TRPG中に実際起きたことトラブル編:02ルールブック未所持問題
かれこれ、クトゥルフ神話TRPGをオンラインセッションで5年程度、オフラインだと8年以上やってきました。
(オンラインとオフラインの違いは『TRPGってどこでやるの?』を参照にしてください。)
少ない年数ではありますが、色々な人とやると多少のトラブルはつきもの……。
なので、今回は実際にあったことを紹介します。
こういうネガティブなことを書くのはどうかと思うのですが、うまい話ばかり書いて、そういうことにフタをするのは好きじゃありませんし、あくまでもこれは1例に過ぎないので、何かの参考にして頂けたら幸いです。
今回紹介するのは『ルールブック未所持問題』です。『ルールブック未所持問題』とは、その名の通り、TRPGをやる際に、ルールブックを持ってないということで起きる問題です。特にクトゥルフ神話TRPGではこの問題が非常に多いです。
このトラブルは、非常にデリケートで、考え方は人それぞれなので、あくまでも僕の主観として書きます。
どういう問題が起きるか?
ルールブック未所持問題とは具体的にどういうことかと言うと、TRPGを誰かとやる際に、ルールブックを持っていないと言う状態で、これのなにがマズイかと言うと、『何かあったときに、ルールの確認ができない』という問題がおきます。
例えば、自分がルールブックを持っていないプレイヤーだとして……
プレイヤー「よーし、今日はクトゥルフ神話TRPGをオンラインでやるぞー」
ゲームマスター「よろしくおねがいします! キャラの作り方ってわかりますか?」
プレイヤー「うーん。なんとなくはわかりますが……」
ゲームマスター「じゃあ、わからないことあれば聞いてくださいね」
数分後
プレイヤー「すいません。技能の算出のところなんですがー」
ゲームマスター「ああ、ルールブックの〇〇ページを見ると詳しいっ算出がのっていますよ」
プレイヤー「え、ルールブックないんですけど……」
ゲームマスター「えっ えと、じゃあ、口で言いますね。〇〇がこうでー」
プレイヤー「ありがとうございます」
数分後
プレイヤー「すいません。技能ってどれに振ればいいのがですか?」
ゲームマスター「えっ……」
プレイヤー「あと、武器の詳しい表とかも見たい」
ゲームマスター「えっ……」
みたいなことがおきます。オフラインとかならまだ、ルールブックを直接見せることができるんですけど、オンラインだとどうすることもできないです。
特に実体験として1番酷かったのは、ゲームマスターが『ルールブックは未所持、動画で見て覚えた』など言って『俺は買う気はない』ってのが、途中で判明したことです(「これ、ルールと違うけどハウスルールですか?」とイベント中に質問したら「〇〇の動画ではそうだった」と言われました)
他にも色々と問題はあるのですが、間違った知識が広まってしまう場合もあります(クリティカルとファンブルってなに?)
じゃあ、ルールブックは買わないといけないの?
基本的に買った方がトラブルは少ないのですが、持っていない人に対して、「買え、買わないやつは俺らのTRPGを荒らすな」って精神で、初心者を潰すのは僕は好きじゃないです。
これは完璧に主観なのですがルールブック未所持問題に関しては『買う』、『買わない』の二択ではなく、『その場所をどう大事にするか』が大事です。
『自分がゲームマスターする』ならもちろん買った方がいいですし、『誰かとTRPGで遊ぶ場合』は買った方がいいです。
しかし、中には『うちのイベントはルールブック必要ないですよ』とか、『TRPG初心者体験広場』とかもありますよね。
そういうところでは基本的に、ルールブックが必要ない場合が多いので、無理して買わない方がいいですし、気軽に付き合える友達同士でずっと遊ぶのだったら、誰か1人がルールブック持ってたり、後々買うとかでもいいのかなと思います。
で、もし、ルールブックを買ったはいいが、『知識に自信がない』、『自分がゲームマスターをする際にハウスルールを入れる場合』は、事前にプレイヤーに言いましょう。
逆に細かくクラシックルールに拘りたいプレイヤーは、そのイベントに行かないか、「どこら辺にハウスルールがあるのですか?」と聞きましょう。
せっかくTRPG知らない人が、TRPGに興味持ってくれたのに、「ルールブック買えや。それが礼儀だろ」と心な発言により、初心者が二度とTRPGをやらなくなるのはかわいそうですよね。
もちろん、ルールブック未所持の人も「ゲームマスターやりたいけど、ルールなんて動画で覚えればいいや。くそくらえじゃい!」の精神でやるのもやめましょう。
ルールブックって、『買うべき』、『買わないべき』じゃなくて、単純に買ったらワクワクするんですよね。面白い資料たくさん見れるし。資料以外にもノウハウとか大事なことがたくさん書かれて、胸が熱くなりますよ。
って僕は思ったりします。
まとめ
話があっちこっちにいったので自分なりにまとめてみました。
・基本的にはルールブックは買った方がトラブルは少ない。
・ゲームマスターやるなら買った方がいい。
・体験イベントとかでやるならまだ必要ない(持っていてもいい)
・「このイベントでは必要ありませんよ」と言っている場所では必要ない(持っていてもいい)
・ルールブックは面白い。資料以外にもノウハウが載っていることもある。
・肝心なのは『買う』、『買わない』ではなく、『どこでやるか?』『誰とやるか?』
・楽しいことなんだから、楽しくやろうよ。
以上! 今回のトラブルは『ルールブック未所持問題』でした!
次回→TRPG中に実際起きたことトラブル編:03過度なメタプレイ
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