ビヤーキー(バイアクヘー)ってなに?-神話生物を紹介その6
ビヤーキー(バイアクヘー)は宇宙空間を凄まじい速さで飛行する種族。今回はこの生物を紹介します。
というわけで、クトゥルフ神話TRPGにでてくる化け物……通称『神話生物』を紹介しますが、軽く説明し、実際、シナリオで使ってみてどうだったかを紹介します。
SAN値チェックしながら見てくださいね!
神話生物についてはこちらの記事をどうぞ↓
神話生物ってなに?
今回紹介するのは『ビヤーキー』という種族です(バイアクヘーともいいます)。完璧に主観ですが、TRPG回の中でも1、2を争うマスコットで可愛がられています。
粘土で作ってみました。ヘタクソだけどお許しを!
今回の内容
【基本的な特徴】
・見た目
・大きさは成人の1、5倍ぐらい。獣っぽい見た目だが、人間と同程度の知能はある。
・カラスでも、モグラでも、ハゲタカでも、アリでも、腐乱死体でもない見た目で、翼が生えている……と、よくわからない見た目だが、大抵の場合は、アリのような触覚、二足歩行にコウモリのような翼が生えている姿をネット上などで見かける。
・活動場所
・通常は宇宙空間の小惑星や彗星に住んでいるらしい。
・コミュニケーション
・知能は高く、独自の言語の他にも人間の言葉を理解して喋る事が可能らしい。
・その他
・召喚し従属することは可能で、そのまま乗ることもできる
※ただし、乗る際には、環境の変化や宇宙の真空に耐える必要があるため、事前に黄金の蜂蜜酒を飲んでおく必要があります。
この黄金の蜂蜜酒は、『黄金の蜂蜜酒の製法』という呪文で作ることができます。
【能力】
・かぎ爪や噛みついて吸血して攻撃する。
・呪文を知っている場合がある。
・聞き耳や目星ができる。
・尻には「フーン」という磁気を操る器官があり、これを使って飛行する。星間飛行も可能。
【考え方】
・知能は高いはずなのだが、イマイチ何を考えているかはわからず、召喚した者にはキチンと従うイメージ(主観)
【宗教や文化】
・ハスターに奉仕している。
【人間との関係】
・作品ごとに人間に協力的なシーンが多い(キチンとした手順を踏んでいるからなのかもしれないが)
【ビヤーキーの持ち物】
※資料がないためよくわかっていません。種族なのですが、文化とかはまったくわからず、自分的には種族というよりは馬や獣的なイメージが強いです。
【出典(データ&ステータス)】
※詳しいステータスは、6版、7版のルールブックから参照してください。
今回のビヤーキーに関しては
- 『クトゥルフ神話TRPG』
(6版の基本データやステータスを掲載) - 『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』
(7版の基本データやステータスを掲載) - 『ラヴクラフト全集5』の『魔宴』
(作品に登場)
『クトゥルー〈2〉永劫の探究 (1981年)』などの作品も参考にしました。
メインというよりは、誰かに使役されていると言ったケースが多いので、色々な作品にチョコチョコでているので、資料入手したら、更新します。
そこまでメジャーすぎる神話生物でもないので、画像、立ち絵などは多くはないですが、チラホラあります。
かわいい生物なので、いつの日か、いらすとやにも置かれてほしいです!
因みに『粘土でクトゥルフ』でフリー素材になっていますのでよろしければご活用ください。
【ビヤーキーに関する主観的な感想】
ここからは、ビヤーキーを自分のイベントやシナリオで使った感想を、主観100%で言います。
知れば知るほど可愛いです。
・味方にできる楽しさ
ビヤーキーはしっかりとした手順を踏み、呪文を使えば、召喚、従属、使役することができます。このシーンは色々な作品で見られます。
ラヴクラフト全集5の『魔宴』に関しても、ホラーな話ですが、不気味な村の住民たちはビヤーキーを従属し、ビヤーキーに乗ってるだけだったりします。
他の作品でも、使役されていますし、パトリック・トーマスが書いた『Surery You Joust』という作品では、騎士トリスタンがビヤーキーを『翼ある貴婦人』と呼び可愛がっているみたいです。
※ただ、これは資料を入手していないのでよくわかっていません! 『Cthulhu Unbound 2』に載ってあるみたいですが、翻訳されていないのです。
・サブにもメインにもなれる。
神話生物を出してしまうと、その神話生物がメインになってしまったりすることや倒すべき相手になってしまうことがありますが、ビヤーキーの場合、プレイヤーを補佐する存在としてだすこともできますし、敵の魔術師が使う、メインの敵の神話生物として使うこともできます。
・ちょうどいい強さ
敵の魔術師がティンダロスの猟犬をプレイヤー側に放ってきたら絶望的ですが、ビヤーキーなら、物理でどうにかできますし、耐久力も15ぐらいしかないので、なんとか撃退することは可能です。
また味方側にいても、ゲームバランスを破壊することはないので、物語を邪魔しないです。
・可愛い
いや、これは完璧に主観なのですがミ=ゴや深きものとかは、文化があり人間っぽい感じがする。ティンダロスの猟犬は獣っぽいのですが話が通じない感じがする。
しかし、ビヤーキーは知能が高く群れでも行動するのですが、『ペット感』があります。
実際、TRPGでも結構可愛がられているケースが多かったですし、終いにはせっかく召喚したのに、『一緒にご飯を食べて終わる』というケースすらありました。
【まとめ】
こんな感じで、自分のイベントに出てきた神話生物を粘土フィギュアにして紹介しますので、神話技能を増やしつつ見て頂けたら嬉しいです。
この記事を見て、ビヤーキーを気に入った方は是非、召喚してみてください。
アルデバラン星が地平線の上に出ている夜間だけ(北半球では10月から3月がベスト)に呪文を唱えるのがベストらしいです。
ただその時は、ビヤーキーは宇宙空間から高速で来るため、身体が冷えているので、お迎えするときは暖かい黄金の蜂蜜酒を用意してあげてくださいね。
◇オマケ:他作品に登場するビヤーキー◇
神でもないし、凄く知名度があるわけでもないのに、意外に多作品に登場していて驚きました。やはりマスコット的な可愛さが世間にも浸透しているのかもしれません。
・ビヤーキー(モンスターストライク)
株式会社MIXIより配信されているゲームアプリ、通称『モンスト』に登場するキャラ。
割と原作通りの鳥でも虫でも蝙蝠でもない姿で、全体的に紫色です。
・ビヤーキー(バトルスピリッツ)
バンダイのトレーディングカードゲーム、通称『バトスピ』。
虫みたいな羽の生えたキャラ。
・ビヤーキー(ペルソナ5ザ・ロイヤル)
アトラスから販売されたPS4用ロールプレイングゲーム (RPG)に登場するペルソナ。
黄色に蟻のような体。
・ビヤーキー(Save)
クトゥルフ神話をモチーフにしたフリーゲーム『Save』では仲間のキャラクターになっています。
「ぎゃるぎゃる」と鳴き、非常にかわいいです。
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