クトゥルフの呼び声(ホビージャパン版)プレイしました キャラクター制作編
以前、このような記事を書きました↓
番外編TRPGグッズを買いました8-クトゥルフの呼び声
このホビージャパンのクトゥルフの呼び声は、1986年に日本で初めて発売されたクトゥルフ神話TRPGです。
海外では2番目に作られたものらしいのですが、3番目のルールも加えらえているようです(ここでは2版と呼びます)
で、この2版ですが……実際に遊んでみました! なので、今回はこの2版を実際にやった感想を載せますので、良かったら見てくれると嬉しいです。
今回の内容
縛りを入れてみる
今回、このクトゥルフの呼び声をやるにあたって、縛りをいれてみました↓
クトゥルフの呼び声のセットにあるものだけをできる限り使う
当イベントの使っているプロジェクター、キャラコマ、アイテムカードなどは使わずに、紙とペンと喋りだけの当たり前のスタイルでやる
できる限り書かれている情報以外はアドリブしない
プレイヤーが提案するとかなら大丈夫ですが、KP(キーパー:ゲームマスターと同じ意味)側はシナリオやルールブックに書かれている情報以外をつけ足さない。あえてアドリブをしないスタイルでやりました。
2版の公式シナリオをやり、その後に6版で同じシナリオをプレイ
今回2版にもクトゥルフ神話TRPG(6版)にも同じ内容のシナリオがあったので、やってみて比較することにしました。
キャラシ作りの感想
そんな感じで紹介しますが、あくまでもプレイしてみた感想なので、シナリオに関してはザックリとしか説明しません。シナリオ内容を知りたい場合は、ルールブックの購入をお勧めします。
では、いきましょう! と書き始めたら結構な量になってしまったので、前後編にわけます! 今回はキャラクターを作ってみた感想です。
職業が少なくていい!
非常に楽です。職業がそもそも9種類しかないので、『自由すぎることで、逆に悩む』ということがありません。
特に自分は、ゲームなどやるときに、職業などがあったら全部知りたい人間なので、そういったときに、例えば、職業が50種類あった場合、ゆっくり作る楽しみはあるのですが、かなり悩んでしまい、疲れてしまいます。
もちろん9種類は少ないっちゃ少ないのですが、1920年代のことはよくわからないので、「こういう職業欲しい!」とは自分は思いませんでしたし、増やすことも可能なのでこれで良いかなって感じでした。
2版は技能が複雑
クトゥルフ神話TRPGはバージョンが新しくなればなるほど、技能がコンパクトになって見やすいのですが、2版はまだ技能が細かく分類されていて、不便を感じつつも、だがそれが難易度の重さを感じて良かったです。
例えば、6版の技能には『ほかの言語』というものがあります。これはプレイヤーが選択した言語の理解(読み書き、会話)の能力だったりします。
逆にこれが2版になると、外国語で会話する場合は『会話』、外国語で読み書きする場合は『読み書き』を習得する必要があります。この時点で6版だと1つの技能を強化すればいいものを、2版だと2つの技能を強化しなくてはいけません。
他にも6版だと、『医学』という、事故、病気、傷などを診断し、治療する技能がありますが、これが2版だと『診断』と『治療』にわかれています(そして、ルールブックを読む限りだと、治療では病気は治せるけど、傷は治せるとは書いていません)
みたいな感じで、すっごく不便だけど、好き!
あらゆる、ポイントが少ない!
2版のルールブック見ていた時から思ってはいたのですが、技能に割り振れるポイントが少ないです。
6版ではEDU×20 INT×10 に対し、2版はEDU×15 INT×5しかありません。
なので、探索者(キャラクターと同じ意味)のEDUが同じ15だったとして、6版では300ポイントあるのに対し、2版では225……その差は75! 一つの技能分ぐらいの差があります。
更に言うと、6版では全ての技能(クトゥルフ神話の技能は除く)、どんなに低くても初期値は最低1%はあります。つまりは、ポイントを割り振らなくても、100面ダイスを振って、1さえだせば成功するのです(めったにでないですけど)
それに対して、2版は初期値0%の技能がめっちゃあります。10以上はあります。もうなんというかキャラシが実に硬派ですね(?)
技能が面白い
先ほども話したように、クトゥルフ神話TRPGはバージョンがアップするごとに、技能がコンパクトになっていきます。
なので、2版ではあるけど、6版では存在しない技能が結構あります。
それはコンパクトになり、1つにまとまって消えた技能もあるのですが、単純にに消えた技能もあります。
〈歌唱〉
プロの歌とか聞くと、涙が出たり、鳥肌立ったりしますよね。それです。もし『ドキッ! 神話生物だらけのアイドルオーディション』というシナリオで、歌の審査があった時に、この技能を使えばイチコロです。
〈語学〉
街などで外国人が喋っている時に、言葉の意味はわからないけど「中国の人かな?」とか「英語……? いや英語じゃないな」なみたいな経験ありませんか? それを判別するための技能です。
この『語学』の技能は、外国語の会話の技能ではなく、判別するためだけの技能です。
じゃあ、『会話』の技能の方がいいじゃん! って思うかもしれませんが、『会話』の技能は、『会話(〇〇語)』みたいに特定の言語を選択しないといけません。
なので、自分が『会話(ドイツ語)』を使った場合、相手がフランス語で返してきたら、理解どころか、相手の言語がなんであるかすらわかりません。
ただ、「語学でわかっても、会話ができなきゃ意味ないじゃん!」って言われるとそうなんですけどね……。
こんな感じで、他にも個性的な技能がたくさんあります。もちろん、6版でも、サプリとかになると個性的な技能は増えるのですけど(サプリってなに?)、基本ルールブックにこういう技能があるのが面白いなと思いました。
武器が少ない!
2版は武器が少ないです。6版は60種類以上あるのに対し、2版は約22種類です。なので、すぐパッと選んで、パッと倒しに行けます。ただ武器を拘ることはできないですけどね。
まとめ
2版は情報が少ないですが、その代わり、ページ数が少ないので(あと、ルールブックと、シナリオブックと、設定資料集が別なので)ルールに困ったときはすぐにパラララッと開いて調べることが可能です。それは本当に楽でした。
と言うか、2版のルールブックを読んで、わかにくいなと思ったことはそこまでないです。
で、凄い自由度が低いような感じで書きましたが、もちろん、自分たちでルールなどをつけ足すことは可能です。今回は『ルールブックに載っていないものをアレンジしない縛り』なので、こういう感じでやっていますので、違いを楽しんで頂けたら嬉しいです。
では、次、実際にやってみた編にいきましょう!
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