クトゥルフでキャラ作成する時に気をつけることってある?
クトゥルフ神話TRPGをやっていて、キャラシ(キャラクターシート)を作るのが、人によっては一番楽しいとは思うのですが、場合によっては迷惑なキャラになることがあります。
そんなわけで、今回は、キャラ作成時に気をつけることを書いてみました。
正直、あまり考えずに好きなように作っていいとは思うのですが、自分が心がけていることや、人から聞いたことをまとめたので良かったら参考にしてくださいね。
今回の内容
一緒にプレイする人たちとの関係性を考える
まず最初に今回……と言うか自分のブログは『初対面同士』でプレイするのを想定して記事を書いています。
なので、もし、心許せる友達とプレイする場合は、この記事は見なくて大丈夫です。
シナリオに絡みにくいキャラはやめる
過去に『引きこもりでニート』というキャラを作ってみたのですが、シナリオに絡むのが凄く難しかったです。
なにがあっても、家にでてこないキャラなので僕自身も今思うと「なんでそんなキャラ作ったのだろうと思いました」
キャラクター作る際、極端ですが『シナリオを攻略するための駒にする人』と『キャラの気持ちを考えすぎる人』にわかれると思うのですが、僕は後者で昔は「キャラクターがそう思わないから、シナリオに絡まない」みたいな考えを持っていました。
キャラクターの気持ち重視で考えるのは決して悪いことではないのですが、だったらシナリオに絡むキャラを作った方が良いです。
こちらの記事もよろしければどうぞ→クトゥルフで理想の探索者ってどんなの?
技能にそこまで気を遣わない
時々「1つの技能を特化させるとチートみたいで申し訳なくなる」みたいな考えの人がいます。良い人なのでしょう。
ですが、全ての技能を30%ぐらいにしても、そのキャラは活躍できません。なので、70%の技能を3つ作って終了とかで良いですし、キャラクター重視にするなら「これだけは得意」ってのがあっても良いかなと思います。
もちろん、KP(キーパー:ゲームマスターと同じ意味)によっては「技能を強化するならそれなりの理由が欲しい派(技能を高くするなら、そのキャラはプロの資格を持っているとか)」の人もいるのですが、今のところ、自分は会ったことはありません。
もちろん、「ポンコツみたいなキャラにしたい」って場合は、全体的に技能が低くても良いのですが、後悔はしないでくださいね!
(一応、シナリオによっては技能がなくても探索はできます。NPCに話しかけるだけなら技能も基本的にはいらないですし)
見た目はそこまで気にされない
基本的に喋りで物語が作られていくので、見た目が変な格好をしたキャラを作っても、そこまで突っ込まれませんでした(頭だけ金属の兜を被っているとか)
ただ、僕の場合は、あくまでもオマケ程度でやっているので、そういうのでボーナスが欲しいと言う場合はペナルティも発生してしまう可能性もあります(全身甲冑のキャラだから「防御力あげて!」と言った場合、防御力が上がる代わりにスピードを下げられてしまう可能性がある)
僕も小学生とクトゥルフ神話TRPGをした時に、彼は『見た目が、首三つ』のキャラを作ってきたのですが、特に「ま、いっか」って思って(「ただし、三つ首としてのメリット(?)はないからね」とだけ言いました)そのままTRPGをしました。
設定はあくまで設定
陰陽師の末裔でも、悪魔の血を引く男でも、古代人の末裔でも、キャラ設定は設定だけにしておいた方が良いです。
陰陽師だから式神が使えるとか、悪魔の血を引いているから死なないとか言い始めると、非常に面倒です!
なので、陰陽師でも、能力的にはただの一般人にした方が良いですが、設定が時にシナリオを手助けしてくれることがあります。
(貴族という設定だから、情報収集するときに人から聞き込みをしやすいなど)
だから、一言で言うと、極端なのはやめた方が良いです!
