炎の精(炎の吸血鬼)ってなに?ー神話生物を紹介その18
炎の精……クトゥグアに従う焔の集合体。今回はこの生物を紹介します。
というわけで、クトゥルフ神話TRPGにでてくる化け物……通称『神話生物』を紹介しますが、軽く説明し、実際、シナリオで使ってみてどうだったかを紹介します。SAN値チェックしながら見てくださいね!
神話生物についてはこちらの記事をどうぞ↓
神話生物ってなに?
今回紹介するのは『炎の精(炎の吸血鬼とも呼ばれている)』という種族です。
クトゥルフ神話では、物理的な生物が多いですが、その中でも珍しく属性を持っている神話生物だったりします。
自分で粘土で作ってみました。ヘタクソだけどお許しを!
今回の内容
【基本的な特徴】
・見た目
・姿は気体あるいは、プラズマのようなもの。
・まさかのSIZが1。
※これは何千もの集団で表われるので巨大に見えますが、単体で考えると小さいみたいです。虫みたいで怖いですね。
・活動場所
・普段は炎の神、クトゥグアと共にフォールハウト星、あるいはその近くに住んでいる。
【能力】
・対象に触れると、犠牲者は、熱によるダメージを受ける。
・対象からマジックポイントを奪う攻撃もする。
・殆どの物質的な武器ではダメージを与えることができない。が、水や消火器などでダメージを与えることは可能である。
【考え方】
・気体の塊のように見えて、人間並みの知性がある。
【宗教や文化】
※詳しいことはわかりませんが、ニャルラトホテプと対立、クトゥグアに付き従っていることが多いため、クトゥグアに仇名す者には容赦ないイメージです。
【人間との関係】
※呪文によって召喚すれば従属は可能なため、魔術師が使う可能性はありそうです。
【出典(データ&ステータス)】
今回の炎の精に関しては
- 『クトゥルフ神話TRPG』
(6版の基本データやステータスを掲載)
- 『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』
(7版の基本データやステータスを掲載)
※詳しいステータスは、上記のルールブックから参照してください。
『クトゥルー〈4〉 (暗黒神話大系シリーズ)』に掲載されている作品『闇に棲みつくもの(オーガスト・ダーレス)』にも登場しています。
調べてみると少ないすが、立ち絵や素材にはなっています。
因みに粘土でクトゥルフでも素材になっていますのでよろしければ是非是非!
【炎の精に関する主観的な感想】
ここからは、炎の精を自分のイベントで使った感想を、主観100%で言います。一言でいうならばピーキー(特定の分野でのみ実力を発揮する)すぎる神話生物です。
・火を扱うシナリオは100%これ
例えば、謎の放火事件、人魂発生事件、人体発火などはもう炎の精だしておけばいい気がします。
逆にそのミスリードを狙って、違う謎解きをするのも楽しそうですね。炎の精だと思っていたら、全くの別物だったとかもできます。
・能筋殺し
クトゥルフ神話でありがちなのは、キャラクターが『筋肉モリモリのマッチョマン過ぎて神話生物をうっかり殺しちゃった』または、『トリガーハッピーすぎて、銃弾バンバン撃っていたら神話生物を殺しちゃった』みたいなKP(キーパー:ゲームマスターと同じ意味)泣かせがあったりします。
しかし、この炎の精は物理では基本的に倒せないですし、何が良いって『強すぎるから倒せない』ではなく、『特定の武器があれば倒せるみたい』なところがファンタジー味があっていいですし、プレイヤーにも目的ができるので、それだけでシナリオができますよね。
・あえて味方として使う
星の精のときにも書きましたが、呪文がわかり、手順さえ踏めば、召喚し従属することもできます。
でも、「どうせ、味方に使って戦わせるしかないんでしょ」と思うかもしれませんが、あえての、サバイバルシナリオとかに使っても面白いです。
火種代わりに使ったり、SOSとして、夜に飛ばしてみたり、日常生活と相性がいいので、そういう部分に使ってもワクワクしますね。
【まとめ】
こんな感じで、自分のイベントに出てきた神話生物を粘土フィギュアにして紹介しますので、神話技能を増やしつつ見て頂けたら嬉しいです。
因みに、寿命で気になったのですが、炎の精にもあるのでしょうかね?
それはホタルのように、寿命が近い個体は徐々に輝きを失い、最後のともし火が消えた瞬間、その生を終えるのでしょうか。
中々に儚いですね。まあ、妄想ですが。
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