クトゥルフ神話TRPGのキャラクターってどうやって作るの? その4(6版)
では、最後にキャラクターの背景を考えてみましょう。
基本的には、なんだっていいです。
例①
36歳。男。東京都に住む画家。普段は絵を書きながらアルバイトの日々。好きなものはラーメン。
例②
21歳。女。山奥に住むメイド。館の家事などをしながら日々生活している。ドジっ子属性あり。
とこんな感じです。付け足したかったら、詳細なデータを書いてもいいです。
もちろんゲームマスターに突っ込まれたら変えましょう。
「魔法が使える」と書いても、ゲームマスターが「魔法は使えないよ。たとえ使えても、このTRPGでは使わせないよ」と言ったらそれは『魔法が使えない』ということになります。
で、別に設定は最初に作ってもいいのです。「こんなキャラクターにしたいな」「こんなキャラクター作りたいな」ってのはあると思います。
なんですが! 最初にキャラクターを作るときに「筋力があって、容姿端麗で、キザな二枚目にしたい!」って思うとします。
でも、いざステータスを作ってみる時に、サイコロを振って、筋力や容姿が7(最高は18)だったりします。
そうなると、『筋力があって、容姿端麗で、キザな二枚目』ではなく、『ガリガリで、自分をイケメンだと思っているナルシストもやし野郎』になるわけです。
そうなると、いや、それはそれでキャラは立っているのですが……自分の作りたいキャラとはかけ離れてしまいます。
なので、基本的には、『ステータスを決める』→『「この人、どんな人なんだろう?」と考える』→『それを元に職業を決め、技能にポイントを振り分ける』→『趣味ポイントを技能に振り分ける』→『最後にキャラクターの背景を考える』が作りやすいかもしれません。
で、このキャラクターの背景に関しては、「背景作るのって、ゲームのシステムとなにか関係あるの?」と言われたら、それで終わりなのですが……いいこともあったりします。
そのキャラクターを自己紹介することで、他のプレイヤーと仲良くなったり、背景を生かしてゲームマスターに提案することやボーナスをもらえることもあります。
まあ、そういうメリット的な話じゃなくても作ってほしいなって思います。『もう一人の自分』なのですから、やはりそこは愛着を持ってほしいのです。
キャラクターの作り方(その4)まとめ
今回はここまで! というかこれにてキャラクターの作り方は終了です。お疲れ様でした。
長かったですが、実際、TRPGをプレイすれば、なんとなくわかると思います。
で、最初にも言いましたが、どんなキャラでも作れます。別に実際の自分の年齢や性別を、キャラクターに落とし込む必要はありません。
TRPGは、自分の中にある『理想像』を演じることができます。
例えば、現実世界で、86才のおじいさんが16才の女の子になるのは、ほぼ不可能ですよね?
でもTRPGではできます。ガリガリのプレイヤーがマッチョなキャラクターを演じたり、逆に若者がおじいさんになってもいいのです。
別にうまく演じれなかったからと言って、悪いことが起きるわけではありません。
型にはまらずに、自分の中の『なにか』を解放してみてください。それがTRPGの面白いところなのです。
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