3月11日のクトゥルフ神話TRPG主催体験レポ

2023年12月18日

実際に、クトゥルフ神話TRPGに興味を持ち、「やってみよう!」と思ったものの、周りにできる仲間が見つからず、しかしいきなりネットで仲間を見つけたり直接イベントに行くのは初心者には敷居が高い…。

そんな不安を抱えている人もいるかもしれません。

当ブログ、【初心者のためのクトゥルフ神話】では、定期的に初心者向けクトゥルフ神話TRPGのイベントを開催しています。

しかし、「どんな感じでやってんだよ! こちとら中身を知りたいんじゃい」と思われるかもしれません。

そこで、この記事では、実際にイベントの様子をざっくりと書いて、そういった不安を取り除く手助けができればいいなと思っています。

【参加者:男性3人】

3月11日に、クトゥルフ神話TRPGのイベントを、東京は荻窪にて主催しました。

今回は、男性3人、その内学生1人が参加してくれました(みんな初対面で、初心者同士です)

最初に当イベントでは、キャラクターを作ってもらい(参照:キャラクターの作り方1キャラクターの作り方2)、職業(参照:キャラクターの作り方3)をランダムで決めてもらうのですが、参加者が職業カードから引いた職業は、ヤクザ、野球選手、放浪者と共通点のない感じでした。

【カチコミプレイ】

シナリオ自体は、『山に閉じ込められたキャラクター達、山には狂信者たちがうようよいるので、なんとか隠れながらやり過ごそう』って感じのシナリオなのですが、参加者の方は血の気が多く、しょっぱなから敵を蹴り飛ばし、参加者3人、初対面とは思わぬほど、息の合ったカチコミ具合を見せてくれました(まあ、一人はヤクザなのである意味正解かもしれません)

そんな感じで、道の途中でアイテムのクワガタやセミなどを拾ったり、敵の通信機を奪い、通信機で敵のボスにケンカを売りながら、敵が大勢待機している、武器庫の前につきました。

「どうするんだろう・・・?」とゲームマスターである僕が、期待と不安を募らせる中、参加者の1人(放浪者)がとった行動は、『敵の狂信者のフリをして、潜入する』というものでしたが、変装技能がしょっぱなから失敗し、敵×3に追いかけられる。

一方、残りの参加者(ヤクザと野球選手)は、放浪者を囮にして、こっそりと武器庫に潜入し、手りゅう弾を入手するが、敵に見つかり、あっけなく斬り殺され、仲良く昇天(敵の攻撃の命中率は40%しかないのに、命中成功しまくるし、何故か野球選手は回避が80%あるのに技能判定に失敗しまくる)

残った放浪者も「大丈夫! ボク、回避70もあるから、絶対当たらない!」と盛大なフラグを立て、100面ダイスの出目が89を出し、敵に斬り殺され無慈悲に倒れたのです。

結果、イベント始まって以来の、プレイヤーが全滅という恐ろしい回でした。

【全滅!】

そうまさかの全滅! 全員が志半ばで倒れる! 別に誰かが特別にアホみたいな行動したわけでもなく! サイコロがバグりまくって! 向かい風しかプレイヤーに吹かない! 時間も1時間も余る! 俺焦る!

そう特に、誰かが特別に空気読めない行動したわけではないのです。血の気は多かったですが、参加者同士で協力して夜襲をかけたり、陽動を仕掛けたりしたのですが、サイコロがゲームマスターに味方しまくり、バッタバッタと参加者を屠るだけの時間が、そこにはありました。

この初めての経験にマジで脇汗でました。

でも、僕のパニックをよそに、まさかのお客さん内で笑いが起きました。

「あそこあーしてればよかったねーw」みたいなやつです。イベントが終わってから、イベント始まって以来の初めて、『みんなで反省会』ってやつをやりました。

なんかこういう失敗を笑える雰囲気ってすごいですよね。
当イベントのシナリオは、殺意は高いのですが、できれば全滅させたり、理不尽に殺さないように作ってありますが、やはりそれでも、誰かが倒れてしまうと、参加者のテンションゲージが下がることが多いので、全滅した瞬間かなり焦りました。
しかし、参加者たちが笑っていたのは、理不尽に殺されたからではなく、サイコロの出目や自分たちの作戦で全滅したから『笑える反省ポイント』になったのかもしれません。

あと、割とTRPGって、『誰とやるのか』の要素が強いので、そういう意味では、今回のプレイヤーは人が良かったかもしれません。

【まとめ】

それにしても、毎回「こういうところ楽しんでくれるかな?」って思って作っているのですが、まだまだわからないことだらけですね。
人を通して、わかることがたくさんあります。
こういう部分でも人って楽しむんだなって勉強になりました。

いやまぁ、毎回こうは嫌ですけど。

以上レポっす! いあいあ!

次回→4月1日クトゥルフ神話TRPG主催体験レポ

==ルールブック==

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