〔6版〕クトゥルフ神話TRPGのキャラクターってどうやって作るの? その2~HP、MP、SAN値ポイント編~
今回の内容
【キャラクターの能力値を決める】
クトゥルフ神話TRPGと言えど、RPGですからHP、MPなどの概念があります。
というわけで今回は耐久力、マジックポイント、正気度ポイント(通称SAN値)についてざっくりと解説します。
前回の記事はこちら↓
クトゥルフ神話TRPGのキャラクターってどうやって作るの? その1(6版)
・耐久力
STR+CONの合計値÷2が耐久力(端数切り上げ)です。
耐久力とはあなたの命を数値化したものです。
まあ、ゲーム知っている人ならHPってのがわかりやすいですかね。
相手から攻撃されたり、事故によって自分にダメージをうけた時、耐久力は減っていきます。
一回のダメージで、現在の耐久力の半分が減った場合、100面ダイスを振り、CON×5の数値より上が出た場合、意識不明となります。
また、耐久力が2か1になると自動的に意識不明になり、0になると死亡します。
基本的には、意識不明になればゲームに参加することはできなくなりますし、死亡すればせっかく作った探索者(キャラクターのこと)が二度と使えなくなります。
回復する手段もなくはないので、0になったから、すぐ死亡というわけではないです。
・マジックポイント
POW(精神力)がそのままマジックポイントの値です。
マジックポイントとは、基本的には、呪文を使うときに必要になります。
一応舞台は現代だし、探索者はただの人間なのですが、魔術的なものがこのゲームには存在します。
なので、それを使う時にマジックポイントが必要になるのです。
0になると意識不明にはなりますが、死にはしないです。
詳しくはこちらの記事をどうぞ↓
クトゥルフに魔法ってあるの?
・正気度ポイント
POW×5の数値が正気度ポイントです。
※巷ではSAN値と呼ばれていますが、これは公式用語ではありません。
クトゥルフ神話TRPGの代表的なシステムです。
簡単に言うと【心の耐久力】です。
失恋したとき、怒られたとき、幽霊を見たとき、心が傷ついたことはありませんか?
もし傷ついたとき、正気度ポイントが減っていきます。
ただ、この正気度ポイントは自動的に減るわけではありません。
では、どういう風に判定するのかを解説します。
SAN値チェックなんて聞いたことありませんか? それですそれです(正しくは正気度ロール)
まず、ショッキングな出来事に遭遇します。
その時に、100面ダイスを振ります。100面ダイスを振って『現在の正気度ポイント以下の数値』がでた場合、正気度ポイントは基本的には減りません。
しかし、100面ダイスを振って『現在の正気度ポイントより上の数値』がでた場合は、正気度ポイントが減少します。
どのような現象の時に、どれぐらい減ったかは、ルールブックにも書いていますし、KP(キーパー:ゲームマスターのこと)が決めてもいいです。
そして、現在の正気度ポイントが0になってしまった場合、完璧に頭が狂ってしまい、長期入院が必要になり、ゲームには基本的には戻ってこれないです。
つまりは、現在の正気度ポイントが減れば減るほど、100面ダイスを振った時に、『現在の正気度ポイントより上の数値』が出やすくなり、頭が狂ってしまう確率が高くなるのが、クトゥルフ神話TRPGの面白いところなのです。
この100面ダイスを振って、出た数値が、現在の正気度ポイントより以下か上かを確認する行為を、『SANチェック』と言い、正気度ポイントのことを『SAN値』と巷では言われています(が……もっと知りたい方はこちらはどうぞ→SANチェックってなに?)
【まとめ】
その1とその2でやったことを組み合すと、キャラクターのステータスが作れます。
このステータスを元に、「このキャラクターはどんな人なんだろう?」とみんなで言いあったりするのもクトゥルフ神話TRPGの面白いところだったりします。
もちろん自分のキャラクターが気に入らない場合は、KPが作り直してもいいよって言ったら、作り直すこともできます。
とりあえず、まずは、サイコロを実際に振って、偶然の悪戯でキャラクターが出来上がる感動を体験してほしいなと僕は思います。
クトゥルフ神話TRPGのキャラクターってどうやって作るの? その3(6版)
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