グラーキの黙示録ってなに?
グラーキ、イゴーロナク、単純に魔導書の話が出たときなどに、グラーキの黙示録という単語を聞いたことある人もいるかもしれません。
じゃあ、このグラーキの黙示録ってなんだよって話ですよね。
今回はこのグラーキの黙示録について解説いたします。
【そもそもグラーキとは】
神格の一つであり、ゴリゴリの邪神です。
楕円形の身体に、刺のような無数に生えています。
『夢引き』という催眠術を行い、人間を自分のもとに誘導させ、刺から液体を注入し、アンデットにし、グラーキの従者となります。
この方法で、グラーキは信者の数を増やしていきます。
【グラーキの教団とは】
グラーキを崇拝する者達。その殆どのメンバーがアンデットです。
昔は生きている人間にも崇拝されていたのですが、グラーキの棲む湖は寂れ、グラーキ自身の力も弱くなっています(それでも人間よりは全然強い)
信者はそこで、呪文を授けられたり、グラーキに力を吸い取られています。
【グラーキの黙示録とは】
1842年に執筆されており、グラーキを崇拝する様々な信者達が1860年代まで書かれています。
各巻には呪文の扱い、神格の説明などが説明されており、魔術を極める者からしたら、非常に重要な資料となっています。
ざっくりと紹介しますので、気になる方は、後ほど紹介する、出典から購入してください。
・書かれていること
・第Ⅰ巻から第Ⅺ巻まで・・・
・第Ⅰ巻:神格であるグラーキについてなど
・第Ⅱ巻:グラーキの従者、呪文についてなど
・第Ⅲ巻:神格であるバイティスについてなど
・第Ⅳ巻:神格であるアイホートについてなど
・第Ⅴ巻:神格であるグロスについてなど
・第Ⅵ巻:神格であるシュブ=ニグラスなど
・第Ⅶ巻:神話生物であるシャッガイからの昆虫、神格であるアザトースについてなど
・第Ⅷ巻:ザイクロトルからの怪物について
・第Ⅸ巻:ダオロスについてなど
・第Ⅹ巻:神格であるムナガラーについてなど
・第Ⅺ巻:アーティファクトである夢のクリスタライザーについてなど
・メリット&デメリット
もうわかるとは思いますが、この名状しがたい宇宙的恐怖による内容を理解することで、正気度は喪失し、クトゥルフ神話技能は増えます。
常人では耐えきれない、日常から非日常の世界へと足を踏み入れてしまうのです。
・第Ⅻ巻イゴーロナク
第Ⅰ巻から第Ⅺ巻までは解説本のような感じですが、このⅫ巻だけは違います。
イゴーロナクに関することが書かれており、他のグラーキの黙示録同様、資料であることは同じです。
が、これを読んでしまったら、イゴーロナクが自動的に呼び出されます。
【出典】
今回のグラーキの黙示録については
『クトゥルフ神話TRPG(6版)』
(6版のグラーキの基本データやステータスを掲載)
『新クトゥルフ神話TRPG(7版)』
(7版のグラーキの基本データやステータスを掲載)
『キーパーコンパニオン』
(グラーキの黙示録や他の魔術書などが掲載)
『グラーキの黙示』
(物語にグラーキなどが登場)
などを参考にしました。
グラーキの黙示の『湖の住人』を読むと、すごくわかりやすいですが、この作品、完璧なゾンビホラーと化しています。
【まとめ】
多くの人たちの汗と涙の結晶。それがグラーキの黙示録です。
これを書く過程で、無差別な人たちの犠牲のもとに作品ができあがったと思うと恐怖の涙がちょちょぎれます。
因みにオリジナルとは別に写し出されたものもあるらしいので、もし古本屋などで見かけた際は、発狂しながら楽しんでくださいね。
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