継続探索者ってなに?
クトゥルフ神話TRPGは探索者と呼ばれる、自分のキャラクターを作って遊びます。
その探索者はシナリオが終わった後、違うシナリオにも続けて遊ぶことができます。
探索者を継続するという意味で、『継続探索者』と、巷では呼ばれることもあります。
ただ、同じ探索者で続けて遊ぶケースはかなり少なく、みんな新しくキャラクターを作ることが多いです。
と言うわけで、今回は継続探索者をやる上での良いところと問題点を書きますので、良かったら見てくださいね。
今回の内容
【良いところ】
・物語を続けられる
せっかくお気に入りのキャラクターができたのに、1回のシナリオで終わらせるのは非常にもったいないなって思う人もいるかもしれません。
そう言った時に、同じ探索者を使うことで、物語は続いていき、キャラ付けもされ、愛着がどんどん湧いていきます。
・強化できる楽しみ
クトゥルフ神話TRPGは技能を成長することができるので、同じ探索者を継続し続けると、次回違うシナリオで遊ぶときに、少し強い状態で遊ぶことができます。
他にも「入手した呪文を他のシナリオで使ってみたい」、「アーティファクトを持った状態で違うシナリオを遊んでみたい」と思う人もいるかもしれません。
・作るのが面倒
新しく探索者を作るのが面倒だなって場合は、前に作った探索者があれば、すぐにシナリオに参加できます。
【問題点】
次にトラブルになってしまう部分を書きます。
この問題点が良いか悪いかは別にして、継続探索者で参加したい場合は、KP(キーパー:ゲームマスターのこと)に必ず、確認をした方が良いです。
・強くなりすぎている
極端な話ですが、技能が全て90%越えして、魔術やアーティファクトを持ち、何故かSAN値も90あるというムチャクチャレベル99みたいな探索者が来てしまった場合に、他の探索者はレベル1だったとしたら、確実にゲームバランスが崩壊します。
・弱くなりすぎている
色々なシナリオを同じ探索者で継続しすぎて、技能は成長しているが、残りのSAN値(正気度ポイント)が残り2だったとします。
そんな状態でまた探索者を継続すると、すぐにSAN値が0になり、そのキャラクターはロスト(ゲームから除外)されてしまいます。
それでも別に、継続探索者をロストさせてしまったプレイヤーが新しい探索者を作り、参加するとかでも良いのですが、仮に、その『継続探索者をロストさせてしまったプレイヤーがキャラクターの作り方がわからない&詳しくなく、KPに質問しまくった場合』、シナリオの進行がグダグダになってしまう危険性などもあります。
・よくわからないものを持っている
シナリオやKPの数だけ文化やノリが違います。
なので「その卓(TRPGの場所のこと)では面白いけど、他の卓では理解されない」ってことはザラにあります。
例えば、クトゥルフ神話TRPGをやっていて、何かのノリでかめはめ波を出せたとします。
その卓ではワイワイ盛り上がったかもしれませんが、他の卓で、いきなりそんなかめはめ波撃てる探索者がきたら、KPも他のプレイヤーも「?????」ってなってしまいます。
これは変わりすぎた例かもしれませんが、『NPCとして、すぐに動かせる私兵をたくさんもっている』、『邪教の教団とコネクションがありすぎて、すぐにクトゥルフ系の情報を教えてもらえる組織をたくさん知っている』なども、その場が困惑する原因になる場合があります。
【まとめ】
勘違いしてほしくないのは、探索者を継続すること自体はなんら問題ではないです。
問題なのは、『ゲームが崩壊し、自分一人が目立ってしまう状況が出来上がってしまう』ことです。
なので、継続して探索者を使いたい場合は、KPに相談し、「〇〇の部分が問題点になるかもしれないけど大丈夫ですか?」と確認することが大事です。
せっかく気に入った探索者と共に歩み続けること素敵だと思うので、周りのプレイヤーと共に歩けるかどうかも確認しながらクトゥルフ神話TRPGを遊んでほしいです。
ただ、ぶっちゃけると、どんなに継続してもロストするときはロストしますけどね!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません