クトゥルフ神話TRPG初心者が最初に知っておくべき5つのポイントってあるの?
「最近、子供がTRPGにハマっていまして、クトゥルフ神話TRPGにも興味を持っています? どういったゲームか教えて頂いたもよろしいでしょうか?」と質問を受けまして、お話したことがあります。
というわけで、今回は『クトゥルフ神話TRPG初心者が最初に知っておくべき5つのポイント』という記事を書きます。
完全主観で、今からクトゥルフ神話TRPGに興味ある人に向けて書きます。
※あくまでもTRPG初心者ではなく、クトゥルフ神話TRPGです。
誰かとTRPGやるときに気を付けることってある?
今回の内容
①【ジャンルを理解する】
まずこれです。
剣と魔法で立ち向かう王道ファンタジーではなく、ホラーです。
なので、
・日常の中に潜む非日常的恐怖に足を踏み入れてしまう。
・殺人やグロテスクな描写などもある。
・多くの邪神や異形の生物と出会う可能性がある。
ということは覚悟したほうがいいです。
・幅がありすぎる
ただ、かなりの人気コンテンツのため、最近ではめちゃくちゃ幅があります。
・好きな人にラブレター書いて、恋愛して終わった。
・猫を愛でて終わった。
・ひたすらギャグだった。
・『各々が秘密を抱えた』マーダーミステリーみたいなものが始まった。
・アクション無双ゲームだった。
と、このようにかなり枝分かれしているのですが、根っこの部分はあくまでもホラーであることを認識して遊んだほうがいいです。
②【現代的なゲームであること】
剣と魔法で戦う、もしくはレーザービームなどを使ったりはせず、現代的で現実的な建物や技能が出てきます。
・現代が舞台
一応、1920年代が主流であるのですが、最近では現代フリーシナリオがたくさんあり、もはや現代ものといっても過言ではないです。
因みに戦国時代が舞台のクトゥルフ神話TRPGのサプリもあったりします。
・技能が現実的
舞台が現代だからと言って、技能が現実的ではない作品もあります。
ただ、クトゥルフ神話TRPGの技能は非常に現代的です。
『聞き耳』、『言いくるめ』、『目星』、『運転』、『手さばき』、『近接格闘』などなど。
クトゥルフ神話TRPGを知らなくても、なんとなくどういう意味なのかはわかる人多いのではないでしょうか。
※ただ非日常的な呪文やアーティファクトも存在しますが、普通の一般人にはおよそ入手できないものばかりです。
③【キャラクターは破滅に向かう】
一応、RPGなので、探索者と呼ばれるキャラクターは成長していきます。
が、どんどん強くなって進んでいって、無敵の存在になっていく……わけではないです。
確かにキャラクターは成長しますが、正気度(通称SAN値)という心のHPはどんどん削れていきますし、不意に死ぬこともあります。
普通のRPGみたいに防御力とか攻撃力などのステータスはあがりません。
現実世界で、人間が色々な知識などで得て成長しても、ちょっとした事故で亡くなってしまう感覚……そういったことに近いです。
④【協力ゲームであること】
ホラーではあるのですが、『ただ、逃げ回ったりするゲーム』ではなく、基本的には『プレイヤー全員で怪異に立ち向かうゲーム』です。
時々、『無残にも殺されるゲーム』、『どうにか生きようと足掻くゲーム』みたいな話も聞くのですが、怪異に立ち向かうのです。
このようなことはルールブックにも書かれています。僕自身もびっくりしています。
なんなら『怪異さえ対処できればお前の命は軽いのだ』と言われているぐらいです。
愚直に突っ込んでいけという意味ではありませんが、ヒロイックファンタジーと目的は変わらなかったりします。
決して、逃げ回ったり、プレイヤーで殺しあうゲームではないです。
もちろん、最近ではかなり幅のあるゲームになっていますので、この限りではないことは結構ありますし、それが悪いことだとは僕は思いません。
『とにかく脱出するゲーム』とか遊びましたが、結構楽しかったです。
⑤【ダイス(サイコロ)を振るゲームです】
いや、それはそうだろ!って思う人もいるのかもしれませんが、中にはカード使ったりするものもあるのですよね。
特にクトゥルフ神話TRPGは基本的には1d100(10の位と1の位の10面ダイスを掛け合わせた100面ダイスを1回振る)ゲームです。
もちろん、ダメージなどにはダイスを使いますが、1d100判定です。
全てではないですが、他のTRPGだと、表やダイスからの複雑な計算やシステムなどを使ったりもしますが、クトゥルフ神話TRPGの判定は結構単調な部分が多いです。
人によってはわかりやすいし、人によっては物足りないかもしれません。
※もちろん複雑な部分もあります。
【まとめ】
・基本的にホラーゲームである
・舞台は現代が中心
・キャラクターはいつか破滅する
・協力ゲームである
・ダイスを振る
今回はあくまでも『クトゥルフ神話TRPG初心者が最初に知っておくべきポイント』です。
なので、『ルールブック未所持or道具の確認』や『時間などの確認』などは書いていません。
こういったことはクトゥルフ神話TRPGに限らず、TRPGでは必ず気を付けたほうがいいです!
【♢オマケ:原作は読んだほうがいいのか?♢】
正直、読まなくて大丈夫です。
もちろん、読んだほうが「あ、これ原作ででてきたやつだ!」って僕はワクワクするのですが、だからといって読んだからクトゥルフ神話TRPGをプレイする上で役立つかといわれると難しいところです。
あくまでも日常生活を送るキャラクターが、非日常世界に侵食されるというのがクトゥルフ神話TRPGの醍醐味なので、世界観に対する予習はないほうが新鮮に楽しめるのではと思っています。
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