クトゥルフ神話ってなに?

このブログも長くやっていると、クトゥルフ神話TRPGも楽しいのですが、そもそものクトゥルフ神話というものにも興味が湧いてきます。

なので今回は、このクトゥルフ神話というものをざっくりと紹介したいと思います。

【舞台は現代が多い】

僕の中の神話というと『ファンタジーな世界で神々が主人公となり、派手な世界で戦う』というものです。

ただ、このクトゥルフ神話というものは、そういう感じではないです。確かに神々はいますが基本的には主役は人間です。

『神々が存在するかもしれない現代(と言っても1920年が主流ですが)で、人間が、知りもしない超自然の存在に触れ、頭がおかしくなる』というのがパターンです。

でてくる神々も華やかで美しい……というものではなく、触手の塊のようなもの、金属の塊のようなもの、タコの化け物、炎の塊、紫のよくわからない物体、ゼリー状のようなものなと、見るも悍ましく、たとえが難しいものばかりです。

そういう神々、もしくは化け物のような者に出会い交流や撃退……というよりはただただ恐怖するか、逃げるか、狂うのどれかが多いです。

こうした対話も不可能な外宇宙の存在に触れ、恐怖を体験することから、コズミックホラーと呼ばれています。

幽霊や悪魔というよりは、実際にいる宇宙的生物が、超常現象となって知らず知らずのうちに人間に侵食する。という感じです。

なので、基本的には序盤から『化け物が出ました!』というよりは、序盤、中盤は『不可思議な現象が起きているが、原因がわからない』という中で最後に超自然の存在に触れたりすることが多く、悲惨な結末を迎えてしまうのが殆どです。

【どんな神がいるの?】

クトゥルフ:海の底に眠り、いつか復活し、その際にこの世界を破壊の渦に巻き込まんとするタコの化け物。崇拝する邪教がたくさんある。夜な夜なテレパシーを送り、発狂させる。

ニャルラトホテプ:対話はできるが、人間を狂気の底に落とすことしか考えていない混沌の存在。

アザトース:宇宙が始まった時から存在する神々の総帥。知性もなく、知らず知らずのうち破壊と恐怖を持ち込む。

愉快な神話生物の皆さん:邪神ではないが、日常的に人間たちに狂気をお届けする者達。邪神を崇めたり、深淵にひそんだり様々

愉快な邪教の皆さん:邪神を崇拝し、それに感づく者を消しにかかる人達。漏れなく頭がおかしくなっている。

【そもそも神話ではない】

神話ではない……と言ってしまうと誤解がありますが、よくある『大昔から存在し、作者も不明で語り継がれてきた話』という感じではなく、きちんと生みの親がいます。しかも、比較的最近です。

それがハワード・フィリップス・ラヴクラフト。1890年生まれです。

ラヴクラフトってだれ?

このラヴクラフトの作品の世界観に、作家仲間たちが、世界観をシェア(架空の神々や地名や書物等の固有の名称)して、作品を作り、遊ぶことによって生まれたのがクトゥルフ神話の始まりです。

【クトゥルフ神話が生まれたのはラヴクラフトの死後】

ラヴクラフト自体は、クトゥルフ『神話』という言葉は使っていないそうです。元々は、作家同士の肩の力を抜いた友情の証としての遊びなので、『しっかりとした神話を作ろう!』としたわけじゃないからです。

しかし、ラヴクラフトの死後(1937年)、弟子であったオーガスト・ウィリアム・ダーレスが中心になって動き、ラヴクラフトたちが作った世界観を集め、自らも執筆し『クトゥルフ神話』というものを残す活動をしていきます。

ダーレスのこうした活動が実り、1969年に『クトゥルフ神話作品集』というものを刊行されました。
今日までクトゥルフ神話が広まっているのはこのダーレスのおかげですが、本来、クトゥルフにはなかったものを設定として付け加えたため、批判的な意見も多いです。

そんなダーレスですが、1971年に亡くなり、ダーレスと親しかったリン・カーターが引き継ぎます。
カーターは、作家と編集者の立場からクトゥルフ神話を広め、1970年代にクトゥルフ神話ブームを作ったと言われています。

そのカーターも1988年に亡くなってしまいますが、彼がまとめた設定などはサンディ・ピーターセンによってTRPGになりました。

【まとめ】

という感じがクトゥルフ神話ができた経緯です。皆さんがイメージする神話みたいに、『大昔からあり、誰が作者かわからない』というものではないですが、『色々な人が作品を作り、現在までその話が残っていく』というのはある意味、神話の形として通ずるものがあるのではと思っています。

クトゥルフ神話自体はホラーで恐ろしいものですが、そこに関わった人たちの友情や信念といった、仲間同士の紡がれていく想いがあり、熱いものをこみあげていきますね。

そんなクトゥルフ神話の背景などを知って、更にクトゥルフ神話TRPGを楽しく遊んで愉快に発狂して頂けたら嬉しいです!

==ルールブック==

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