ミ＝ゴってなに？-神話生物を紹介その１

2020年4月13日2024年4月19日

ミ＝ゴ……大昔にユゴス（冥王星）の方から来た脳みそハンターの地球外生命体。今回はこの生物を紹介します。

というわけで、クトゥルフ神話ＴＲＰＧにでてくる化け物……通称『神話生物』を紹介しますが、軽く説明し、実際、シナリオで使ってみてどうだったかを紹介します。
ＳＡＮ値チェックしながら見てくださいね！

神話生物についてはこちらの記事をどうぞ↓
神話生物ってなに？

今回紹介するのは『ミ＝ゴ（Mi-go）』（ユゴスよりのものとも呼ばれています）という種族です。
舞台にもなったディズムさんの人気シナリオ、『カタシロ』などで知った人も多いのではないでしょうか。
知名度で言ったら、１、２を争うほどの神話生物だと思っています。

粘土で作ってみました。ヘタクソだけどお許しを！

【基本的な特徴】

・見た目

・大きさは人間と一緒。

・見た目は甲殻類のような胴体に大きな背びれのような翼に、短い触手に覆われた楕円形の頭。手はハサミが一般的だが、種によって形は違う。
※カニやエビみたいなイメージがあるため『ミ=ゴって食えそうだよな」と思うかもしれませんが、菌類のようなものなので難しいと思います。が、何故かフリーシナリオになっています。

・雌雄同体。

・活動場所

・大昔にユゴス星（冥王星）の方からきた宇宙人（種族？）で地球の山岳地帯に鉱山採掘コロニーを置いている。その目的は地球の鉱物を採掘すること。その時に北方にすむ古のものを駆逐している。
古のものってなに？ー神話生物を紹介その１６

・光に敏感、夕暮れ後に活動する。

・普通の動物はミ＝ゴを怖がり、ミ＝ゴが棲んでいる地域には基本的には野生動物はいない。

・コミュニケーション

・テレパシーや、頭部の色を変えて意思疎通するが、羽音を出しながら人間の言葉を話すこともできる。

・食べる物

・地球の食べ物は食べられない。

・倒し方

・武器や防具を持っていないミ＝ゴなら、戦闘系の技能があれば、苦戦せず倒せる。

・その他

・呪文を知っている可能性がある。

【能力】

・ハサミや武器防具などを使って攻撃する。

・飛べるが空気のある所では不器用で非効率な飛び方になる。銀河系を移動するときは素早い。泳ぎは下手。

・科学のエキスパートで、生きたまま人の脳みそを取り出す高度な外科手術の技術（脳みそは生き続ける）を持っていたり、時間と空間を折りたたむこともできる。

・自分のどんな傷でも治すことができ、時間さえあれば取れた手足を再生できるが、毒素や毒ガスに弱い。
※『傷を治すことができる能力』は『科学的な技術を用いて』だと考えています。というのもルールブックに耐久力が回復する能力などはないからです。

・写真には写らず、死ぬと２、３時間で溶解する。

【考え方】

・自我などがかけていて、個人の概念がない（社会性昆虫に近いが『闇に囁く者』では「もはや植物や菌に近い」と言われていた）

・合理的な考えを持っていて、体の形を変えた方が良いと判断すれば、良心のかしゃくもなく自分の肉体を改造したりする。寧ろ日常茶飯事。

【宗教や文化】

・神は崇拝はしないが、神の力は借りることはある（基本的には、神に頼ることなしに切り開ける能力があると思っている）

・真に崇拝するのは豊穣の女神と呼ばれる『シュブ＝ニグラス』のみ。ミ＝ゴは機械的な部分があるせいか、性的衝動が弱まっているので、シュブ＝ニグラスを呼び出し、儀式の中で性衝動を呼び起こし、全体で激しく交尾をし、儀式が終わる頃には、衰弱して死ぬ。この儀式で何千匹のミ＝ゴが死ぬが、何万匹のミ＝ゴが生まれる。シュブ＝ニグラス崇拝のために最も適した時期は４月末。

・内気で、戦うよりも逃げ出す方を好む（人間以外と会ったときはわからないが、基本的にはそうなのかもしれない）が、しつこく詮索するのであれば、全力で排除しにかかる。