〔6版〕クトゥルフ神話TRPGのキャラクターってどうやって作るの? その4~名前やバックグラウンド編~
では、最後に探索者(キャラクター)名前や背景を考えてみましょう。
基本的には、なんだっていいです。
前回の記事はこちら↓
クトゥルフ神話TRPGのキャラクターってどうやって作るの? その1(6版)
クトゥルフ神話TRPGのキャラクターってどうやって作るの? その2(6版)
クトゥルフ神話TRPGのキャラクターってどうやって作るの? その3(6版)
今回の内容
【キャラクターの概要を決める】
では、ここにきて名前やバックグラウンドなどを決めてみましょう。
- 【探索者名(キャラクターのこと)】
- 【職業】
- 【学校・学位】
- 【出身】
- 【精神的障害】
- 【性別】
- 【年齢】
なんですが、今まで作ったステータスや職業をもとに「どういう人物なんだろう?」と考えると作りやすいです。
基本的には、自分の好きに決めちゃって大丈夫です。
と言いたいところなのですが、年齢だけ細かいルールがありまして、下限がEDU(教育)+6歳です。
つまりは、EDUが14だった場合、最低20歳です。
他にも、この年齢の増減によって、ステータスが変動したりします。
詳しくはルールブックに記載されています。
基本的にはKP(キーパー=ゲームマスターのこと)によっては、そこまで制限していない人も多いですが……KP側が年齢制限、人種、職業の制限をしているときはそれに従ってください。
あと、制限がないからといって、明らかにぶっ飛びすぎてる設定はKPに相談してください。
3歳で公務員とか無理だからね(でも最近だと、実は化け物、能力者、神様とか普通にあるので、無理じゃないのかもしれないけど)
あと、【精神的な障害】もKPと相談してほしいです。『仲間をすぐ殺す』とか書かれるとゲームが崩壊しかねないのでね!
迷ったらすぐ相談! これ鉄則!
【履歴をつくってみよう】
次に履歴です。
例①
36歳。山田権三郎(男)東京都に住む画家。普段は絵を書きながらアルバイトの日々。好きなものはラーメン。
例②
21歳。佐藤花子(女)。山奥に住むメイド。館の家事などをしながら日々生活している。ドジっ子属性あり。
とこんな感じです。
付け足したかったら、詳細なデータを書いてもいいです。
もちろんKPに突っ込まれたら変えましょう。
※「魔法が使える」と書いても、ゲームマスターが「魔法は使えないよ。たとえ使えても、このTRPGでは使わせないよ」と言ったらそれは『魔法が使えない』ということになります。
【設定矛盾に注意】
別に設定は最初に作ってもいいです。
「こんなキャラクターにしたいな」、「こんなキャラクター作りたいな」ってのはあると思います。
なんですが!
例えば最初にキャラクターを作るときに「筋力があって、容姿端麗で、キザな二枚目にしたい!」と決めます。
でも、いざステータスを作ってみる時に、サイコロを振って、STR(筋力)やAPP(外見)が7(最高は18)だったりします。
そうなると、『筋力があって、容姿端麗で、キザな二枚目』ではなく、『ガリガリで、自分をイケメンだと思っているナルシストもやし野郎』になるわけです。
そうなると、いや、それはそれでキャラは立っているのですが……自分の作りたいキャラとはかけ離れてしまいます。
【基本的な流れ】
なので、基本的には
①ステータスを決める
↓
②「この人、どんな人なんだろう?」と考える
↓
③それを元に職業を決め、技能にポイントを振り分ける
↓
④興味ポイントを技能に振り分ける
↓
⑤最後にキャラクターの名前やバックグラウンドを考える
が基本的な流れです。
このキャラクターのバックグラウンドに関しては、「バックグラウンド作るのって、ゲームのシステムとなにか関係あるの?」と言われたら、それで終わりなのですが……いいこともあったりします。
そのキャラクターを自己紹介することで、他のプレイヤーと関係性などを作り、仲良くなったり、バックグラウンドを生かしてKPに提案することでボーナスをもらえることもあります。
まあ、そういうメリット的な話じゃなくても作ってほしいなって思います。『もう一人の自分』なのですから、やはりそこは愛着を持ってほしいのです。
【キャラクターの作り方(その4)まとめ】
これにてキャラクターシートの作成方法は終了です。お疲れ様でした。
長かったですが、実際、TRPGをプレイすれば、すぐに慣れていきます。
最初にも言いましたが、どんなキャラでも基本的には作れます。
別に実際の自分の年齢や性別を、キャラクターに落とし込む必要はありません。
TRPGは、自分の中にある『新しい可能性を』を演じることができる遊びです。
例えば、現実世界で、86才のおじいさんが16才の女の子になるのは、ほぼ不可能ですよね?
でもTRPGではできます。ガリガリのプレイヤーがマッチョなキャラクターを演じたり、逆に若者がおじいさんになってもいいのです。
別にうまく演じれなかったからと言って、悪いことが起きるわけではありません。
型にはまらずに、自分の中の『なにか』を解放してみてください。それがTRPGの面白いところなのです。
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