ＥＤＵってなに？（６版＆７版）
クトゥルフ神話ＴＲＰＧのキャラクターってどうやって作るの？ その１で能力値（ステータス）について簡単に解説したのですが、もうちょっとだけ解説します。
※今回の記事は、クトゥルフ神話ＴＲＰＧ（６版）と新クトゥルフ神話ＴＲＰＧ（７版）を比較する記事です。
購入する際はお気を付けください。
【ＥＤＵとは】
ＥＤＵとはEducationの略で、教育のことを指します。
ＥＤＵは、学校や、何かに対しての知識、学歴などをどれだけ持っているかということを現しているのですが、それ以外にもかなり大事なステータスで、母国語や職業技能にかかわっていきます。
ＥＤＵの値が１２（７版は６０）で高卒、１６（７版は８０）以上で大卒レベルです。
・ＩＮＴとの違い
同じ、頭が良いでも、『ＩＮＴ（知性）』との違いは、ＩＮＴはどちらかというと閃きや地頭などの話で、今回のＥＤＵは知識の話になります。
因みにＥＤＵが０になると、世の中のことがまったくわからない、記憶喪失のような状態になって今しまいます。
・６版のＥＤＵとは
３ｄ６（６面ダイスを３回）を振った値に＋３した合計値がＥＤＵの数値です。
・７版のＥＤＵとは
２ｄ６（６面ダイスを２回）を振った値に＋６した合計値×５がＥＤＵの数値です。
６版も７版もＥＤＵの意味を比較すると、ステータスの作り方以外は、意味的には変わらない感じです。
・７版の方が弱くない？
もうお気づきの方もいると思いますが、６版のＥＤＵが３ｄ６＋３に対し、７版は２ｄ６＋６。
どう見ても、６版のステータスの方が強いです。最高が２１ですからね。
【知識】
知識は、どれだけ物事や情報を知っているかを表すステータスです。
- ６版ＥＤＵ×５の合計値でダイスロール
- ７版ＥＤＵの数値でダイスロール
例えば、香川県に初めて旅行したとします。その時に、香川のことについて調べないで行ったとしても、学校で香川について習っていたのであれば、１ｄ１００（１００面ダイスを１回振る）に成功すれば、名産や観光場所などを思い出すことができます。
他にも、生物学の知識がなくても、ハチを見た際に、それが『スズメバチかどうか』、などわかる場合があります。
ただあくまでも、断片的な情報なので、専門的なことになると、クトゥルフ神話ＴＲＰＧのキャラクターシートにある技能で判別します。
※因みに、６版の知識は、ＥＤＵ×５ですが、９９以上超えることはないです。
技能についてはこちらをどうぞ↓
クトゥルフってどんな技能があるの？
【母国語】
自分の母国の言葉や読み書きなどをどれだけ扱えるかを表します。
- ６版ＥＤＵ×５の合計値
- ７版ＥＤＵの数値
が、『母国語技能』になります。
しかし、ダイスロールを振ることはそうそうないです。
日常会話や、読み書きで、『あ、俺スキル使っているなぁ」とは思わないじゃないですか。
しかし、古い本などを見て、難しい言葉などを解読するときは、母国語の技能でダイスを振る必要があります。
因みに、ラヴクラフト作品を見るときは母国語技能が、かなり試されます。
『ラヴクラフト全集１』で自分のＥＤＵを試したい方は是非どうぞ。
【技能のポイント】
これクトゥルフ神話ＴＲＰＧを楽しむ上での一番大事な部分です。
- ６版はＥＤＵ×２０の数値がそのまま職業技能のポイント。
- ７版はＥＤＵ×２＋その職業に適したステータス×２の合計値が職業技能のポイント。
つまりは、このＥＤＵが高ければ高いほど、たくさんの技能にポイントが触れることができ、技能の成功率が上がるのです。
因みに、７版の方が×の数少ないじゃん！って思うかもしれませんが、７版はステータスが最初から５倍なのをお忘れなく！
計算すると、６版も７版も２００～３００前後ぐらいのポイントになります。
・適したステータスとは何か？
「なんで、７版は職業技能のポイントがＥＤＵ以外にもあるの？」って思う方がいるかもしれません。
例えば、自分がアスリートなら、アスリートの知識も必要ですが、筋力や敏捷性も必要になります。
そうなるとアスリートに必要な職業技能のポイントはＳＴＲやＤＥＸになるわけです。
逆に医師ならＥＤＵだけでいい。
みたいな感じで、７版は職業によって細かくわけられるようになりました。
詳しくはルールブックをどうぞ！
【ＥＤＵは年齢で増やせる】
２０歳以上の探索者は、１ｄ１００（１００面ダイスを１回）に成功するとことで、ＥＤＵを増やすことができます。
が！ 年齢によっては、他のステータスが下がります。つまりは老いですね。
なので、キャラクターを作る際は注意してください。
※ここら辺のルールが簡略化されているイベントもありますので、ＫＰと確認した方がいいですね。
【まとめ】
簡単にまとめると、ＥＤＵが高いと、知識が高く、母国語も達者であり、技能のポイントも多くなる……つまりは、『知識は力なり（ｂｙフランシス・ベーコン）』と言うことなのです。
そんなわけでこれを読んだあなたは、今日から哲学者フランシス・ベーコン！ 今ググったので、フランシス・ベーコンの知識はありません！
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