘタクソだけどお許しを!

【基本的な特徴】

・見た目

・黄色い目、鼻や額、他の重要なパーツを欠落させていながら、妙に人間じみた面構えをしている。

・SIZ(体格)は人間の限界より大きい。クトゥルフ神話TRPG(6版)だとSIZは平均26。

・活動場所

・ドリームランドにあるズィンの窖(あなぐら)の入り口で、侵入者を捕まえようと待ち構えている。

・光あるところでは生きられないが、暗闇の中では活動できる。
※この光というのはルールブックでは『太陽光線』を書かれています。機械的な光の場合、どうなるかはわかりませんが、苦手なイメージはあります。

・コミュニケーション

・咳き込むような喉にかかった声で会話する。

・食べる物

・他の生き物も食べるし、共食いもする。

・その他

・カンガルーのように跳躍して動く。

【能力】

・かみつきやキックなどを使い攻撃する。
※キックに当たると下手したら即死します。

・忍び歩きや隠れるなどの隠密が得意。

・鋭い嗅覚を持っている。
※と『未知なるカダスに夢を求めて』で書かれていますが、ルールブックでは反映されていません。

【考え方】

・残忍で集団で行動する。

・ものを判別する力がなく、原始的で、すぐに襲い掛かってくる。
※実際、クトゥルフ神話TRPG(6版)だとINTも平均3~4しかないです。

【宗教や文化】

※非常に野蛮であり、何かを信仰しているようには思えません。

【人間との関係】

※野蛮なため、どう見ても不可能と思ったのですが、ルールブックに『手なずけることが可能』と書かれています。
手なずけることが可能!? 可能なんだ!

【ガストの持ち物】

※物を扱うような知性は感じられないです。

【出典(データ&ステータス)】

今回のガストに関しては

を参考にしました。

※詳しいステータスは、上記のルールブックから参照してください。

物語の初出はハワード・フィリップス・ラヴクラフトの『未知なるカダスに夢を求めて』です。

【ガストに関する主観的な感想】

ここからは、ガストを自分のイベントで使った感想を、主観100%で言います。非常にわかりやすい敵です。

・立ち位置がわかりやすい!

獲物を見つけたら集団で襲い掛かる! 食べる! それだけ! というのが非常にわかりやすいです。
神話生物を出す時に、基本的な文化や思考などを調べたりする可能性もあるのですが、ガストに関してはパニックホラーに出てくる化け物みたいな出現ができます。

・集団ってのもいいね!

ガストは雑魚敵のように見えて普通に強いです。キックも3d6、耐久力も20あり、『一匹倒したのに、こんな奴がまだうじゃうじゃいるのか……』と絶望感が出せます。

・弱点がで逆転!

「もう駄目だ!」って思っても、太陽の光を使うことで、一発逆転ができ、映画みたいなシチュエーションができます。

・共闘が可能!

本来敵になる可能性のある魔導士や神話生物が、ガストの襲撃にあい、共闘するってこともできますし、自分がミ=ゴや食屍鬼(グール)となって、ガストに立ち向かうシナリオも作れます。

【まとめ】

実際、原作では数ページの登場ですが、わかりやすい立ち位置が僕は好きだったりします。
もちろん、ドリームランド以外にいるかはわかりませんが、地球には洞窟は無数にあるので、今日もどこかで獲物を待ち構えているかもしれませんね。

==ルールブック==

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