もちろん、さっきの見た目の話もそうなのですが、KPが「やめて」って言ったらやめましょう。
自分の範囲外から抜け出しても良い
「アメリカの歴史も文化も知らないからアメリカ人のキャラは作れない」、「この職業よくわからないから知っている職業だけにしよう」とは思わずに、好きに作っていいと僕は思っています。
TRPGは普段なれない自分になれるのも魅力の一つなのでそこは楽しく作っていいと思いますが、明らかに変なのはゲームマスターも「???」となるので注意しましょう。
(あと、そのシナリオが日本なのに、『ロシアからきたロシア人』とか作ると、日本語の技能を習得しなくていけない場合があるので注意です)
あと、「ロールプレイができないから(下手だから)」って理由で、本来作りたいキャラを諦めないでほしいです。
ガチで演劇するわけではなく、そこは遊びなので、是非遊んでほしいですね。
いつかはロストします
クトゥルフ神話TRPGはハートフルな作品ではなく、ハートブレイクな作品なので、せっかく愛情を注いだキャラはロスト(急に死んだり、発狂)したりすることがあります。
僕も、ゆるゆると探索していたら急にアザトースという邪神の元までワープして、一発発狂からのロストしました。
アザトースについてはこちらの記事をどうぞ↓
アザトースってなに?-神々を紹介その4
なので、例え『生き別れた兄に会うために旅をしているキャラ』でも、『村を滅ぼしたアイツに復讐するキャラ』でも、無慈悲に、途中でロストします!
その際はシンドイかもしれませんが、覚悟してください。
中には、「キャラシは捨てるもの」って考え方の人や「そろそろこのキャラ、飽きたから殺したいなぁ」って考え方の人も一定数います。
遊び方は様々なので、何とも言いませんが、基本ルールブックには『彼らが存在したことに敬意を表する時間をほんのわずかでも割いてあげましょう』と言っているので、キャラは大事にしてほしいです。
ただ、大事にしても貴方のキャラはいつかロストします。
実際、シナリオで活かされた設定は少ない
キャラクターの設定を山盛りに作っても、シナリオで活かされるのは氷山の一角だったりします。設定を作るのは全然いいことなんですが、活かされるのは氷山の一角なので、覚悟しましょう。
適当に作っても設定は後からついてくる
自分のキャラに設定を盛り込みたい! って人も結構いると思います。僕もそうでしたが、最近は抑えるようにしています。と言うのも、いざTRPGをやると、自分が思い描いた通りに行かないことなんて結構あるからです。
かっこいい格闘キャラにしたいのに、TRPG中に失敗ばかりしていると、「なんかポンコツっぽいなぁ」って思ってしまいます。
ただ、これに関しては結構、嫌な人もいます。
失敗してもかっこよさを保ちたかったら『今回は調子が悪い』とかって風にもできます。
あくまでも自分の考えた設定の範囲内で遊びたい人もいるので、そういう人に関してはそれはそれで良いと思います。
ただ、なんとなくで作って、設定が劇中で増えていくってやり方も楽しいし、愛着湧きますよ。
僕は昔、『明治の警察、生真面目で優しい』ってだけのキャラを作ったのですが、幸運が高いせいか『ギャンブルにめちゃくちゃ強い』っていう個性が加わりました。こういう楽しみ方もできますよ。
あと、設定を盛り込みすぎると、時にKPがチェックする時に疲れてしまう場合もあります。
まとめ
なんだかんだで、キャラ作成時に、そこまで揉めたことはないってのと、これに関しては正解はない気がします。
職業とかによって、これだけは習得しといた方がいい技能ってのもあると思うのですが、そればっかりとるようなキャラもどうかと思うし(とりないなら別だけど)まずは貴方が思い描くキャラを作ってみてください。常識の範囲内と愛情で。
心許せる友達とやる場合は、米俵を頭にかぶっていようが、奇声を常に発していようが、パンダにまたがって移動しようが好きに作って、多いに揉めてください!
こちらの記事もよろしければどうぞ→キャラシってなに?
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