ラヴクラフト全集4を紹介ーTRPGグッズその12
今回は番外編と言うことで、今まで買ったTRPGのグッズの一部を紹介します。
紹介する基準は、TRPGに使えそうな物、TRPGの世界観をイメージして作られたグッズ、そのどちらも紹介していきます。
今回紹介するのは創元推理文庫より『ラヴクラフト全集4』です。クトゥルフの生みの親、H・Pラヴクラフトによる、短編集その4です。
前回の紹介についてはこちらをどうぞ→ラヴクラフト全集3を紹介!-TRPGグッズその10
オムニバス映画『ネクロノミカン』など様々な映画の元ネタになった『冷気』、映画、カラー・アウト・オブ・スペース -遭遇-の『宇宙からの色』、そしてボードゲームの狂気山脈の元ネタになった『狂気の山脈にて』やとにかく有名な傑作がめちゃくちゃ多い作品になっています。
では、今回も、どんな話があるのかを、超ザックリ、ふわっとした感じで説明します。
ちょっとのネタバレもいらないって人は、ここから読まないことをオススメします。
【宇宙からの色】
この地は焼け野になってしまったのは、全ては隕石の飛来とともに始まった。
とにかく怖いです。グロテスクや一瞬で死ぬ恐怖ではなく、徐々に周りの者すべてが侵食されていく恐怖を、凄く絶望的に書いています。
【眠りの壁の行方】
インターンとして勤めていた州立精神病院に一人の患者がいた。誰よりも長く眠り、夢から覚めると誰も知らないことを喋り、喚き散らし、暴れ狂う。
私は、彼の夢の人生になにかある…と思い、探りを入れることにした。
オチがとんでもなく壮大になります。
【故アーサー・ジャーミンとその家系に関する事実】
ある日、アーサー・ジャーミンが突然、全身に油を被り焼身自殺をした。それはアフリカから送られてきた箱を見たすぐのことだった。
ラヴクラフトで結構ある、『自分の祖先はとんでもなかった系の話』です。
【冷気】
私のアパートの上の階にいるムニョス先生と知り合った、だが彼の部屋は非常に寒い……。それにはわけがあり。
特にクトゥルフ神話的な専門用語もでず、非常に読みやすい作品でした。
【彼方より】
親友、クロフォード・ティリンギャースト。呪わしい機械と共に二カ月半も研究室に閉じこもり、召使いも私も追い出してしまった。
そして出てくる頃には変わり果てた醜い姿となり、私に理由を説明してくれた。
一歩間違えば、すぐに異形の生物に会える。そんな恐怖を描いた作品です。
【ピックマンのモデル】
知り合いのピックマンが描いた絵。そのすべてが非現実的なものなのに、まるで見てきたかのように現実味があった。
みんな大好きグールについて書かれた話です。
【狂気の山脈にて】
南極で体験した様々な恐怖の数々。その事実を語る。
古のものについて書かれたものです。とにかく南極探検を事細かに150ページぐらいにかけて書いています。
◆まとめ◆
毎回文体が難しいのですが、この全集4に関しては、『狂気の山脈にて』以外は短くまとまっており、クトゥルフの専門的用語などもでてこず、純粋な短編集として見れるんじゃないかなと思うので、結構オススメだったりします(漫画、ゲーム、映像作品になった物も多いですし)
以上です!
クトゥルフ神話TRPGに限らず、TRPGグッズは色々とあります。
この他にも入手したものや、新しく入手した際は、このブログで紹介しますので、SAN値を0にせずに見てくれたらなと思います!
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